期待しないこと

相変わらず急ぎでもない仕事をのんびりとやる日々が続いている。初めは仕事がないことに負い目を感じ、かなり焦ってだけど今ではこの環境にもうすっかり慣れてしまった。

勤務時間中はべらぼうに暇なので色んな思考が巡る。今日はふと「あらゆる悩みの根源は期待することにあるのではないか?」という考えが急にヒュッと降りてきた。本当にヒュッと。預言者ってこんな感じで生まれるのかな。

自分はよく、思うようにできなくて落ち込むことがある。それは仕事中もだし対人関係においてもそう。

あと物事が思ったようにならなくて落ち込むこともある。好きな子に振られたり、お給料がそんなに多くなかったり、熟考の末選んだカレーがそんなに好きな味じゃなかったり。

もしやどれもこれも、自分や他人や環境に期待してるから起こってなかろうか。「こうであってほしい」という期待と現実の落差が、そのまま落ち込みの大きさに反映されてるんじゃなかろうか。

そういえば、前にテレビ番組で元ロッテの里崎選手が似たようなことを言ってた気がする。調べてみたらその番組の内容をnoteに上げてる人がいた。こういう他人の書いたnoteって無断で共有してもいいのかしら。駄目そうなら後で消します。

「緊張は欲望から生まれる」だった。ちょっと違った。ちょっと違うけど「悩みは期待から生まれる」と同じ構造なので、まぁヨシとしたい。

嫌味を言われて落ち込むのは、相手が優しくて言葉を丁寧に選ぶ人であることを「期待している」から。カレーの味が好みじゃなくて凹むのも、熟考して決めたカレーなんだから美味しいと「期待している」から。

嫌なことがあっても「期待している」からという解釈は、明太マヨ並みに万能だと思う。ふと思ったことだけど、そう思うことでかなり楽になった気がする。なので実践できるか分からないけど、日常で期待する頻度を少しずつ減らしていきたい。

そういえば仏教の教えで、「諦める」とは物事を「明らかにする」から来ているらしい。期待しないことが「諦める」ことなのだとしたら、わりかし見当違いな考えじゃないのかもしれない。

なんかヒュッと降りてきたとか言ったけど、これまでインプットされた情報が仕事中にたまたま頭に浮かんできただけだったっぽい。預言者がどうとか言ってた。恥ず。

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