Photo by yuji_arihara hole【詩】 22 矢口れんと 2023年4月19日 18:28 窓辺に身を横たえながら考えた血は天から戻るのだろうとなら抜けていった場所は何処だったのか?地でもない 森でもない崖にも 中洲にもそれらしき「穴」は見当たらないのだかえりみて目にも口にも心にもそれらしき「穴」はなかったのだ無尽蔵に注ぐ光が再三、諦めろと諭してくる穴を探すのは無駄骨だとうるせえよ!窓を閉ざした──しかしなぜだか 漲ってくるようだった──知らないこと知ったこっちゃねぇことばかりだすべての穴を塞ぐことなど何人たりともできやしないと屈服したところで垂れ流し 貪り 生きていくだけだただひたすらに入れ出しを繰り返す生物として踊り出す血に身を委ねつま先で床を触れたのだった #詩 #ポエム ダウンロード copy #詩 #ポエム 22 ご支援頂いたお気持ちの分、作品に昇華したいと思います! サポート