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怒りを我慢しない生き方のススメ

 【怒りの三原則】
怒りをマネジメントすることが話題になって久しいですが、
「アンガー・マネジメント」を習ったのにうまく実践できない…とか
そもそも、怒りを表現することが苦手…という人から多く相談を受けます。

怒りを感じない、または怒りを表現しなくても、健康で楽しくて、まわりの家族関係&友人関係も良好な人は大丈夫だと思いますが、

ここでは
腹が立ってもうまく言えなくてガマンしてしまう人、
怒りを表現しないことで、まわりから舐められて損してしまう人、
短気ですぐに怒ってしまい、失敗して自己嫌悪になっている人、
ケンカや争いごとが嫌い(苦手)で人を傷つけたくなくて怒れない人、
何かとイライラしやすく、怒りを適切に処理できていない感じがする人、
何かのおりに過去の怒りがよみがえって来てつらい人、
「もっと優しい人、温厚な人になりたい…」と思っている人
、が

安全に怒りを表現し、上手にコミュニケーションするために
知っておいていただきたい3つの重要なポイントを、
「1週間で深い怒りを消すスピリチュアル・アンガーマネジメント」のワークの中から抜粋してお伝えします。

怒りを大切に♪

人には、怒(いか)るべき時がある

怒りを大切に.1」でも書きましたが、「怒り」は大切な感情です。
そして、人には、怒(いか)るべき時があります。
「怒り」は、“危機を伝えるアラーム”なので、それを感じて表現しなければならない時があり、そのポイントを【怒りの三原則】と名づけています。

1.命にかかわること。
2.ケガや、病気にかかわること。
3.人権(自尊心)にかかわることや、経済的な損失にかかわること。


—以上3つ(厳密には5つ)の場合には、
人は「怒り」を感じて、その状況に対処するために上手に表現する必要があります。
というのも、
人は「まず命、命に準じる身体の健康、そして心と生活の健康」を守ることが先決で、
もしそれをおびやかされたら、怒りを通して解決するようにできているからです。

これを知っていると、逆にむやみやたらに怒らなくなると思います。
「怒るべきとき」が解っていれば、ほとんどのことには怒らなくて良いのだと気づきますから、アンガーマネジメントが楽になります。

スピリチュアルでは、「喜怒哀楽」は人生のガイド(魂のメッセージ)と言われ、大切に扱わなければならないものです。(「喜怒哀楽を大切に」参照)

じつは、私はカウンセラーになる前のマンガ家時代に、「いい人(怒らない優しい人)」になりたいと思って、怒りをガマンしすぎたために鬱状態になりかけたので(笑)、感情を抑え込むことがいかに危険なことか知りました。

怒りをスマートに表現するために

うまく怒れないのは「怒るべき時」を知らないから

人には怒(いか)るべき時があります。
正確にいうと、「怒りを感じることで、危機を察知し、解決のために上手に表現をする(アピールする)べき時」があります。
それを3つにまとめたものを「怒りの三原則」と呼んでいるので
ここから、1つずつ詳しく解説していきますね。

その前に、
感情の解説として、怒りの前の「第一次感情」と呼ばれるものがあります。
何かでショックを受けたとき、怒り出す直前までは、
ほんとうは悲しいとか、怖いとか、不安が起きていて、脳や身体にはそれに合わせたホルモンが分泌されている…
自分が思ったとおりのこと・期待していたこと以外のことが起こって動揺すると、それが恐怖に変わりやすく、そのとき出るホルモンがノルアドレナリンやアドレナリンなので、「怒り」という感情に繋がりやすいわけです。

もし思った通りじゃなくても、ポジティブに捉えることができると、
分泌されるホルモン(ドーパミンなど?)が違うので、
ただ驚いているだけの人がいたり、あとで家に帰ってから怒りがくる人がいたりするのも頷けると思います。

大事なコミュニケーションが伝わっていないとか、誤解されている悲しさや空しさは怒りになりやすいですし、
がっかりしている失望感は恐怖につながりやすいので、そのまま怒りに変えて恐怖を打ち消そうとすることがあります。
キレるという状態です。

悲しみをガマンしすぎると危険

善いか悪いか、正しいか正しくないかではなく、
驚き、悲しみ、不安、恐怖、絶望などの「第一次感情」を一発逆転するために、「怒り」という感情を奮い立たせて行動を促していた…そう考えると、
これまで起きていたことは理にかなっていると思いませんか?

ときに、パワーハラスメントにあった人が、怒りをガマンし抑圧したことで統合失調症になった例では、治療に入るまで「怒りの感情」を失っていたりします。
科学的な検証はあとで偉い先生方が根拠を見つけてくれると思うので、
すぐに実践できるお話をしますね。

「怒りの三原則」とは

1.命にかかわること。

命にかかわる出来ごとは、怒りを感じるようにできています。
「それ」を放っておくと自分や大事な人の命を奪われたり、他者の命を奪ってしまう可能性があるときは、しっかり対処しなければならないので、
感情として「ムカッ(イラっ)」ときたり、「カーッ」となったり、
「おいおいっ!それはないだろう?」「やめてくれ!」と感じるはずです。

--たとえば
車道に子どもが飛び出してしまったとき、いつもは温厚なお父さんやお母さんでも「あぶない!」「こらっ!」と怒鳴ることがあると思います。
それは、一瞬で子どもの行動を止めないと「命を失う危険」があるからですね。

焦る女性
危険を回避するための怒り

刃物を振りまわしている男が、勢いよくこちらに向かって来たときには、
笑顔で「どうしたんですか~?」「だいじょうぶですか~?」などと言ったりする前に、「うわぁ!」と思って避けたり、とにかく逃げるか、
「えっ?ちょっと何が起きてるの!?」とドキドキするはずです。
(ここで、心が傷ついて捻くれた人や、戦場での訓練を受けた人だと、「いや私は相手に話しかける余裕がある」と言うかもしれませんが、大多数にあてはまる例を書いていますのでご了承下さい)

このときのドキドキは、ノルアドレナリンやアドレナリンホルモンの作用なので、感情としては「恐れ」か「怒り」を感じることになります。
そのホルモンを使って、
「戦う」か「逃げる」かを選択し、行動に移すわけです。
危険なものを戦って排除するか、危険なものから逃げて安全を確保するかを
判断する状況です。

この場合、即断即決が求められますから、瞬間的なパワーを必要とします。
怒りは、爆発的なパワーとなる感情なので、理にかなっていると思います。怒りは、本来「命の危険」を回避するために必要なホルモンやパワーを出すための感情。その本来の使い方をスマートに行うことが大切だと言えます。

2.ケガや病気にかかわること。

「命に準ずるもの」という意味で、「それ」を放っておくと、ケガをしたり、病気になってしまうようなやりとりにも、
怒りを感じて「ムカッ」となったり「イラッ」ときたりするはずです。

--たとえば、
食べ物や飲み物に毒になるものを入れられたら、「はあ?」「ちょっと何やってるの?」「信じられない‼︎」となるのは当然です。
発がん性物質や放射性物質などが万がいち混在しているかもしれないなら、食物や添加物に対して人が疑ってかかるのは当然なのです。
放っておけば、病気になったり、悪化すれば死ぬかもしれないなら、
【怒りの三原則の1】にもあてはまるわけですから。

--たとえば、
彫刻刀やカッターをふざけて振りまわしているクラスメイトがいて、
それだけなら自分は逃げられるかもしれないし、誰かが注意してくれるかもしれないけれど…という状況。
でも放っておくと、刃物が当たってケガをするかもしれない。
すると、「何やってるんだよ?危ないじゃないか!」「やめろよ!」とか
「いいかげんにしなさいよ」と思うのが当たりまえなはずです。

戦うか逃げるかを即断即決

できれば説得して制止したいのですが、ムリだと判断したら逃げなければなりません。このときも、最速での決断が求められますから、怒りによる「逃げるか、戦うか」パワーを必要とします。

お気づきだと思いますが、大事なのは「怒りを感じて、対処すること」ですから、怒って怒鳴ったり、やみくもに相手を殴ったりしろということではありません。
でも、相手がそれをやめてくれないときは、あなたが「困っている」「心配している」「腹を立てるくらいつらい思いをしている」ということを相手に伝える必要がある。
相手に伝わるコミュニケーションを選択して、相手を静止する目的を達成するする必要があります。

3.人権や、経済的損失にかかわること

名誉を傷つけられるような人権にかかわることや、詐欺に遭ってお金を騙し取られるような経済的な損失にかかわることの場合、
すぐに命を奪われるわけではないし、目に見えるケガや病気にはなっていないけれど、放っておくと結果的に心身の不調につながることにも、怒りを感じる必要があります。

人権は自尊心にもつながっていて、正当な約束・信頼を裏切られることは不安のもとになります。
人として、健康・健全に生きるために持つべき「プライド(この場合は自尊心・自分を大切にする気持のこと。セルフイメージとも言える)」を奪われたら、ちゃんと怒りを感じて、それを表現するか、
その状況を解消するために対処しなければなりません。

—たとえば、
いじめや虐待にあったり、正当な理由なしに自由を奪われたり権利を奪われたりしてはならないわけで。
パワーハラスメントに遭ったり、挽回できないような恥をかかされたりしたときに、「ムカッ」としたり「カチン」とくるのは、【怒りの三原則3】に当てはまるからです。(ワークショップでは具体的な実例を出しますが、ここでは省略します)

また、
市民の安全を守るはずの警察官が一般人を襲ったり、
医者が自己の利益のために患者の病状を悪化させたり、
消防士が放火をする、教職員が生徒を傷つける、など
公的なお金を受けとる立場での責任の放棄、役職役割の立場を利用して信用を失墜させる行為もここに入ります。

不動明王
そこは怒るべきところ…

そして、経済的な損失は、詐欺(サギ)などにあって大事なお金を奪われたときや、労働の対価が割りに合わないとき。
モヤモヤするとしたら当然と言えます。
怒りを感じて暴力的になったり、怒鳴りこむ人もいるかもしれませんが、
絶望して自暴自棄になったり、怒りを自分自身に向けて自虐的な言動をしたりすることがあります。怒りを外に向けるか、内に向けるかのちがいです。

お金は、ふつう「労働の対価」(報酬)として受け取っているので、
その労働に使った時間とエネルギーを強奪されたことになるなら、腹を立てるのはあたりまえと言えます。
時間=命の長さ」でもあるので、失った時間とエネルギーを取り戻せなければ、寿命も少し短くなったことになり、【怒りの三原則の2】にもあてはまってきます。

なので、ラクに(「濡れ手で粟」な感じで)お金を得た人が、
それを失ってもあまり悲観しないときは【怒りの三原則】に当てはまらないから、ということもわかると思います。
会社のお金や税金を着服してギャンブルに行って負けても、罪悪感はあるけど、強い怒りにはならない場合があります(逆の人もいますが)。
痛くもかゆくもないなら、怒りという感情はわかないからですね。

お金の損失は詐欺だけではありませんが、サギにあって騙されると、つい自分の不注意ではないか?と落ち込んでしまう人も多いので、
むしろ騙した相手に怒るべき(抗議するべき)問題だということを忘れないでいただきたいです。(詐欺師は心理学的なテクニックを持っているプロなので、戦うために助けを求めて専門家に相談することをおすすめします)

投資やビジネスなどお金儲けでサギに騙されるというケースは多く、
「強欲だから(肥大化した欲望のせいだ)」と非難されやすいのですが、その場合はその人の「価値観」や「愛情の欠如」など「インナーチャイルドの心の傷」が元となっていたりするので、同じ被害を繰り返さないためのカウンセリングをおすすめします。

スピリチュアルでは「自分を騙す人は、人からも騙される」というので、気をつけていただきたいと思います。

どんなに温厚な人でも、この三原則で怒りを感じない場合はなにか病んでいるかもしれません。
むしろ真に温厚な人は、「怒り」にする前の段階(第一次感情)で対処していたり、スマートな表現を工夫していたりしますね。
私はエンパスなので、相手からの理不尽な態度の中に「焦り」や「悲しみ」「悔しさ」を感じてしまうことがあると、「怒り」ではなく「早く解決すると良いですね」と思うことがありますが。

「怒り」という感情自体に、役割りと重要性があることを知っておいていただきたいと思います。(「怒りを大切に」をご参考に)

ここでちょっと注目したいポイントがあります。
「人権」というと幅広くて、社会的に分かりやすいケースでないとピンと来ないかもしれませんが「自尊心にかかわること」としてみると、
「ちょっとからかわれたくらいでも怒る人」と、「あまり気にしない人」がいると思います。
おそらく「怒りのマネジメント」が難しかったり、「どこで怒っていいのか判らない」という人は、
この【怒りの三原則3】で迷ってしまうのではないでしょうか?

じつは【怒りの三原則2】でも、あまり怒らない人(我慢してしまう人)がいますから、何が違うのかをハッキリさせましょう。

怒るべき時と、怒らなくてよい時がある

三原則以外は、怒らなくて良い

「怒り」を、ただの感情だとか、価値観の問題だけだと思ってしまうと、対処しづらくなります。
「怒り」は、「価値観」と「感情」と「生理現象」の複合体だからです。
「怒り」を感じる時は、脳や身体にノルアドレナリンやアドレナリンなどのホルモンがまわります。それは、「戦う」や「逃げる」「集中する」ために必要なホルモンであり、「問題に対処する」ために必要なものです。
そのホルモンが出るということは、
身体は「この問題に対処しないと(放っておくと)、命まで危険になるかもしれない」と感じたからだということです。

・子どもがまわりを見ずに道路に飛び出すようなクセを放っておいたら、いつか本当に車に轢かれるかもしれない。
・刃物で傷をつけられて出血したら、最後は炎症を起こすか出血多量になるかもしれない。
・ふざけてイジられているだけだと思って放っておいたら、相手に見下されるようになって、注意しても聞いてもらえなくなり、さらに周りの人々からも「こいつは犠牲にしてもいい」と思われて、教師からも不当な扱いを受けるかもしれない。
・ちょっとずつでも、誰かにお金を盗まれていたら、最後は破産するかもしれない。

けれど、子どもにとってはひと口でも毒になるものが、
大人にはコップ一杯じゃないと毒にならないことがあるように、
その「命まで危険になるかもしれない」度合いが人それぞれ違うので、
「ちょっとしたことで怒る人」と「そんなに怒らなくても損しない人」が出てくるわけです。

そのちょっとした違いは
「体力的な違い」なのか、「価値観の違い」なのか、「立場の違い」なのか、そこにマネジメントの余地がでてきます。
(「運の良し悪しの違い」については横に置いておきます)

もし、体力的な違いのせいで(つまり弱い人が)、「命の危険」を感じたら、それは早めに対処しないとなりませんが、
「価値観の違い」による怒りの場合は、すぐにその場で怒りを表現しなくても、あとで落ち着いてからでも大丈夫だったりします。

体力的な違い」は、大人はカゼ薬を3粒のまないと効かなくても、
子どもは1粒で効くから大人と同じ3粒飲んでしまうと危険…とか、
行列に並んでいるとき体力がある人は余裕だけれど、体調が悪いとすぐにイライラしてくるような感じ。ただのせっかちだと思っていたら、じつは体力や気力の問題だったのかもしれません。

価値観の違い」は、待ち合わせに遅刻しても許せるのは5分までか、30分までか、1分でも許さないのか…など。
「人はこうあるべきだ」という価値観からくる義憤で、しょっちゅう怒っている人もいますね。日頃からイライラしているせいで、イライラするものばかり注目してしまって、引き寄せになっている人も多いです。

立場の違い」は、リーダーだから仲間のぶんまで責任を負っているので、代表として強く主張しなければならない…とか、
本当は笑ってすませたいけれど、親だから感情的になってしまった…とか。

疲れていると怒りっぽくなりますネ…

6秒待つのはカンタン?

この【怒りの三原則】以外のことは、「あまり怒らなくても良いこと」だと言えます。

たとえば--
子どもが、ママのお気に入りのカップを割ってしまったら…
怒るよりも悲しんでいることを伝え、落ちついてから、片付けや「もとに戻すにはどういう方法があるのか」を一緒に考えた方が良いですし。
誰かと会話がかみ合わなくても…
「こっちをバカにしてるんじゃないか?」などと思い込む前に、
まず質問してみて、確認してから対処する、となるかもしれません。

逆に、これまでは許してきたことでも【怒りの三原則】に当てはまり
「放っておくと損害になる」と気づいて、毅然とした態度で「困るのでやめてください」という話し合いをするかもしれません。

怒りのホルモンは90秒くらいで体内から消えるというので、それ以上怒っているときは、自分自身が「怒ること」を選んで、ホルモンを分泌し続けていることになります。
最近では、6〜7秒でホルモンの状態を変えられるという話なので、

アンガーマネジメントでよく言われる「6秒待ちましょう」も、
何か起きたとき、カーッとなっている・ムカッときた・イラッとしたなど「怒り」の感情に気づいたら、それが「三原則」に当てはまるかどうか
「えーっと、えーっと…
1.命にかかわること?
2.ケガや病気にかかわること?
3.自尊心や、お金の損害にかかわること?」
と、考えてみれば、もうすでに6秒は経っていると思います。
(1と2にかかわることは、6秒の前に逃げないとならないんですが…)

必要なのは、怒りの表現と怒りの解消

そして、肝心なのは「怒りの表現」と、「怒りの解消」ですね。
もしアンガーマネジメントのテクニックを習ったことがある方なら、ぜひ
この怒りの三原則の視点から、あらためて使い方を見直してみてください。

「怒りの三原則」で、詳しい感情の仕組みが分かっていれば、対処のしかたも分かりやすいと思います。
「アンガーマネジメント」は、ただ怒りをガマンしたり、消したりするものではなく、上手な怒りの使い方のためにあるべきだと思います。

その時あなたが感じた「怒り」が
「カーッとなる」「ムカッとくる」ような大きなものであれ、
「イラッ」「ムッ?」「チッ(舌打ち)」的な小さなものであれ、
できるだけ上手く(エレガントに)表現することが大事で、
ときに「呆れてしまって、何も言えなかった」という人もいますが、
ちょっとしたことでも何かリアクションする方が良いので、子どもの頃から習慣にする必要があるかもしれません。

怒って怒鳴ったり、殴ったり、暴れたりするとお互いに危険なので、それ以外の方法を学んで、実践するための練習も必要です。
(暴力的になると人間関係を壊しますし、時間やお金も損してしまいます)

「三原則」の1に当てはまるなら、逃げて、安全なところから対処する。
2と3に当てはまるものなら、相手を制止するために
「ちょっと待ってください」や、聞き返すために「もう一度おっしゃっていただけますか?」などの確認をして、相手の言質をとってください。

相手があなたの味方なら、あなたの心が傷ついたことが伝われば、謝ってくれたり誤解を解こうとしてくれますよね。

ごめんなさい
コミュニケーションで良い関係をつくる

相手があなたの敵なら、謝ってくれないし、さらに攻撃をしてくるかもしれないので、それを察知したら早めに逃げるか距離をとるのがおすすめです。
聞き返せないほどの相手なら、日頃からエネルギーを奪われている可能性がありますから、本当は傷ついている自分自身を癒すことが必要です。自分を「怒りを感じる力があったんだ」とねぎらってくださいね。

時々「相手に悪意がないから怒れない」という人もいますが、
悪意がないなら、ちゃんとした味方になってもらうためにも自分の価値観を知ってもらう必要がありますから、
まず三原則に当てはまるかどうかを見て、必要なコミュニケーションをとって「これは困るから、もっとこうして欲しいんだけど」と要望を伝えていただきたいと思います。
表現せずに相手に察してもらおうとするのは、幼児的ですし、相手のエネルギーを奪う行為なので決してやらないように。

日本人は察してもらおうとする文化があって、高齢の人ほど顕著なところがあり、それで迷惑している若い人も多いかと思います。
セッションではその対処もお話しているのですが、ここではとりあえずの注意事項としてコミュニケーションをサボらないようにお伝えします。

「三原則」に当てはまらない怒りなら、自分の価値観をよく検証して、やはり相手に伝えなければならないなと思ったら言葉で説明して交渉する。
(アンガーマネジメントを習ったことがある方は、ここでその技術を実践していただければと思います)

ときに、相手があなたの鏡になって、気づかなかった盲点を教えてくれる場合があります。
相手に対して感じた「怒り」を素直にノートに書き出すことで、自分の価値観が明確になります。怒りがギフトになるケースですね。

怒りによって気づきを得られる

ーー
そのほか「怒りのマネジメント」については、テクニックを応用する前にやるべきことが一つあるのですが、
こまかい具体例はセッションやワークショップで実践していて、まだ記事をまとめきれていないので、ここでは「怒りの三原則」の解説のみお伝えしています。

参考記事として-
「喜怒哀楽を大切に」
 https://note.com/leoriel/n/n7a80bca86053
「怒りを大切に.1」
 https://note.com/leoriel/n/n9fabf68cf555


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