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こんなコロナ記:2020年4月22日(水)

35.6℃

夕方に発表された東京都の感染者数は132人。
昨日より10人多いが、200人前後をさまよう水準ではなくなって来ている。そろそろ緊急事態宣言発効から2週間になるので、その効果の確認が進められる頃だろう。

Twitterでは、10万円の現金給付の事でずっと盛り上がっている。辞退表明する政治家がいたり、給料が減ってない人に辞退を勧める政治家がいたり、給付金の受け取りに悪いイメージを与える話が大きい。元々10万円程度は消費税で大半の人が払っている。この程度の金額が戻って来ることがそんなに不謹慎でよくないことだろうか。
税金が用途のしれない、または不正疑惑の、またはゴミ混入や汚れやカビなどの不良品率の高いマスクの全戸配布などに使われるのは問題なくて、支給金として個人に配布されるのがそんなによくないのだろうか。

私的には継続的に減税してもらえる方がありがたい。
その方が支給額より多く戻る。

珍しい行動としては、山谷労働者福祉会館宛に物資のカンパを送った。
同会館の関係者が、政府マスクを不要とする人からのカンパを求めていたからだ。
しかし到着した政府マスクの不良品率が高いようで、しかも開封済みを寄付することは出来ないから一旦そのままカンパ品として送ることにした。とはいえ、不良品マスクだけを送るのもよくないので、マスク以外にも募集されていたカンパ品の中から、米と砂糖を選んで送る事にした。
少なくて申し訳ないが米は2kgで砂糖は1kg。もう少し詰めたいところだったが、自宅用の買い物も手一杯だった。結果、箱代と配送料で米と砂糖もう1セット買えそうな価格だった。次はもっとまとめて送ろう。コーヒーやレトルトカレーも必要らしい。

ちなみに、ヤマト運輸に持ち込んだのだが、応対してくれた人はとても親切だった。
もしかしたらカンパ先でどこへ送る品かわかって、協力してくれる気持ちだったのだろうか。
ヤマト運輸の営業所で会った他の客は、「アルコール製剤」と書かれたダンボール何箱もを持ち込んでいた。感染症対策の品物が配送業によって各地に送られている。

今日は、久しぶりに30分程度、日の落ちゆく近所の住宅街を散歩した。
個人経営の飲食店は軒並み閉まっていて、工務店が少しだけ開いている。明るい照明と共に開いているのは、コンビニエンスストア、スーパー、宅配業者、病院。
命を守るための業務が継続されている。ほとんどの店舗は接客カウンターの前に透明のシートが張られている。自分たちの命も守り、人の命も守る。
本当は、日常生活だってそうだ。お互い支え合って生きているはずなんだ。自分の仕事を精一杯やらなくては。それが私に出来る事なのだから。そんな気持ちになった。

大通りに出たら、一気に人通りが増えた。
他人から見たら私も得体のしれない外出だろう。宅配便を出して用事は済ませたので、買い物袋も持っていない。
こういう時でも大通りの方が人が多い。単に道順がわかりやすい、または、分岐のためにちょうどいいルートだからなのだろうか。出歩いたところで行き先は閉まっている。散歩自体が目的なのだろうか。

ますます、他人はわからない存在になる。
日頃も、なんとなくわかるような気がして安全確認した気持ちでいるが、すぐ隣をすれ違う他人が何者で、いま何を考えているかは本当はわからない。危害を加えて来ないかどうかもわからない。お互いに。
感染症の流行では、それを一層意識した。

皆、無事でありますように。いま、体調を崩した人々が、無事に回復しますように。


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