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【11月6日クラファン開始!】個人的に大注目のインディーゲーム『ダルマ島の宿屋さん』を応援したいので全力で推してみる

※画像は全て許可を得て使用しています。

はじめに

 この文章を読んでくださるほとんどの皆様、はじめまして。しがないゲーマーのleo2(れおに)と申します。
ゲームについて書くといいつつ全然更新できていなかったこのnoteですが、今回は極めて個人的な理由で現在開発中のとあるゲームを皆さんにご紹介させていただくべくこうして筆を取りました。
私などの稚拙な文章ではどこまで伝わるかは正直わかりません。それでも、ほんの僅かでも「まあ、読んでやるか」という気持ちがございましたら、少しだけお付き合いください。

私が推したいゲーム。
その作品はiOS、Android、Steam対応で2022年に発売予定の本格宿屋経営シミュレーションゲーム『ダルマ島の宿屋さん』(以下『ダル宿』)という作品です。

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 ゲームの舞台は、世界に突如現れた「ダルマ島」
元スライムという素性を持つ主人公は、活気あふれるこの未知の島で宿屋を構えます。行き交う人々と触れ合う中で、恩人である「とある戦士」にもう一度出会うという目的の為です。
 訪れる多くのお客さんが満足する宿屋を作り上げていくための「経営パート」と、不思議な夢の世界を冒険していく「探索パート」を繰り返しながら、少しずつ戦士の消息を辿っていくのです。

さて、このゲームを何故私は推しに推しているかというと、それは『ダル宿』の開発ストーリーに大きな理由があります。
本作はゲーム系Podcast番組『ゲームなんとか』がきっかけとなって立ち上がったのです。
はい、そうです。
私はその番組の大ファンなんです。

「だからどうした?」
「ただのファン活?」
「ゲーム関係ないじゃん」

そう言われたら大部分は認めざるを得ないところがあります。
ですが、実際そうなんですから仕方がありません。私は『ゲームなんとか』のリスナーであり、その番組で産声をあげた『ダル宿』を心から応援したい。そのために一人でも多くの皆様に『ゲームなんとか』と『ダル宿』のことをもっと知っていただきたい。できることなら、一人でも多くの方と一緒に盛り上げていきたい。
これが理由の全てです。

なのでお願いです。
どうか、どうかまだ判断を下すのはお待ちください。
私がいかに『ダル宿』をゲームとして魅力的に感じているか、大きな期待をしているか、制作に参加していないにもかかわらず今この瞬間も開発の過程を存分に楽しんでいるか、その理由を全力で語らせてください。

「お前のまどろっこしい文章なんて読んでられん!」という方は、公式HPと先日発表されたプレスリリースをご覧になれば概要は一通りわかると思いますのでこちらをご覧ください。

『ダルマ島の宿屋さん』公式HP

「元ホテル支配人」が作る!本格宿屋経営シミュレーションゲーム「ダルマ島の宿屋さん」制作の為のクラウドファンディングがCAMPFIREにて11月6日開始


きっかけは『ゲームなんとか』にやってきた熱き語りべにより。

 2018年よりはじまった『ゲームなんとか』は、こへいさんとHARUさんの2人がメインパーソナリティーを務め「ゲームがうまくもなければ詳しいわけでもないけれど、ゲームの話がしたくてたまらない2人がゲームを語る」をコンセプトにさまざまなゲームの話を繰り広げる番組です。ファミコン後期の時代からゲームに親しんでいる2人の話はいい意味で気楽な空気があり、まるで友達の家でコントローラー片手にわいわい語っているようなほっと安心感があります。
途中からはおたより回の天の声としてアユミさんも登場します。この3人での番組の雰囲気が本当に絶妙なんです。
難しい話は一切ないですが、実際に遊んだり体験してきたからこそのゲーム談話はしっかり聞き応えがあります。3人が好きなゲームのジャンルがほどほどに異なっていることもあってゲーマーとしての自分の感性もいい意味で刺激されるんですよね。
ちなみにこの番組は2018年はApple選出のベストポッドキャスト2018にて「2018年に最もダウンロードされた新番組」として、2021年はJAPAN PODCAST AWARDS 2020にて「JAPAN PODCAST AWARDS 2020 推薦作品」に選出されてもいますので、ゲーム好きの方は既にご存知の方もいらっしゃるかもしれません。
いつかこの番組単体の良さについても語りたい。
そんな魅力に溢れた番組なのです。

 その番組にゲストの1人としてやってきたのが、のちに『ダル宿』の企画を立ち上げてディレクターとなるDanさんであります。
Danさんも当然ながらいちゲーマーであり、特に大好きな『ドラゴンクエストシリーズ』に関しては他の追随を許さない熱いハートの持ち主なのです。初めて登場した「Lv.93 Danさんとドラクエシリーズをなんとか」の回では、豊富な知識と圧倒的な情熱によって語り放ち、ドラクエを知らない人にもその広大な世界の面白さを存分に魅せる伝道師的役割を担いました。
 それからというものリスナーから熱烈に支持されたDanさんはドラクエの話題が出る度に登場することになります。どれもこれも濃厚で味わい深い割に、終わったら「もう一度」聴きたくなる回ばかり。中でも「Lv.127 Danさんとドラクエ7となんとか [Disc:1 みんなの思い出編]」「Lv.128 Danさんとドラクエ7となんとか [Disc:2 ボクらの解釈編]」は『ドラゴンクエスト7』を初プレイしたこへいさんの思いっきり感情移入した体験記を中心に、全ての話題と気持ちを受け止めつつ全方位に話題を返していくDanさん、未プレイながらもあまり詳しくないリスナーの代役として丁寧に進行するHARUさん、それぞれの良さが十二分に発揮された個人的ベスト5に入る回だとおすすめします。番組の配信時間が基本的に1時間程度なのに対し、前後編合わせて3時間を超えることから、熱さのほどが伝わるのではないでしょうか。
 私も超好きなドラクエシリーズ。7は何周もプレイして個人的な思い入れも強い作品ですが、一般的な評価は賛否両論の1本としても知られています。それの「賛」の部分も「否」の部分も余すところなく掘り下げてしっかり語ってくれるところは、もう愛としかいいようがありません。引き込まれるとはこういうことなのか、となってしまいます。おすすめです。


走り始めた開発と導かれし者たち。

 すっかり番組の準レギュラーと言えるくらいまでおなじみとなったDanさんですが、ゲームを遊んでいくうちにふつふつと「なんで僕は今までゲームを作ろうと思わなかったのだろう」というまるで天からの啓示のような気持ちを抱き始め、ゲーム制作への興味を募らせていきます。
 そこから「Lv.166 Danさんのゲームづくりをなんとか」では、自分が考えたゲームの企画を提げて現れました。原稿を何枚にも渡って緻密に書かれた思い描くゲームの企画は、基本的にはドラクエシリーズを元にしながらも、シナリオやシステムに至るまで聞けば聞くほど思いつきでぽっと考えたとは全く考えにくいほど既に肉付きされておりました。ちなみにこの段階ですでに『ダルマ島の宿屋さん』というタイトルは決まっていました。
「いや、いくらゲームを作ると言っててもこんな簡単に人はゲームを作り始めるものなのだろうか。いやまさか…」と思っていたら次週の「Lv.167 Danさんとクラファンとおたよりをなんとか」でクラウドファウンディングの話題まで出してくるとは!Dan氏の性格や行動力を考えるとこれは本気だと、多くのリスナーは確信したでしょう。

 番組の出演後、Danさんは本格的にゲーム開発に着手します。一から自身で制作の研鑽を積みながら、SNSを活用して少しずつ開発スタッフを集めていきます。グラフィック、プログラム、シナリオ補助、音楽。全て一人ひとりDanさんが声をかけ、交渉して仲間に誘っていったといいます。中には『ゲームなんとか』を聴いてDanさんのことを既に知っており、是非協力させて欲しいと快諾した方までいたとか。その様はまるで勇者の元に導かれて集まっていく『ドラゴンクエスト4 導かれし者たち』のようです。
 これは凄い、自分の聴いていた番組からゲーム開発が本当にはじまるのかと、もう大興奮です。普通何かゲーム作品を作り始めようとする時、その最初期の立ち上げ段階を知るものは当たり前ですが当事者しかいません。エンドユーザーが存在を知るのは、ある程度形になってからが殆どです。ですが『ダル宿』は、Podcast番組を通して始まったという経緯のおかげでスタートから完成に至るまでを多くの人が共に追っていけることになります。
 私の十数年のゲーム人生の中でも、全く新しい体験が始まる予感にとにかくいてもたってもいられない感じになったのです。


リニューアル後もリスナーに届ける開発の現場

 『ゲームなんとか』を通して少しずつ『ダル宿』の開発状況が伝えられていく形が出来上がりつつある中、こへいさんがメインパーソナリティーをしばらくお休みすることになります。一度は番組休止のアナウンスもありましたが、Danさんがバトンタッチする方向で『ゲームなんとか外伝 ダルマの神殿』がスタート。今まで通りゲームの話をしつつ『ダル宿』の制作進捗を報告していく番組として新たな舵をきったのです。
 リニューアルしてからというもの、番組では新しい企画が始まりました。それは『ダル宿』開発に参加している制作メンバーをゲストに呼んでその裏側や工夫、本人のゲーム遍歴を聞いていくというものです。

 開発スタッフにインタビューするというのは取り立てて珍しいものではない、よくあるコンテンツです。でも大体が開発後の振り返り的な要素だったり、主要となるメンバーのみが対象となってしまいがちではあります。人数に関してはスタッフが何百人といる場合なら、物理的に難しいので仕方なくもあるのですが。
 『ダル宿』はPodcast番組発だからこそ、こうして一人ひとりに深く話を聞いていく機会を作ることができます。既に業界で仕事をしている方もいれば、今回のプロジェクトが初の方もいて、年齢も経歴もまちまち。今現在制作しているもののこれが難しいとか、デザインや作曲を手がけることになったそもそものバックボーンがなんであるかを知ることは、自ずと人となりだけでなくその方が担当するゲーム要素の輪郭までもくっきりとさせます。「知らない誰かが作っている」のではなく「この人がこれを作っている」をしっかり感じることができるのです。
ちなみに『ゲームなんとか』パーソナリティーのHARUさんはBGM・SE制作、こへいさんはサイト制作として『ダル宿』の開発に関わっています。


宿屋経営とダンジョン探索、2つのパートを交互に味わう

 ここまで話して『ゲームなんとか』と『ダル宿』のつながりがなんとなく伝わったでしょうか?「お前が番組を好きなことはわかった」と、それだけでもほんのり感じてくれたら幸いです。
 しかし、私だっていちゲーマーです。それだけで『ダル宿』にこれほど期待しているわけではありません。肝心の中身についても、今現在わかっている段階で大いに興味深いものがあるので、よろしければそちらについても説明させていただければと思います。

 主人公が経営する宿屋に訪れる客の背景や要望は多種多様です。客室のレイアウト、スタッフの育成度、チェックイン中に起きる様々なイベントによって、宿の評価が変わっていきます。
宿泊客の好みや希望、その時々の流行を読み取って、より評価の高い宿屋を目指してくのがメインの目標となります。プレスリリースにも記載がありますが、ディレクターのDanさんが元ホテル支配人というドンピシャな経歴を持っていることもあり、現実の宿泊施設での経験やノウハウがどうゲームに落とし込まれていくのかがキーポイントになりそうですね。


 一方、本作はただお客さんをもてなしていくだけでは終わりません。
泊まりに来たお客さんは様々な悩みやトラウマを抱えており、時折「悪夢」を見てうなされることもあります。主人公は龍の神から授かった特殊な力によってお客さんの夢の中に入り、その世界を冒険して悪夢の原因を探し出し解決していきます。
このように宿屋の店主としての「経営パート」と、お客さんの悩みを解決する「探索パート」を交互に行うことが主なゲームの流れとなっていきます。
 「店の経営」「ダンジョン探索」の組み合わせは『トルネコの大冒険シリーズ』や『ムーンライター』などを思いつきますが、どれも味わいの違う2つのゲーム性が上手く溶け合って中毒的な面白さがありました。
甘いお菓子としょっぱいお菓子を交互に食べると止まらないように「お店で稼いだお金で武器を強化するぞ!」「強くなったからもっと高く売れるアイテムを探しに行こう」「稼いだお金で店舗を改装してもっとお客さんを呼び込むか」みたいないったりきたりはホントにやめ時がわからなくなりますからね。
 『ダル宿』はどちらかというと経営パートに力を入れているようですが、その結果が探索パートにも大きな影響を与えていきます。戦士向けのレイアウトの部屋が多ければ力や体力が、魔法使い系のレイアウトの部屋が多ければ魔力があがるなど、宿屋の部屋の作りによって主人公のステータスは大きく変動するんだとか。また、宿屋全体の評価が上がれば、基本的なパラメーターが底上げされて探索も有利になるようです。

素晴らしい名作達と比べてどのようなバランスになっているのか、異なるゲームの相乗効果はいかほどのものかは大きな注目点です。


安心感と新鮮な彩りを与える「ボクセル」の試み

 『ダル宿』のもう一つの特徴的な体験を生み出しているのは、キャラも背景も建物もアイテムも全てが『ボクセル』で表現されている世界にあります。
可愛らしく、懐かしく、新鮮な見た目がとにかく目を惹いてしまいますが、そのボクセルの仕様は宿屋経営の部分でも大きく活かされそうです。
経営パートではお客さんの要望に応じて部屋の家具やレイアウトを自在に変えられるようですが、その時にボクセルの立体的なグラフィックがあれば奥行きや空間の雰囲気も掴みやすく、より内装を考える面白みが増すことでしょう。
あと、グラフィック制作の過程にも個性があります。『ダル宿』にはボクセルを作るデザイナーとドット絵を作るデザイナーが存在し、なんと一度ドット絵で書き起こされたものをボクセルにリデザインしているというのです。実際にユーザーが目にするのはボクセルのみなので、ドット絵の方はゲームには登場しないんだとか。この作り方に関してDanさんは「ワイン用の葡萄を作る農家とワインを作る人」と例えていましたが、なるほど。言い得て妙です。
 世の中に存在するボクセルグラフィックのゲームでも既にその作り方をしているゲームはあるかもしれませんが、私の知る中では他に思いつきませんでした。
とりあえず見てみたい!
見て動かして遊んでみたい!
触ってみたい!
そんな第一次欲求を大いに刺激してくれます。


皆で一緒に楽しみたい、だからこそ…!

 ここまで読んでくださった皆様、本当にありがとうございます。

 いろんなことを沢山書いてきましたが、言いたいことは「とにかく『ダル宿』を応援したい」、これにつきます。
まだ発売されていないゲームにここまで言い切れるのは『ゲームなんとか』を通して少しずつ浸透してきた勝手な当事者意識の成せる技といったらそれまでですが、引き続き発売まで応援していくつもりです。
 そんな本作はリリースに向けて絶賛制作中ですが、11月6日の『INDIE Live Expo Winter 2021』でも紹介されます。番組の仕様上いつ紹介されるかはわかりませんが、アーカイブも残りますので当日見られない方も後からご覧になることはできると思います。
 そして、同日には『ダル宿』開発を支援するためのクラウドファンディングが「Camp fire」で開始されます。
皆さんご存知の通り、ゲーム作りにはとにかくお金がかかるもの。Danさんは「例えクラファンが達成できなくともゲームは完成させる」と確約してくれていますが、予算に限りがあるインディーズゲームでは大手以上に内容への影響があるというのは想像に難くありません。

これは私の限りなく懇願に近いご提案です。
皆さんのゲーマーとしての琴線にわずかでも触れたのなら、どうか私と一緒にこのゲームを応援していただけないでしょうか?

 応援の仕方はなんでもかまいません。この記事を目にしてくれださっているのも最大級の応援のひとつです。
 プロジェクトページを見てみるだけでも、公式サイトを眺めてみるだけでも、もっと言えば『ゲームなんとか』の気になった回を試しに聞いてみるだけでも全然構いません。ご自身のペースで『ダル宿』に触れてもいただければ幸いです。
 その結果として直接支援していただけるとしたら、もうこんなに嬉しいことはありません。

一生かかっても遊びきれない珠玉のゲームたちが宝石のように煌めく中、皆様が手を伸ばした先に『ダル宿』があることを願っております。
心よりよろしくお願い申し上げます。

おまけ:『ダル宿』を応援したい人向けのお役立ちリンクまとめ

『ダル宿』に関連する各種リンクをまとめました。半分は自分用です。

『ダルマ島の宿屋さん』公式HP
爽やかなビジュアルが印象的、今後少しずつ情報が増えてくると思うので要チェック。「サポートメンバー」募集のお知らせもあるので、興味のある方は是非ぜひ。
サイト下部には各種SNSのリンクもあります。

ゲームなんとか 公式HP
現在配信中の『ゲームなんとか外伝 ダルマの神殿』を含めて過去回も全部聴けます。本編はPodcastやSpotifyがあれば問題なしですが、こへいさんのプレイ日記まとめとか、実はここでしか楽しめないコンテンツもあります。

ダル宿クラウドファンディング特設サイト
11/6 16時まで(開始前)URL
11/6 16時以降(開始後)URL
ついに11月6日の16:00より開始します。中には数量限定のリターンもありますので、狙っている方はお早めに。

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