あがこうよ??死にゆくワタクシ、そしてキミ

♪(重ためのジャズ、薄暗い部屋)♪

NHKのEテレで又吉さんが司会を務める番組

又吉直樹のヘウレーカ!「ダンゴムシに心はあるのか?」

を見ていた。

深夜に一人で、壁の木目を見つめるように。


ーーダンゴムシに心があるのか??

あるんじゃないか??

ーーダンゴムシに脳はないのです。

じゃあないんじゃないか??



心は脳にあるというのが、現代人の共通認識のように思う。

しかし、信州大学の森山徹教授によると

脳を持たないダンゴムシにも心があるという話であった。

その理由はこうだ。

ーー森山教授ーー

ダンゴムシは突き当たって右に曲がったら、次は左

その次は右

その次は左、、、、

と、右と左に交互に曲がっていく性質

交替性転向反応(こうたいせいてんこうはんのう)がある。

しかし、無理やりこの反応を30分以上続けさせると

右でも左でもない、壁をよじ登って迷路から逃げ出す。

ダンゴムシにとってよじ登る行為は

乾いた石の上に這い上がる行為、、

死に直結する危険な行為なのだ。

そこまでして、逃げ出したい、、

本能に逆らって逃げ出したいというのは

心がないと、できないのではないか?

脳のないダンゴムシにも心があるなら

それは、心の所在地は脳だけとは言えないのではないか??

ーーーーー


又吉さんが、同調する。


ーー又吉さんーー

私の生み出すものは、なにも面白くない。

大抵つまらない。

けれども、それがつまらないままで終わらないように

何とかならないか、あがく。

あがき切ったときにはじめて面白いものが生まれる。

ダンゴムシの行為に似たことを

私もしているのかもしれません。

ーーーーーー


ワタシは、自分で生み出すものの面白くなさに

嫌気がさしていた。

生み出すときの熱にうなされるような感覚。

冷静に見つめなおしたときの、絶望。

上がって下がって、また上がって、大きく急降下、、

よじ登る壁さえも見つからない。

自分にがっかりするくらいなら、

生み出す意味なんてないんじゃないか、、、

そう思っていた。


でも、あがいた先に、死のリスクに見合った

輝かしさが仮に残っているのなら

今日もまた、あがいてみようと

ちっぽけな、ダンゴムシに誓う。



、、ダンゴムシ飼おうかな。

そう思ったそこのあなた、、、

ダンゴムシよりも、ワタシを飼いましょう!

水さえあれば、雑に扱っても大丈夫です!

扶養度(腐葉土)レベルが高ければなおよし!!

今は公園の石の下に住んでいますので

見つけに来てくださいね!


(グシャリ!!グリグリ、、、)




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