【WACK外伝】眠れぬ森の美女～五歳児れおぽんの推理～

夫が殺された時、犯人はその妻である。いつも、だいたい、そんなことになっているのだ。

推理小説「眠れぬ森の美女」を読んで、ニコラス殺害の犯人を推理する、このゲーム。五歳児には、ちと難しい。(笑)

でも、たいたい、世の中の夫殺害において、第一容疑者は妻なのだ。

■ 犯人が誰か（複数犯、協力者がいる場合はそれも特定する）

館の女当主であるインソムニアが犯人（凶器）で、協力者は、狼男の戦士のライナス。

■ 犯行の動機は何か（共犯・協力者がいる場合その動機も）

愛憎のもつれ。

■ どんな方法でニコラスを殺害したか

インソムニアの体を道具として使い、ライナスの力で絞殺した。

ニコラスは恐れていた。誰かに命を狙われている。その誰かについては、分かっていた。狼男の戦士のライナスだ。狼男の戦士のライナスは、ニコラスを愛してもいたが、インソムニアも愛していた。インソムニアも、ライナスを愛していた。と、同時にニコラスも愛していた。ニコラスも、インソムニアを愛するのと同時にライナスも愛していた。全方向、愛だらけの人間関係が、間違いをうんだ。

実は、メアリーアンは、狼男の戦士のライナスとインソムニアの間に生まれた子供だった。それを知った三人の関係が崩れ始める。確かな絆があるようでいて無いと気付いてしまったニコラスは、ミスリル製品で自分を囲ってしまう。ニコラスの変化にインソムニアは、狼男の戦士のライナスの命を奪われてしまうのでは、と、疑い始める。

ライナスの名前で書かれた手紙を受け取ったニコラスは、ライナスがインソムニアとメアリーアンを連れて逃げるのではないかと疑う。そして、ミスリルだらけの部屋に、ライナスを呼び出す。ミスリルで出来た燭台で殴られたライナスは窓を破って落下。そこにインソムニアが登場。ライナスに何をした、と、ニコラスに詰め寄っているところにライナス再登場。インソムニアの体をはさんでもみ合いとなり、ニコラスはインソムニアの手を介してライナスの力でもって首を絞められて死亡。ライナスもミスリルによって体が砕けて砂になる。もみ合いに巻き込まれたインソムニアは床に倒れる。

ワインに口がつけられていないのは、ミスリル製のゴブレットに入っていたから。ニコラスがライナスに飲ませようとして用意していた。

狼男の戦士のライナスは正当防衛のうえ、死んでいる。
インソムニアは間に挟まれていたから、不可抗力の殺人。
ニコラスは、殺そうとして返り討ちにあった。

五歳児の純真な心で推理すると、こんな感じで～す💗

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