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ほどけ【詩】

不信と過信の狭間はどうせ谷底
澱んだ河川で錆びた関節
石化している暇があるなら
ことばの脚力に賭けてみないか

つまさきは月の方角へ
かかとでカルデラを踏め
リープ オブ フェイス

胸を突き出した跳躍
青と黄にフラッシュする虚空
黒髪が たてがみとなってなびく

一本ではない世界樹の間から
よその銀河の太陽光が漏れ入っている
知らない雲を突き抜けて生きた
いつだって風は未来から吹く

さあ塵となれ ミリとナノとなれ 虚空で煌めけ

永遠にほどき続けるものを僕らはきっと旅(神)と呼ぶんだ


#詩

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