Photo by lively_hebe767 即興詩ふたつ〈水〉 25 矢口れんと 2023年1月14日 08:05 (2023/1/13)水鏡に爪先ひとつで立つ人の振り仰ぐ顔に情欲と恥じらいとを見透かされたみすぼらしい者です一瞥も一声もくれず見捨てもしてくれなかったあなたは残して 残さず 逝ってしまった逆さまの空ばかりこんなにも物足りないのになぜ閑けさが漲るのでしょう◇(2023/1/14)雨だ道も庇も奏者不在のドラムスになる古いラブホの一室でリズムに没入するふたり脳裡に安居あんごをよぎらせた仏教学科の大学院生八重洲の地下路で一杯あおる勤め人お迎えを待つその人だけはセッションしていたおろしたての長靴鳴らし黄色い傘をスティックにして◇ #詩 #ポエム ダウンロード copy #詩 #ポエム 25 ご支援頂いたお気持ちの分、作品に昇華したいと思います! 記事をサポート