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他者のインターバルメニューを鵜呑みにしてはいけない

バイクやランのインターバルメニューで
おすすめを聞かれることがありますが
能力を知らない方に勧めるのは難しいです

例えば、ランでVO2maxを刺激するために
1000mインターバルを行うとします

1000mの時間で言えば
ロングインターバルとなるので
おおよそVDOTのIペース付近ですかね
(まず、ここも人による)

では、Iペースがキロ4:00のA選手と
キロ4:30のB選手で比べるとして
1000m x5本を実施します

A選手
4:00 x5=20分
B選手
4:30 x5=22分30秒

疾走時間に2:30の差が生まれますが
同じ本数なのでそのまま
>90%VO2maxの滞在時間の
差になる可能性が高いです
これは小さな差とは思えないですし

そもそもAの方が走力が高いので
成長のためのVO2max滞在時間は
長い必要があるのに
低いBの方が滞在時間が長くなるという・・

このように◯◯m x◯本のような
インターバルメニューを
走力が違う選手と比べても仕方がない
と思うわけです

走力が近い選手同士であっても
VO2maxを刺激するような高強度は
必要な刺激範囲がシビアなので
せめて中強度以下を参考にしたり
一緒にトレーニングした方が良い


メンバーのサイクリストに
メニューを作った際には
強いA選手には
3' x8(R2'40")でしたが
それより劣るB選手には
3' x8(R3')
さらにキャリアが少ないC選手は
3' x6(R3')
でした

もちろん各選手のONパワーも
レストのパワーも違います


私も強い選手達のメニューは
参考にしていますが
強度だけでなく時間(本数)も
自分仕様に置き換えるようにしています

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