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回顧録:東日本縦断ヒッチハイクの旅 其の1

おはようございます。
まさです。
 
小さい頃に「将来の夢はなんですか?」と聞かれて困った経験ありませんか。
僕はめちゃくちゃ困りました。

小学校の高学年あたりから「教師」と言うようになりましたが、それまでは毎回いう事が変わっていました。
例えば保育園の頃は「おもちゃ屋さん」で小学1年生は「宇宙飛行士」......みたいな。
なんでスケールアップしたんでしょうね。
 
ある日、小学2年生の時に書いた文集を見つけました。
そこには「質問コーナー」的なものがあり、やはり将来の夢についてみんなが各ページがありました。
 
当時のまさ少年が何を書いたのか全く覚えていませんでした。
必死に自分の名前を探して当時の将来の夢を見ました。
 
結果はこちら。

文字の大きさが同じせいで
「たび人まさし」っていう芸名みたい

本当に何を考えていたのでしょうね。
宇宙飛行士から何を経れば旅人になるんでしょう。
どこか遠くに行きたかったんですかね。
米津玄師だったのかもしれない。

さて、そんな「旅人」という将来の夢。
他の将来の夢は全部叶わなかったのに
計らずもこの夢だけは叶いました。

僕は(なぜか)高校を卒業すると同時に家出をして
ヒッチハイクで東日本縦断を成し遂げたのです。
 
先に申しておきますと家出関係につきましては家族と話がついているのでご安心ください。
そこそこに仲良くやっております。
 
ヒッチハイクに至った経緯は別で話すとして、2018年5月に東京からスタートし、北海道の最北端「宗谷岬」で折り返して最終的には地元栃木に帰るというルートを取りました。

北海道・東北・関東・中部、1都1道20県。
総移動距離不明、期間30日の長旅を(人の車に乗って)走り抜けました。
 
北海道・東北・東関東の前半戦と
西関東・中部の後半戦に分かれます。
荷物に差異があるのでここに書いときますね。
後半戦はその時に。

★前半戦の荷物★

・数日分の下着とTシャツと短パン

・スパッツ(短パンの下に穿く用。北海道行くので)

・スケッチブックとペン(ヒッチハイクのボード代わり)

・寝袋

・圧縮袋(着用済の衣類を入れておく用)

・財布

・スマホ

・モバイルバッテリー(20000mlAm)

当時の写真を添えながら書いていこうと思います。
本当に長くなりますがよろしくお願いします。

❶出発地点へ
スタート地点は東京と言いましたが、僕の地元は栃木です。
なぜ栃木からにしなかったかと言えば理由はいくつかあります。
 
1つは「地元スタートにすると知り合いに会うから」です。
僕の住む場所は「ど」が3つくらいつく田舎です。
少し家を出てヒッチハイクなどしようものならすぐに親戚や友達の親に出会います。
 
「さすがにそれは嫌だ......」
 
これが1つの理由です。
最悪実家に強制送還の線もあったので……。
 
もう1つは「イベントに参加するため」です。
2018年5月5日に行われた「東京レインボープライド(以下、TRP)」を見たかったのです。
 
隠す必要も無いので言いますが、僕は(便宜上)ゲイです。
正確に言えばMtXで恋愛対象が男性なのでゲイではないんですが、説明が面倒なのでゲイでいいです。
 
※MtX=「Male to X gender」。生まれた性別は男だけど自認している性別は男女どちらでもないよ、の意味。トランスジェンダーの一種です。気になる方は下記サイトを参照するかご自身でお調べください。
https://iris-lgbt.com/blogs/xgender-2
 
所謂「LGBTQ」の人が集まるイベントってどういうものなんだろうと興味を持ち、
その世界を知りたい!と赴くことにしました。
 
以上の理由が重なり、2018年5月5日に栃木を出発し電車で東京へ。
TRPに参加新宿のネットカフェで一夜を明かし、
翌日5月6日から本格的に旅の開始となりました。

TRPで撮ったドリアン・ロロブリジーダさんとの2ショット
楽しそうですね

❷ヒッチハイク......?
旅をするにあたり自分に課したルールは以下です。
 
・移動手段はヒッチハイクか徒歩(例外アリ)

・出来るだけ写真を撮る

・絶対にその都道府県に降り立つ、通過しない
 
これだけです。
例外については後で書きます。
ちなみに早い段階で3つ目のルールは不可抗力で破られます。
 
あとはその都度自分が楽しいようにすればいいやと思い旅がスタートしました。
 
「よっしゃ!さっそく東京で車捕まえて千葉に出るぞ!」
 

「......ヒッチハイクってどうやるんだ?」

 
はい。最初の壁です。
 
まさ青年は「ヒッチハイクしよう」と決めたはいいものの詳しいやり方を知りません。
作法があるのかもわかりません。
映画やドラマで見るように行先を書いたボードを持って乗せてもらってどっかに行くんだよなくらいの認識です。
 
それにこんな懸念もありました。
 
「東京ってただでさえ道狭いよな......」
「車が停まってくれるとは思えんぞ......」
 
ただでさえ車道が狭く、次々に車が行きかう大都会東京でわざわざ車が停まってくれるのか、と。
正直めちゃめちゃ厳しいと思いました(小並感)。
あと単純に人がいっぱいいる中でボード持って立っているのが恥ずかしいので。
ほら、都会って歩いてる人も多いじゃないですか。
 
そして当時18歳のまさ青年は考えました。
考えに考えて、とあるルールを設定しました。
 
「東京ではヒッチハイクしないで、徒歩だけで移動しよう」
 
脳筋的解決法により難を去ることにしました。
 
そのため僕は「新宿から千葉県に抜けるまで徒歩移動」することにより、ヒッチハイク旅(ヒッチハイク抜き)がスタートしました。

❸ヒッチハイクスタート
ようやくヒッチハイクが始まります。
……が、もうここで2500字近くもあるんですね。
 
さすがに次に回しましょう。
 
 
また気が向いたら続きを更新します。
なにとぞ。

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