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矢口れんと
2023年5月11日 11:17
面倒くさい空だコバルトブルーに澄みほどよく千切れた雲を散りばめどこにでも 我が物顔で 居すわる空いつ誰にでも美しいと見上げられると思うな幾筋もの面倒くさい道の先に広がるむずがゆい空めその始点は紛れもなく私奴らが面倒くさいのを 責めようがないこれ以上 空が無様に滲まないようもう何もしないことに決めたもう 何も しない と焦燥の熱で雲が膨れ時のひしめく音