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剣の夢①

始まりはこの夢からでした
これはモン・サン・ミシェルにある
大天使ミカエル像です

私は夢でこのミカエルの視座にいました
その時は
「何だこれ?」
「誰だこれ?」
「何でこんな所ににいるんだ?」
と思っていました
夢を見たその当時
スピリチュアルも天使も何も知らなかったのです

仏教系の事柄は幼い頃から
祖母の影響で知ってはいましたが
天使的存在に至っては架空の存在であるとしか思っていませんでした

私は何かの塔の先端にいますが怖くはありません

次の瞬間
私はそのミカエル像を見下ろしています
黄金のその像は
右手に大きな剣を持っていました
私の視点は
その剣にフォーカスする様に動きました

次に
私は空中から
まるでドローン撮影の様にミカエル像の周辺を
飛んでいました

(その当時(今から20年以上前)に
ドローンはありませんでしたので
その様な光景だったなと今は思っています)

また視点が動きます

次は目線が広角に移り
その風景全体が映ります
遠浅の海が広がり
干潟の様な光景です
それは朝陽なのか夕陽なのかは分かりませんが
茜色に染まった水面が広がっています

またゴシック風の教会の塔の装飾も見えます
(これもその当時、何であるかは理解していません
何かの塔の先端が幾つかあるな程度の認識です
数年経ってから、ゴシック風の様式であったのだと認識しました)

次にまた像の視座に戻ります
そしてこの茜色に染まる景色全体と同じく
そのミカエル(その当時は誰ですか?この人って思っていました)
の燃えるような強い意志が感じられたのです

それは闘争心とか
誰かを攻撃するようなエネルギーではありませんでしたが
赤々と燃える炎のような情熱に感じられたのです

でも私にはそれが何を意味し
何の為の情熱なのかも理解出来ません
「ふーん 
貴方の今の気持ちはそうなんだ 燃えてるんだね! わかったよ」
と思った途端に
その夢は終わってしまいました

その夢はフルカラーであり
情景がリアル過ぎていて
鮮明に記憶していました

スピリチュアルが世界に広まる前だったので
夢のメッセージや夢の質
どの領域で見た夢なのかなど
今と違って全く情報が無かったですが
印象深い夢でしたので
その後も忘れる事はありませんでした

私は19歳から20歳にかけての一年間
フランス料理の修行のために
留学していた事があり
モン・サン・ミシェルにも訪れた事があります

その風景を見た時に
あの時の夢に
ここの景色が似ているなとは思っていました

ですがその当時の私は
フランス料理にしか興味がありません
モン・サン・ミシェルといえば
オムレツ
プレサレ(干潟の潮を含んだ牧草を食べた羊肉)
ブルターニュの牡蠣
などなど
美味しい物にしか目がいきません

モン・サン・ミシェルには数日滞在しましたが
一度だけ修道院の上にはいきました
「ココってって監獄だったんだよね」
「キリスト教とか意味分かんないし
興味ないわ」
「早くオムレツ食べよう!」

ものの数分で見学終了(笑)
今思えば勿体ない事をしたと思います

それから数年後
色々あって
スピリチュアルな世界
精神世界の事を深く追求する様になりました

それからです
このモン・サン・ミシェルの
ミシェルが大天使ミカエルだったという事を
はっきり認識したのです

きっとフランスに滞在していた当時
モン・サン・ミシェルの説明を聞く機会が
あったと思います

『ミカエルのフランス語での
読み方はミッシェルである』
と聞いた記憶も残っています

ですが、全く興味が無かった私は
「へー誰それ、知らんわ」
と完全スルーしたのです

ごめんなさい
大天使ミカエル

大天使の事
ミカエルの事
ミカエルのお役目
夢の景色の事

いろいろ知って
それぞれの点が繋がって
ようやく夢の内容の詳細が理解出来たのです

私はその夢の中で

モン・サン・ミシェルという
修道院の塔の上に置かれた
大天使ミカエル像の視座に居て
大きな剣を手に持ち
茜色に染まる干潟を見下ろし
燃える情熱を世界に向けている

その
大天使ミカエルと意識を同調させていた

また
それをも俯瞰して見ていた

という夢の情景を理解できました

ですがこの時点で
この夢の本当の意味する所を
理解するには至っていませんでした

この後に続く夢
ごく最近に見た夢
全てが繋がる時がきます

そして
それは私の魂の統合に繋がっていきます

剣の夢②に続きます












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