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【英検1級の勉強法/2次】

2021年第1回のテストで英検1級を取得したので、2次試験(スピーキング)の勉強法について書いてみました。

ちなみに1次試験のnoteはこっち↓


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自分の予想よりかなりハイスコアだったので、最初信じられないほどうれしかったです

けど、受けるまでの期間はずっと1人で対策してたのでめちゃめちゃしんどかったです。

英語垢だと家族といっしょに勉強してたり、zoom勉強会でワイワイやってたりするけど、同志の友達がいるってすごく貴重なことだと思います。

そもそもリアだと英語を勉強してる友達が少ないし、英検1級を受ける人自体見たことないです笑

なので、英検1級を受けるということはそれだけで誇れることだと思います。

スピーキングで重要なこと

とくに2次まで時間がない人にとって重要なのは「勉強範囲を絞る」ことだと思います。

まずどこを捨てるか最初に決めましょう

たとえばわたしの場合、「医療」「科学」「文化」のセクションは一切勉強してないです

1次のライティングと違って2次は5つの中からお題を1つ選べるから、これらの分野は捨てることに決めてました。

全部対策してたらきりないし、苦手分野や出題頻度の低いものは捨てるようにしてください。

逆に、わたしが見た過去問の中では「経済」「社会問題」「政治」からの出題が圧倒的に多かったので、自分が受けるときも確実に出ると思いました。

なのでその頻出のセクションと、自分の得意なセクション(教育・環境問題・メディア)をとにかく完璧にしてました

スモールトーク

これ読んでる人の中に、「最初のスモールトークはシンプルだからぶっつけ本番でもいける」って思ってる人いますか?

けど、本番では緊張で言葉が出なくなるので、スピーチだけやなくて必ずスモールトークも練習しておいてください

わたしの場合は、"What do you do?"や"How did you come here?"などかんたんな質問への答えをふわっと作ってました。

一応わたしのやった質問と答えをのせておくので、参考にしてください。

・How long did it take you to get here?/How did you come here?
-It only took about an hour. I came here by train. I got lost a little bit, but thank god, I managed to get here on time using google maps.
・What do you do?
-I'm an English teacher, so currently I teach English to children. What I like about my job is that I can interact with children and make use of my English skills.
・Could you tell me about yourself?
-I'm currently an English teacher. The reason I decided to learn English is that I like to talk with people. I prefer learning from others' stories, and see the world with different perspectives.

このくらいの準備を1日くらいでやっておけば十分です。

追加で質問されたことは、そのときに考えて答えてました。

スピーチ

🌸スピーチ対策の流れ

・『英作文問題完全制覇』のコンテンツブロックを覚えるor自分でコンテンツブロックを作る
・実戦問題を解く

順番に説明します。

『英作文問題完全制覇』は元々ライティング対策に使っていたのですが、スピーキングでも使えると思って引き続き使用してました。



この本には、コンテンツブロックと呼ばれる英語の文章(1パラグラフくらい)が、212個も掲載されてます。

スピーチでは自分の意見の理由を少なくとも2つ述べるので、ある程度長い英語の文章をパッと出せるようになっておく必要があります。

『英作文問題完全制覇』に出てくるコンテンツブロックは使いやすいので、自分のスタンスに合うものはすべて覚えてました。

こんなふうに前提知識をつけてから、問題を解いて実践する感じです。

スピーチの型はわたしは↓のような形にしてました。

🌸I think~ for the following 2 reasons.(自分の意見)
🌸The first reason is~(1番目の理由)
🌸The second reason is~(2番目の理由)
🌸For these reasons, I believe that~(結論)

スピーチは3個理由を述べる人が多いけど、わたしの場合2つの方がやりやすかったです。

コンテンツブロックは、1番目の理由と2番目の理由の部分に使います

過去問を実践するときに大事なのは、覚えたコンテンツブロックをどのように使うか?を意識すること。

スピーチのお題が出たときにその場で考えて「えーと...」ではなく、自分が覚えたコンテンツブロックの中でどれが使えるか考えるのです。

🌸解き方

たとえば、自分が覚えてるコンテンツブロックが「関税の意義」「貧困の原因」「地球温暖化」「資源の枯渇」だったとして、本番のスピーチが以下のようだったとします。

① Should more be done to resolve the problem of global warming?
② What is the role of teachers?
③ What role should the Japanese government play in the global society?

まず、覚えてるコンテンツブロックの中でどれが使えるか?をかんがえます。

①は地球温暖化なので「地球温暖化」「資源の枯渇」が使えそうだし、②は使えるものが少なそうに見えます。

③は日本が世界で果たす役割なので「貧困の原因」「地球温暖化」を応用すればなんとか作れそうです。

なので、わたしなら①か③のお題を選びます

このように、お題→手札から考えるではなく、自分の手札→お題の順番で考えるようにしましょう。

🌸コンテンツブロックの覚え方

あと、『英作文問題完全制覇』にのってるコンテンツブロックだけじゃ足りなかったので、わたしは自分でも作ってました。

いろんなソースから表現など盗んで自分なりにまとめてました↓(急いで書いてたので文法・つづり間違いなどアリ)

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Wordで25ページくらい書いて、印刷してあちこちで音読してました。(試験会場にも持って行った)

こんなふうにテーマごとに意見を自分の言葉でまとめたおかげで、本番でも度忘れしにくかったです。

死刑など専門知識がない分野は自分の英語で作れないので、YouTubeかGoogleを使ってました。

YouTubeとかで「death penalty pros and cons」(死刑 良い点悪い点)とか調べればそれについての動画が出てくるので、語彙やフレーズを盗みます。

わたしの場合は耳から入力した方が早いのでYouTubeを使ってましたが、読む方がやりやすい人は記事をググっても大丈夫です。

実際の使われ方といっしょに意見や英語表現をインプットすることが大事だと思います。

Q&A

1番苦労したセクションです。

元々自力でQ&Aを作ってやってましたが、試験2週間前くらいに1人での対策に限界を感じて、↓の本を買いました。



これ英検1級を受ける人の中ではめっちゃ有名な本で、スピーチとQ&Aが豊富にのってます。

とにかくQ&Aは慣れなので、スピーチに合わせてQ&Aを予想していっぱい練習した方がいいと思います。

このテキストをやり込んだことで、大体どんな感じのことがQ&Aで聞かれるか予想を立てやすくなりました

わたしの場合は、頻出分野・自分の得意分野のQ&Aをやり込みました。(他の分野は捨てました)

思いつかなかったアイデアをそのまま盗み、英語で調べた背景知識をテキストにメモするようにしてました。

実戦問題を解く作業と背景知識をインプットする作業を並行で進めていった感じです。

受けて思ったこと

・スピーチは時間が余ってもOK
・始まりと終わりが大切

これ読んでる人の中で「スピーチは2分絶対喋らないとだめ」って思ってる人いませんか?

もちろん2分話せたらbestですが、ちょっと時間が余っても大丈夫です。

わたしの場合2番目の理由がめっちゃ短くなってしまって、結論を言った時点でたぶん30秒くらい余ってました。

試験官に"Are you finished?"って聞かれて"Yes."って答えた後に「やばい」って思ったけど、30秒くらいなら全然ましです。

1分とか余ってるとやばいけど、無理に答えを作ろうとして「あー」ばっかり言ってたら逆効果です。

何も出てこない場合はさっさと終わらせて、Q&Aで挽回しましょう。

あともう1個は、始まりと終わりが大切ってことです。

もちろんスピーチは大事やけど英検って英語のテストなので、最初と終わりの挨拶を英語でスラスラ話してたら、印象に残ります。

わたしの場合始まりで"The reason why I took this exam was because I wanted to learn academic English as well. I'm used to casual English expressions, but I had no chance to study academic English. That's why I came here."と言ってて、

終わりで"It was pretty nerve-wracking, but anyway, thanks for giving me this opportunity to learn academic English."みたいなことを話した覚えがあります。

試験の始まりと終わりにこういう愛想の良いことを言うと、プラスのイメージが残るので良いと思います。(人間相手ですし)

わたしはアカデミックな英語よりカジュアルな英語の方が得意なので、部屋に入ってからは独り言とかも全部英語で話すようにしてました。

そっちのが印象に残ります。

おわりに

前回に引き続きこれも読んでくれた方ありがとうございます。

最初にも言ったけど、わたしの場合1人でずっと勉強してたので、試験前はほんとにしんどかったです。

そのときちょうど悩んでいることがあったせいで体調を崩していたので、「絶対に今回で決めなきゃ」とすごく焦ってました。

けど、こうやって目標を達成できたし、しんどいときも笑顔でがんばってれば必ず報われるって思います。

わたしには自分に不相応な大きな夢があるけど、こうやって1つ1つクリアしていけば大丈夫と思えるようになりました。

「なんでそんなに必死に英語勉強してるん?」とか「英検とっても意味ないやん」とか言われたことがあるし、否定されることもあります。

けど、周りのうるさい人たちが口動かしてる間に進めばいいです✨

なのでこれ読んでる人も、周りから何言われてもわたしといっしょにがんばってください🍀

ここまで読んでくれてありがとうございました。

このnoteに関して質問がある方はTwitterのDMにお願いします。

#英検一級 #英語学習


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