真夜中のポケットのなか
泣き顔と笑い顔のあいまで
手を振るあの子は
きっとわたしだね

たいそうな話じゃないから
ぽつりぽつりと言葉をつなぐ
そうしてるうち眠りについた

どうして夜は重いのだろう
なんでもないって思いたいのに

真夜中のポケット
手をふり

明日のほうを見ている