一口出資の検討手順と出資基準(後編)

平日投稿を目指していましたが、中々書き上げる時間もなく、週末に一気に書き上げることになりました。出資場の近況をまとめると先週末は愛馬のレッドルゼルが重賞初挑戦。1番人気に推されながらも、結果は8着。端午Sを思い出すような結果でしたが、まだ成長途中とのことで秋を楽しみに待ちましょう。
そして2020年度の東サラ募集も7/15の水曜日にこっそりと応募しました。先週末に出資馬は選定済みだったのですが、出来る限りのことはしたかったので大安の日を選びました。残り1週または2週抽選結果待ちというドキドキの日が続きます。
さて、一口出資の検討手順と出資基準の後編と参ります。前編は、出資時の前提と出資候補にするまでの検討手順を説明しました。後編は、出資候補から出資決定までの検討手順について紹介します。前編のリンクを貼っておくので、文量は多くなってしまいますが、よろしければ前編から読んでください。

https://note.com/leolionsjanryu/n/nf6bd8079abb2

4.出資馬の選定
(1)血統(兄弟の成績・怪我のリスク)
まずチェックするのは血統です。血統と言っても、ニックスや血量バランスについては知見もないので、兄姉の競争成績を確認します。母の競争成績も意識はしますが、大事なのは母の競争成績よりも繁殖力だと思っているので兄弟の競争成績を見ます。検討項目は、競争クラス・怪我発生率・気性の3点です。特に競争クラスを一番重視しています。
兄姉がどのクラスまで走っているかは必ずチェックします。当たり前ですが、競争クラスが高いほど評価は高いです。そのため、重賞クラスを走っている兄姉はとても魅力的です。ただ基本的に募集価格が高く回収率が見込めない馬が多いのがネックで出資候補止まりのことが多いです。狙い目だと思うのは、兄姉がマイナー種牡馬で1~2勝クラスで走り、募集馬がディープやカナロアみたいなメジャーな種牡馬に代わった馬です。募集価格にプレミアムが乗らないので回収率100%超を目指せる馬がゴロゴロいる印象です。
募集馬が初仔や二番仔で兄姉の成績から母の繁殖力が分からない場合もあります。その場合は、母の成績や父と母父の相性などを確認します。血統の相性は、他の項目を検討したうえで、安心するために確認するくらいです笑。結局は父や母の能力がどの程度子どもに引き継がれるかで、成功配合パターンに当てはまるからこの馬はいい!と思考停止しないようには気を付けています。

(2)馬体
 基本的に馬体はパッと見の印象で決めます。バランスが良さよりも、成長力があるかどうか見ます。トモや前脚の筋肉から競争馬として大成するかを父のパドック写真から似たような馬体になるかをひたすらイメージします。定量的な指標がなくて恐縮ですが、バランスや美しさよりも2~3年後にどんな競争馬になっているかを見ます。レッドルゼル出資時はロードカナロアとフレンチノワールの馬体を穴が開くほど見ましたからね。父よりに成長しそうだなと当時は判断しました。
 
(3)歩様
 歩様からは何も分からないので、前脚の捌きが柔らかいかと後ろ脚の踏み込みが深いかをなんとなく見ます。歩様は引き手との相性もありますし、乗り込みを続けることで大きく改善される部分なので募集時の歩様から判断するのは困難であると考えています。歩様から競争馬の能力が分かる方がいれば是非ご教示頂きたいです。

(4)育成牧場
育成牧場に関しては、NF>社台F>その他で判断しています。NFに越したことはないですが、その他の育成牧場でも出資を決めることはありますが、NFなら心置きなく出資できるくらいですね笑。

(5)競走馬の顔
出資を決める上で最も重視していると言っても過言では検討項目ですね。競争馬の顔は流星や輪郭や瞳を見て美男美女かどうかを写真と動画から必ずチェックします。特に馬の瞳が透き通っていて活気に満ち溢れているかどうかを頑張って感じ取ろうとします。これまでの最高評価を出していても、顔がタイプじゃなかったら出資しません!逆にタイプな顔だったら告白もとい出資するレベルまで引きあがります笑。顔が好きな子だったらダメダメでも、それが可愛かったりもしますからね。

5.出資馬の決定
 上記の(1)~(5)を総合的に判断して、出資を決めます(主に(1)と(5)になっちゃいますけど)。最終的に回収率100%超えを目指すので、出資した馬の成長曲線を脳内に描きながら出走ローテまで妄想して、最低でもこれくらい走ってくれれば回収できそうだなのストーリーを描きます。主にイメージする回収ストーリーは

①2,3歳で早期に重賞出走し、一気に回収する(≒完成度)
②古馬になって上位クラスを地道に勝ち上がっていく(≒成長力)

①は、(1)から早期から活躍できる血統かと(2)馬体の完成度から判断します。早期に募集額をサッと回収できるかどうか。②も(1)古馬で素質が開花する血統かと(2)トモや前脚に成長の余地があるかをチェックします。レッドルゼルの時は、母も姉も古馬でも地道に稼ぐタイプだったかつ、募集時の馬体のハリも幼かったので②のイメージで出資しました。ただ上手くいってNHKマイルに出走してほしいなとも夢を見ていたのも事実です笑。実際は、ダート短距離オープンクラスという妄想外ローテになりましたが、しっかりと古馬になってから稼いでくれているのは予想通りになってホッとしています。

6.おわりに
 完璧に整理してから投稿しようと思っていましたが、最終的には勢いで書いてしまいました。自分の検討点を整理することで、一口検討の見識がまだまだ不足しているとと痛感しました。これからの出資検討の日々で奥深くまで研究していきたいと思います。
皆さんが出資している競争馬やこれから出資する競争馬たちが怪我無く競争馬としてたくさんの活躍してほしいと思いますし、自分の出資馬も皆さんの活躍に負けないようになってほしいと思います。文量も多く、乱雑な文章となりましたが、最後まで読んで下さった方ありがとうございました。次回は東サラ2020年度抽選結果後に2020年度の出資馬について投稿します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?