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海外での大病は悲惨②

こんにちは、横浜でアルゼンチンタンゴの講師をしているJUNKOです

数年前に二度ほどブエノスアイレスに数ヶ月〜半年住んでいた時のことを思い出しちょっと書いています

海外での大病は悲惨①はこちらから
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なんとかギックリ腰の治療には行くことが出来たのですが、それからどれくらいだっただろう...次の日だったか数日後だったかもう思い出せませんが、口内炎が大発生!そして熱っぽくなりました
日本から持ってきた鎮痛剤を飲むのにも口内炎で口も喉も痛い...ご飯やパンなんて絶対無理!ご飯食べたくないと声を出すのも痛い状態に...

パートナーは「ご飯食べなきゃ、治るものも治らないよ、少しでいいから食べて」とお手製のリゾットや、柔らかくしたパスタなどだしてくれる...なんて優しい...ううう....

でもそれが恐怖...

作ってくれたものを拒絶は出来ないし、ひと口食べてみようと口を開く...
.......ひぃぃいー痛い!!!!!!😭口も喉も口内炎だらけ...既に涙目
「やっぱり無理😭」と小さい声で言うけど「食べなきゃだめ!死ぬぞ」って怒られる...
あの時の彼は鬼にしか見えなかった👹
ギックリ腰も痛いし...熱で頭もぼわんぼわんしてるし、最悪だ

熱も下がらないし、口内炎も酷くなるばかり
なので日本語が通じる病院を調べ、そこに電話してみると女の先生がでました

良かった、日本語通じるしこれで何とかなると思っていたところ、保険は入っているのか?どこの保険なのか?となんだか塩対応...私は口内炎と微熱で話すのも億劫、状態を伝えてもあまり親身に聴いてくれません
きっと聞き取り難かったのでしょう、なんと言っているかわからないと機嫌が悪くなりちょっと怖い😭痛くて喋れずにいるともっと塩対応に... はあ...もうだめだ...と心が折れ、一通り話した後また連絡しますと言って電話を切りました
その後日系の病院を見つけたのでそこへ行ってみることに

その道中で拾ったタクシーが最悪で、運転手が居眠り運転してる!今にも前の車に追突しそうです
ギックリ腰の痛みがぶり返しそうな急ブレーキ急発進
滞在1ヶ月くらいだったら即降りていたとこですが、まだ1週間くらいでしたのでこんな運転手がいるなんて想定外だしまさかね...寝てないよねこの人...頼むから事故らないでくれーっと祈りながら目を閉じました

何とか事故らずについた日系の病院、受付の人は日系人なのかな、日本語で対応してくれてとても助かったんですが、診察してくれた先生はバリバリスペイン語オンリー
しかもかなりの適当南米ノリのおじさん先生

診察もそこそこに、何しにブエノスアイレスに来たの?タンゴ?凄いじゃん?ボクは踊らないけど音楽は聞くよ♪みたいな感じでいい人だったけど、ちょっと心配な感じ...

そこでの診察結果はヘルペスということで、ヘルペスの薬を処方されました

その後、初の長いフライト(35時間くらい)だったし疲れが溜まってたんだねと言うことで帰宅しました

あとで聞いた話ですが、この日系病院
ヤブ医者と言う噂の病院でした
骨折してる足の指を骨折してないと診断されたという話も聞きました
やべーです

しかし、その日の夜病院でもらった薬を飲んだにも関わらずぐんぐん熱は上昇しとうとう倒れてしまったのでした

そこからは私は何も出来なくなってしまったのでパートナーの彼がいろいろしてくれて、1人の先生を見つけてくれました

その先生は彼から私の容態を聞いてその日の夜、すぐに往診に来てくださいました
私は高熱で意識が遠のいていて、天井がクルクル回っていたことを覚えています

「あなたそんなに布団かぶって熱くないの?」と言うサバサバした日本語で話しかける声
女の先生だとわかりました...なんか聞いたことあるような声だなあ...
「寒くないなら布団取りなさい」
「何か薬は飲んだの?」
「ヘルペス?こんな古い薬もらったの?こんな古い薬、誰も飲んでないわよ」
「日本から持ってきた薬は?バファリンね、こんなんじゃ熱下がらないわよ、この解熱剤飲ませなさい」


デカい...デカすぎる

日本で見たことない大きさの解熱剤...大丈夫かな...飲み込めるかな...死なないかな...

まあいいや

どうにでもなれ

つづく

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