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アセンションについて③

本日も長文です

今まではシュタイナーの主張から、天使存在(高次元存在)がいかに現在の人類存在と密接な関係性の下、発生し、進化して来たのかを簡単に記しました。

またシュタイナーは、古代インド文化(今日の歴史上では認識出来ないほどの古代のことだそうです)の思想体系はアトランティスの頃の秘儀や古代の聖仙(マスター、マイスター、アデプトと呼ばれる存在)からの教えに強く影響を受けた文化としています。
またアトランティスへの記憶、憧れが強かったため、「精神世界こそが、我々存在には重要であり、物質世界には価値がない」という考え方が根本にあったとしています。
今、私達の認識している歴史上の古インド期から現存している多くの聖典「ヴェーダ」についても、その頃(アトランティス)の「偉大な師たちに守護された崇高な叡智の本来の姿を描いておらず、その淡い残照でしかない」と述べています。
ですが、シュタイナーの次元上昇サイクルについての見解は、主にインドの思想がベースになっているようです。

今回はインドの宇宙観をご紹介しながら、現在アセンションという言葉が指す一つの世界観を探っていければと思います。

では まずインドの宇宙観についてです。

ブラフマー(梵天)の昼と夜はそれぞれ一劫(カルパ)とし各43億2000万年(人間を基準にした時間の長さにして)であり、世界は一日の始まりに創られ、一日の終わりに破壊され、同じ期間眠るとしています。(この一劫のことを西洋ではAeonと呼び霊的、物質的世界の構造の分野で使われる創造の単位としているそうです)
そしてブラフマーの一年360日は720劫となり、100年分繰り返されると(72000劫、311兆400億年)ブラフマー神の寿命が尽き、ブラフマーの創造世界は消滅します。ですが、このブラフマーの一生はヴィシュヌ神の一昼夜(一日)に過ぎないとも言われます。
*ヴィシュヌとブラフマーについてはどちらが先に生まれたのか、派閥によって多少見解が異なります。ブラフマーの一生がヴィシュヌ神の一日としているのは、ヴィシュヌ神が最高神であるとするヴィシュヌ派の方たちのようです。

以下詳細な年数の捉え方です。

*神年 1年=360年 神の一年は人間の一年間に相当し、人間の360年が神にとっての一年となります。
*マハーユガ 12000神年(人間からすると432万年)
*カルパ 1000マハーユガ(一劫 人間からすると43憶2000年)
としています。

そして各ユガ(期)という概念はマハーユガ 432万年を4:3:2:1で分割し、それぞれの期間において上昇(アセンション)下降(ディセンション)が起こり、上昇点を通過し,下降期に移ると共に法、徳、知識、知力、寿命、感情、肉体が徐々に低下していくとしています。

サティヤ(クリタ)・ユガ 4800年×360年=172万8000年
トレータ・ユガ 3600年×360年=129万6000年
ドゥワーパラ・ユガ 2400年×360=86万4000年
カリ・ユガ 1200年×360年=43万2000年
神の一年、神年を一年とし、人間の360年をかけると人間の時間となります。

この計算方法には他の捉え方もあり、以下に記しますが、スワミ・スリ・ユクテスワ師はこの説は間違っているとして訂正しています。
(私自身は宇宙における時間軸では上記の年数サイクルが妥当ではないかなとも思いますが)

このユガという概念について記載された最も古い文献の一つであるマヌ法典には各サイクルが4800年、3600年、2400年、1200年の合計12000年で、1サイクルが24000年とされています。
マヌは古代の聖仙です。
(この聖典には太陽年よりも長いデーヴァ(神々)の時間が触れられていないという説もありますが、ユクテスワ師はこれは古代の叡智を理解出来ない暗黒時代カリ・ユガのサンスクリット学者による法典の解釈への誤りとしています。ユクテスワ師は黄金時代サティヤ・ユガの聖仙マヌの教えを用いているのです)

シュタイナーはこの説を元に現在のユガ(期)について述べていますし、ユガの概念を「聖なる科学」に著したインドのスワミ・スリ・ユクテスワ師もこの年数を1サイクルとしています。

サティヤ(クリタ)・ユガは徳が支配する時代 (黄金時代)
トレータユガは徳が3/4、罪が1/4(白銀時代)
ドゥワーパラ・ユガは徳が1/2、罪が1/2(青銅時代)
カリ・ユガは徳が1/4、罪が3/4(暗黒時代)とし、
暗黒時代カリ・ユガの時代には精神性が最も低くなり、霊的世界や精神世界への感知、認識能力が最も低下するとしています。

シュタイナーは、キリスト生誕前BC3101年に5000年間のカリ・ユガが始まり、この時代に神霊世界への扉は閉じられたとしています。
シュタイナーのカリ・ユガの期間はスワミ・スリ・ユクテスワ師とは異なるもので、シュタイナーの計算によると、1899年にカリ・ユガは終わったとしています。

透視力(霊的世界を感得するあらゆる能力)はある時代に止んだのです。
その時点はキリストの3101年前です。その時点で、人間は古代の透視力を捨てました。
その時以前は、漠然とした霊視力が、もっと昔には、はっきりと神霊世界を見ていました。そのころ、人間は物質的なものを無意味なものと見ていました。それが黄金時代です。その次が白銀時代で、人間はまだ神霊世界を見る事が出来ました。次いで、青銅時代がやって来ます。青銅時代には古代の霊視の思い出がありました。そして紀元前3101年に、次の時代、私達の時代が始まります。この時代に神霊世界の扉は閉じられました。

エーテル界へのキリストの出現
ルドルフ・シュタイナー 
西川 隆範

暗黒時代が始まって3000年後に、ゴルゴタの秘儀(シュタイナーはそう呼んでいます。イエスキリストの磔と復活の一連を指しています)が起こります。
*キリスト生誕の時期は説により様々です。この違いによりこれらの時期は変わっていきます。
それは、カリ・ユガの時期の人類が神々へと上昇(神の世界を感得、感知)出来なくなった人類のために、一柱の神が下ったとしています。
人間の個我(個としての魂)は、カリ・ユガにおいてのみ存分に生きる事が出来るとし、それ以前の個人には個人という認識は今よりも薄く、集団、民族の一員、一部として個を認識していたようです。
(このキリスト(意識)とイエスの関係性にも多くの意味があり、神そのものが人間という(イエス)肉体の中に入り、肉体としての死を経験する必要が重要であった事といいます。この件についても追って記していければと思います。イエスが他のアデプト、マスター、マイスターと何が異なるのかを理解しておく事は、アセンデットマスターという存在への理解にも繋がると思います。)
現在の時点でカリ・ユガは終了し、今現在はドゥワパラ・ユガ(目覚めの期間、いわゆる上昇期)に入ったとしています。
このいわゆる上昇期にあたる移行期を多くの人々がアセンションという言葉と結びつけ、スピリチュアルムーブメントと共に世間に広まったのではないでしょうか。

では、さらに深堀していきます。


以下の図はトランヴァロ・メルキゼテク氏「フラワー・オブ・ライフ」にある図を引用させて頂いています。彼はスワミ・スリ・ユクテスワ師の「聖なる科学」によりこのユガの周期を書籍内で用いています。

トランヴァロ・メルキゼテク著
フラワー・オブ・ライフより

この銀河の中心に最も近づいた時に私達の精神は一番高まるとしています。
スワミ・スリ・ユクテスワ師は「聖なる科学」において、天体の周期に基づくユガ(期、宇宙的季節)に関する数学的計算によれば、この世界は現在(1894年時点で)ドゥワパラ期に入っており、ドゥワパラ期を194年分経過したとしています。
計算的にはシュタイナーと異なっていますが、現代は同じくドゥワパラ期である事を書籍では述べています。

われわれの太陽系において、衛星は惑星のまわりを公転し、惑星はそれらの衛星を従えて自転しながら太陽の周りを公転しているが、東洋の天文学によれば、太陽にはまた、対の関係にある星があって、太陽はその星のまわりを惑星や衛星を従えたまま、一周につき24000地球年の速さで回っている。天体のこの運動によって、天球図の分点は後退しながら移動する。太陽はまた、もう一つの運動をしている。すなわちヴィシュナビーと称する宇宙大中心のまわりをまわっているのである。このヴィシュナビーは、創造力ブラッマ(宇宙磁気)の座である。ブラッマは、ダルマ(内的世界の精神的特性)に与え、これを支配している。
太陽が対の星を周りながら、この宇宙大中心ブラッマの座に最も近い位置に来た時(これは秋分点が牡羊座の始点に来たときにあたる)、精神的特性ダルマは最高に発達し、人類は全てを➖宇宙霊の神秘までも➖会得するようになる。

聖なる科学
スワミ・スリ・ユクテスワ

このようにスワミ・スリ・ユクテスワ師は述べています。
また、この天球の分点の移動についても、太陽と対をなす天体によるとしていますが、現在の科学で言われている歳差運動を指していると思われます。
今後宇宙に目線を向けていった際、この歳差周期を管轄している高次存在にも注目していきます。

歳差運動(地球の歳差:地軸の(コマ振り)すりこぎ運動、赤道の歳差:地球の歳差運動による春分点の移動)
地球の地軸(自転軸)は、地球の公転面に対して23.4度傾いています。
地球は赤道部分が僅かに膨らんでいて、太陽や月、その他の天体の重力による潮汐力によって、その赤道の膨らみを黄道面と一致させようとする方向に向けて起こるトルク運動が要因であるとしています。
(トルク:固定された回転物に対して物体の回転時に働く力の大きさ、回す力・ひねる力の事)
歳差運動によって23.4度の傾きが少しずつ変わり、約13000年後には反対側に傾き、季節が入れ替わる現象であり、地球の歳差運動が原因で、春分点が毎年72年で約1度、西へ移動。このため約2160年で30度移動します。
13000年後には現在の春分の位置に秋分の位置が来ることになります。
この動きは約26000年周期(25816年や25920年など説は様々です)で一回りするといわれます。
そしてこれを現在ではプラトン大年とも言われます。(グレートイヤー)

ですが、このプラトン大年は本来はプラトン数を基にした36000年を指すそうです。
今現在そのように言われるようになったのはBC150年頃ヒッパルコスが歳差運動を発見してからプラトンの名と紐づけられての事だそうです。

プラトン数
西洋における整数の代表例で、12960000をいう。プラトンの《国家》第8巻に言及があると由来し、アダムJ・Adamに代表される次のような解釈が有力である、
すなわち、12960000=216×60000であり、ここで216とは人間が母体に留まる最短の日数を示すとされる。216はさらに3³+4³+5³,35×6+6の形に書き直せるが、これらはそれぞれ216がピタゴラス学派以来宇宙の要素を表す数として尊重された3,4,5の3の乗、調和数35(6+8+9+12)の6倍と結婚数の和であることをも示す。一方、12960000=360×36000と考えれば、1年を360日とした場合の36000年を指す事になるが、これはいわゆる<プラトン大年magunus Platonicus annus>(プラトン年Platonic yearまたは大年great yearともいう)に一致する。<プラトン大年>とは、現在では一般に、春分点が歳差によって黄道を一周するのに要する時間(約26000年)とされているが、古くは、地球を巡る8天体(太陽と7惑星)が元の位置に戻るのに要する時間を良い、36000は<完全数>の名で呼ばれる事もあって宇宙の更新が行われる聖なる周期と考えられていた。(省略)このように12960000は、それ自体聖数である象徴性の高い数字から成るばかりでなく、小宇宙(ミクロコスモス)たる人間と大宇宙(マクロコスモス)の生成・発展・回帰にかかわり、それを統御する数と考えられ、特別の関心が払われてきたのであった。その意味で、インドにおける第2番目のユガであるトレータ・ユガが1296000年、中国北宋の学者邵雍(しょうよう)が《皇極経世書》で述べる一元が129600年と、桁こそ違えどプラトン数と不思議な暗合を示す事は興味深い事実であり、古代バビロニアに遡る聖数観の東西への伝播も推測される。

コトバンク
松宮 由洋

現在のモダン占星術(西洋現代占星術)では春分点を宇宙元年としていますが、これは地球を中心にした考え方がベース(ジオセントリック)です。
また天球360度を均等に30度(ハウス)に分けたものを黄道12星宮とし、黄道12星座をそれぞれの宮に当てはめているだけです。
ですので実際の天球上の行動12星座の配置とは異なっています。

天球上の星座は黄道には13星座あります。13星座を12星座にしたのはその頃(バビロニア)使用していた太陰暦に適合させるためとも言われます。

そして太陽を中心にして地球を見ると、春分の時に地球は乙女座の位置あります。
ですが、宇宙目線で言えば、本来は星座の概念もありませんし、地球中心、太陽中心の捉え方もナンセンスなのです。
それ自体が人間存在のみの目線であり、人間が地球というフィールドから外の世界に出ていく事が出来ない大きな理由でもありますし、今の私達の人類の精神レベルでは、宇宙高次元の世界へでは受け入れてもらえない程低いものでもあるのです。
今後人類を卒業し、宇宙生命として宇宙に参加できるようになった頃には、現在のモダン占星術は意味をなさなくなります。
(余談ですが、私はこの事をガイドから言われ、今後は新しい概念のホロスコープリーディングをしていこうと思案中です。)

続きます
現在の天文学上、この地球の歳差運動に起因する春分点の移動を赤道の歳差と呼び、これに伴い北極点が変わります。現在はこぐま座α星ポラリスを極星にしています。今後はケフェウス座のエライ(2000年後)、白鳥座のデネブ(約8000年後)、こと座ベガ(1万3000年後)に移動していきます。また古代エジプト(約5000年前)では、極星はりゅう座α星トゥバンであったとしています。
こぐま座とりゅう座は低次進化の境界のゲートであり、古代バビロニアに現在の天文学を与えた存在で、それらに地球の根源人種はコントロールされてているそうです。この2星座のエネルギーから逃れるために他の宇宙生命(高次存在)の介入がなされています。
高次元存在には様々な意図を持ち、様々な理由で地球に介入してきています。彼らには彼らの目的があり、必ずしも人間に(のみ)利益をもたらす存在ばかりではないのです。
今後この地球根源人種のコントロールについて、またそれ以外の宇宙人種についてもお伝えできればと思っています。今回は省略します。


以下の図はスワミ・スリ・ユクテスワ師の「聖なる科学」に挿入されているもと同じ図ですが、引用元はトランヴァロ・メルキゼテク氏のフラワー・オブ・ライフからになります。

トランヴァロ・メルキゼテク著
フラワーオブライフより

矢印部分は、スワミ・スリ・ユクテスワ師が聖なる科学を著した時期、1894年の太陽から見た地球の位置です。(秋分点です)
その頃の春分点は対極の魚座ですね。
スワミ・スリ・ユクテスワ師は世界は西暦499年に魚座ー乙女座に入り、2000年後の西暦2499年に水瓶座ー獅子座に入るとしています。
ですが、この暦に関しても現在の標準グレゴリオ暦に至るまでに、それぞれの文化で、それぞれの暦を使用してきたでしょうし、どの暦を使用し、いつそのカウントを始めたのかにより、それらの数字は異なっていきますので、余り拘る必要はないと思います。

また、実際に春分の日に地球を太陽から見ると乙女座に位置しているので、巷で言われている風の時代の解釈とは異なります。乙女座は地の星座です。
実際の春分点は魚座ですし、こちらは水の星座です。
ですが、モダン占星術からの視点(地球を中心と考え、見かけ上の12宮の概念からすると)から言うとグレートコンジャンクション(土星と木星の合)は風星座で起こり、時代を動かすとされる冥王星も風星座に移動するタイミングにある事から水瓶座、風の時代の名が世に広まったのでしょう。

それらは天体のエネルギーなので、本来は境界線も大まかですし、この詳細な年数に拘り過ぎると大局をも見失ってしまいます。どの意見も視野も取り入れながら、自分の在り方を見出していければ良いと思っています。
(正しい、間違いの世界にいると事物の捉え方は小さくなっていきます。俯瞰して捉える事によって、すべての物事における共通項を見出すきっかけが生まれてきますよね)

以下はスワミ・スリ・ユクテスワ師の「聖なる科学」より、ユガ(期)の概念になります。
上記の引用の続きです

〔20世紀の初めには、秋分点は乙女座の恒星の位置にくるが、それは上昇ドゥワパラ期の初期にあたる〕
それから12000年たつと、太陽は、その軌道上で、宇宙大中心ブラッマから最も遠い位置にくる(これは秋分点が天秤座の始点に来た時にあたる)。このとき、精神的特性ダルマは最低となり、人類は物質を超えた形而上の存在を何も理解できなくなる。同様にして再び、太陽がその軌道上を宇宙大中心に最も近い点に向かって進み始めると、精神的特性は発達し始め、12000年後に再び最高潮に達する。
これら各々の12000年という期間は、外的な物質世界にも、内的な精神世界にも、根本的変化をもたらす。そして交互に働く一対の偶力のように周波を形成し、それぞれダイヴァ・ユガと呼ばれる。こうして太陽は24000年で、その対をなす星の周りを一周して、12000年の上昇ダイヴァ・ユガと12000年の下降ダイヴァ・ユガから成る一つの周期を完成するのである。
精神的特性ダルマの発達は漸進的で、12000のダイヴァ・ユガは四つの段階に分けられる。まず、最初の1200年間(その間、太陽は、その軌道の1/20を進む)カリ期(ユガ)という。この期間は精神的特性ダルマの発達の第一段階で、1/4だけ発達する。この間、人間の知能は、この絶えず変化する創造活動のいちばん外側の世界である物質界しか理解することができない。
次の2400年間(その間、太陽はその軌道の2/20を進む)をドワパラ期(ユガ)という。この期間は精神的特性ダルマの発達の第2段階で、半分まで発達する。そして人間の知能は、この物質界を作り出している原理である精妙な‘電気的力‘を理解する。
次の3600年間(その間、太陽はその軌道の3/20を進む)をトレータ期(ユガ)という。この期間は、精神的特性ダルマの発達の第3段階で、人類の知能は、物質界を作り出している精妙な電気的力の、そのまた源泉である聖なる`磁気的力‘を理解する。
最後の4800年間(その間太陽は、その自動の4/20を進む)をサティヤ期(ユガ)という。この期間は、精神的特性ダルマの最盛期で、人類の知能は、宇宙のすべてを―現象の世界を超えた宇宙霊なる神をも―理解するようになる。
サティヤ期の偉大な聖哲(リシ)マヌは、その著書サンヒターの中で、これらのユガについて、次のように説明している。
「4000年間はクリタ・ユガ(サティヤ期すなわち黄金時代)と呼ばれる。その前に400年の薄明期(前移行期)があり、後には400年の薄暮期(後移行期)がある。他の3つのユガは本格期と、その前後の移行期が、それぞれ1000及び100年ずつしだいに短くなる。これら4つの段階から成る合計12000年の期間を、神々の1年という。神々の1000年をブラッマの一日(昼)と言い、それと同じ長さの夜がある」

聖なる科学
スワミ・スリ・ユクテスワ

上記はユクテスワ師の「聖なる科学」の冒頭の一部ですが、ここに聖哲(リシ)マヌの名があります。これはシュタイナーの言う古代の聖仙の教えを地かに受けた方でもあり、偉大な7人の聖仙の師としています。シュタイナーはマヌとモーセと同じ人物(転生者)としています。実はプラトンもこれらの叡智を受けた存在なので、全ては繋がっていくのですが…

今後、この進化のレベルの状態についての詳細も記載していきます。
上記のドゥワパラ・ユガの電気的力については、人間の神経系、内分泌系、腺におけるチャクラの働き、またそれらを司っているエーテルエネルギーの事を指しています。そして次のトレータ・ユガの磁気的力については現在の人間の発達レベルでは説明しようがないとの事で詳細説明はありませんでした。

このように古代の叡智に遡っていくと、私達の知り得ない偉大な叡智が眠っている事に気付きます。

ですが、逆にこれらの情報の出自や人物についての正確さについて、これまでも多くの人がそこに拘り、それらが議論の対象となってしまっています。
注目し、議論するのはそこではなく、その教え、叡智に何を学び、何を得、何を自分の知恵とするのか、いかにして自分自身を人間という存在で表現していくのか、またどのように在るべきか見出すために彼らの叡智を学び取る事が重要であると思います。

今回も長々と記してきましたが、これらの教えは古代の人々の叡智のほんの一握りでもあります。
今後はシュタイナーの見地以外からも、人類進化について探っていきたいと思います。

アセンションについては、このユガの概念以外にも多くありますが、なぜ、これらが水瓶座、風の時代と結びつくようになったのか、まだまだ、探求の余地はありますね。そして占星術がこれら古代の叡智と切り離しては考えられないのかも今後に繋がってきます。
私自身は、ガイドの導きによって西洋現代占星術を学ばされ、その後、インド占星術にまで足を延ばし、さらに宇宙の目線へと誘われていったのか、未だゴールが見えていません(笑)
流れるように次へ次へと動き(動かされています)今はそれらの情報の統合を促されています。
現世的には全く利益、価値のないものと思われるでしょうが、この意味の無い、価値の無いものに思える事にこそ人間存在の意義があるとも教えられていますので、私の時間の許す限りこれらの探求は続けていくと思いますし、情報をシェア出来れば幸いです。

最後に
私自身は本来学もなく、これらの情報を統合、理解する知識は持ち合わせてはおりません。
導かれるように(一度全部捨てた)書籍を次々に購入し、コレクションのように溜まっていくそれらを以前は全く理解する事も出来ませんでした。また多くの科学的情報はインターネットが元になっています。整合性がとれない部分や、誤字脱字などお見苦しい点がございます事、ご了承ください。

ではまた

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