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日記:そもそも音楽の聴き方が違うって話だった(2024/06/25)

おはようございます。
まさです。

前々回、川谷絵音に関するnoteを書かせていただきました。
いつもより反応いただけて恐縮です。

先日友人とこんな話をしていました。

自分「好きなアーティストっている?」
友人「いないかなぁ」
自分「でもよく音楽は聴くよね?」
友人「よかったら聴くけど、『この人の曲だから聴く』っていうのはないかな」

自分の音楽の聴き方と全く違うので驚きました。
例えば僕の場合、川谷が新曲をリリースしたら逃さず絶対に聴きます。川谷の音楽が好きなので。
しかしその友人の場合、流行ってるとか気になるとかがアンテナになっているだけで、アーティストに対する思い入れみたいなものはないそうです。

つまるところアーティスト単位ではなく曲単位で聴いているということです。

この曲いいな
→ほかにどんな曲を書いているんだろう

…というプロセスにはならないそうです。

でも、アルバムではなく曲単品で売れることが多い現代ではそっちの聴き方のほうがメジャーなのかなとも思いました。
もしやアーティスト単位でディグってるのって一部のオタクだけ…?

例えば以前MONO NO AWAREにハマったとお伝えしましたが…

同釜って曲いいな
→ほかにどんな曲を書いているんだろう
→とりあえずリリースした曲全部さらうか

と、こうなるわけです。
言ってもアルバム数枚くらいなので時間もそんなかからないですし。

余談ですがハマったアーティストの曲を全部聴くために全曲入りのプレイリストを作ります。
MONO NO AWAREは56曲で4時間でした。
星野源よりは短いのでセーフです(117曲7時間)。

つまるところ、こういう聴き方自体もマイノリティになりつつあるんだなぁと感じているわけです。昨今、というか最近ゲスの極み乙女が新譜を出したのですが「ゲスっぽくない」という感想が散見されます。
多分リード曲しか聴いてないんだろうなぁ、と思ってしまいます。
あと「indigo la Endっぽい」みたいな感想も見かけますが......まったくしっくりこないです。

そういうのって結局「リード曲がアーティストっぽさ!」みたいな風潮からきているのかと思ってましたが、そもそも「○○ってアーティストの曲」っていう認識すらしていないので前提から違うんだなって思いました。
「流行ってる曲」とか「いい曲」くらいの認識っぽいですね、誰が書いたとか演奏したとか関係なく。

むしろそのほうがフラットに音楽を聴いているようでいいと思いますけどね。
好きなアーティストがいるとどうしても贔屓目に見てしまいますし、(音楽評論家ではないので必要ないですが)公平に曲を聴くという点では曲にフォーカスしている聴き方はむしろ推していってもいいと思います。

惜しむらくは事前評価ありきで聴く音楽になってしまうため所謂「隠れた名作」的なものと出会う確率がものすごく低いということでしょうか。
SNSや動画投稿サイトでオススメに上がってきた音楽の摂取が主になるので、少しでも話題にならないと出会えないのはもったいないなぁと感じてしまいます。
老害発想なだけなんでしょうけど。

長々書きましたが、「友達と音楽の聴き方が違ったよー」ってだけです。
みなさんは「好きなアーティストを追うタイプ」と「気になった曲をピックアップするタイプ」、どちらでしょうか。

今回はここまで。
それでは。

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