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酔った様なビートDrunk Beatの作り方

Drunk Beatとは?

ドランクビートとはその名通り=酔ったよ様なビートで、ディラビートとも呼ばれており、アメリカのヒップホップを中心に活躍したJ Dillaの名前が由来です。彼がビートメイクをした際テープエディット、サンプラーによって産まれたミスをそのままループに使用した結果、新たなビートとして誕生しました。

J Dilla氏

サンプルを用意しましたので聞いてみて下さい。

よれた渋めのビートですね。意外と感覚でやってみると気持ち悪くなってしまうビートですが、これをどう打ち込んでくか解説していきます。

イーブンなビートで下準備

はじめに、16分のハットにキックとスネアを決めます。そこから5連符、7連符、9連符を基準にノリを決めていきます。

イーブンなビート

5連符で作る

ハイハットを5個打ち込み、ALT+ドラッグで1拍内に収めると5連符ができます。

※Studio One の場合

次に3:2の割合でハットを打ち込みコピペしていく。

5連符=3:2

ハイハットのみでもよれ感が出てるのがわかる。

7連符で作る

要領は5連符と同じで、ハットは4:3の割合で打ち込む。

7連符=4:3

9連符で作る

こちらも要領で5:4の割合で打ち込む。

9連符=5:4

更につめたエディット

ハイハットでノリを決めたらキックやクラップでつめていきます。今回は7連符で進めていきますので、倍の14連符でガイドを作ります。

Hihatの上に14連符のガイドを用意

キックの場合、ガイドに合うようにずらしたり

ガイド通りでないキックを
合わせる

イーブンなノリの箇所を1ガイド分前後にずらす。

前にずらしたり
後ろにずらしたり

クラップをスネアの1ガイド前に入れる。

そして出来たのがこちら。

渋いビートが出来きました。汎用性が欲しい場合は9連符で作ってみると良いかもですね。


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