2019年に読んだ小説・戯曲

 Twitterで2010年代のベスト映画を挙げるのが流行しているらしく、もうそんな時期か、と、自分が今年読んだ小説を振り返る事にした。というのも、私は本来読書=小説でありたい立場であり、しかしあまりにも自分が小説を読めないので、小説を読むために勉強したいと思ったのだった。その結果、今年もろくろく小説を読めなかった。ちょっと記憶を辿ったら10冊読んだかどうかも危うい。震えながら今年読んだ小説を挙げてみる。その顔ぶれを見ると、私が以下に古典を読んでおらず、なおかつ新作への意欲が乏しく、ジャンルが偏っているかもわかって来て色々とお恥ずかしい……。

『ベルリンは晴れているか』深緑野分
『けものたちは故郷をめざす』安部公房
『飢餓同盟』安部公房
『黄金列車』佐藤亜紀
『ダロウェイ夫人』ウルフ
『マダム・エドゥワルダ/目玉の話』バタイユ
『マクベス』シェイクスピア
『フランケンシュタイン』シェリー
『オリビエ・ヴェカイユの死/呪われた家』ゾラ
『賢人ナータン』レッシング
『蒲団』田山花袋
『ファウスト1』ゲーテ
『真夏の夜の夢』シェイクスピア

 一応10冊は超えていた。月に1作品程度は読んだのかもしれない。
 安部公房、佐藤亜紀、ゲーテ以外は2019年に初めて読んだ作家である。初めて読んで好きだったのは、深緑野分、シェリー、バタイユが圧倒的かな。ゾラもこの前古書店で全集の一部が100円で売られており、買ってしまった。フランスの文化人は面白いと思う。また、私は他人の無理解にさらされている人に思いを寄せがち。こういうのを萌えるともいうのかも。だからシェリーのような作品はめちゃくちゃ好き。

 あと、今年中に読みたい小説と読みかけて頓挫している長編(今年読み始めたもの)。これは何作品駆け込めるかな。市民講座あれこれの秋期講座が終われば、クリスマス休暇(勝手に取った)に読みたいけども。

『闇の奥』コンラッド
『嘔吐』サルトル
『ボヴァリー夫人』フローベール
『百年の孤独』マルケス

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