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Jake Shimabukuro に憧れて

Jake Shimabukuro –
ウクレレを弾く人の中には、この人に憧れたのがきっかけという人が少なからずいると思う。

私はJakeのお名前は以前から知っていたが、ウクレレを始めるずっと前に何度か職場で流れていたラジオから彼のしゃべり声を聞いた記憶がかすかにある程度だった。

実際ウクレレを始めてみたら、日本にたくさんの彼のファンがいること、私がウクレレで繋がった方々の中にも彼をリスペクトしてやまない人たちがとてもたくさんいる事を知って、ウクレレ界における彼の影響力の大きさを知った。

かくいう私はと言うと、「Jake未体験」という言葉がしっくりくる。というのも…。

YouTubeで見られる彼の演奏は複数回見た。私が所有している名渡山遼さんの楽譜集の中にJakeの楽曲が数曲、シンプルアレンジで登場する。(実は全然弾けないがJakeのオリジナル楽譜集も1冊持っている。)でも彼の音源をじっくりと聴いたり、ライブに足を運んだりした事はまだ無い。
彼の楽曲を聴くのは、ウクレレフレンズさんがSNSにのせている演奏で、というのが一番頻度が高い。

そんな訳でJake Shimabukuro の存在感はひしひしと感じてはいるものの、彼のウクレレ演奏をまともに聴いた体験が無いので、あんまり良く知らない、というのが私の現状。実に不勉強…。

Jakeファンのある人が「最近のJakeより、少し昔のJakeが好き」と言っていた。
そんな言葉が頭の中に残っていて、何気なくフリマアプリで検索してみると、彼のちょっと昔のDVDが何本かお安く出ていたので買ってみた。これで私も少し「Jake体験」ができるかもしれない。

すぐに届いたものの、そこから妊娠して謎のウクレレ悪阻になり、DVDはずっとクローゼットにしまいっぱなしだった。そしてしばらくその存在を忘れてしまっていた。

悪阻も落ち着いたところで、またウクレレを少しずつ再開した。ところが今度は妊娠性のむくみによる関節痛におそわれ、両手の関節が痛くてウクレレを弾く気が起きない。困った…。

妊娠前、私にとって「ウクレレを弾く」ことは日常の一部となっていた。子どもたちを寝かしつけたあとの夜の楽しみの時間でもあった。ウクレレを弾くと頭の緊張感やストレスがスーッとほどけていく感じがして、はっと気づくと時間があっという間に過ぎている。

そんなウクレレ中毒な2年間を過ごしていたため、ウクレレが弾けない事は結構辛かった。妊娠でホルモンのバランスが著しく変化しているのも手伝って、毎日なんともいやな閉塞感があった。

そんな時にクローゼットに眠ったままのJakeのDVDの存在を思い出した。

「そうだ、ウクレレ弾けないなら、聴こう!!」

早速、昨日とり込んだまま積まれていた(!)洗濯物をたたみながら、DVDを鑑賞する事にした。

まず手に取ったのが「一期一会」。
これは2007年にJakeが日本でライブをした時の映像で、邦楽のカバーばかりが14曲入っていた。
ライブタイトルになっている「一期一会」というJakeのオリジナル曲が入ってるかと思いきや、それは無かった。今から12年前のライブだけど、その頃もうすでに世界的に有名だったであろうJakeが、オリジナル曲をやらずに全てカバー曲で構成しているのはとても意外だった。

そういえば、オータサンが何かのインタビューで「ウクレレプレーヤーはすぐにオリジナル曲をやりたがるけど、みんなが知ってる曲をやらなきゃダメよ」と言っていたのを思い出した。それはそれとしても、Jakeは何よりもこのライブで、日本のファンを喜ばせたいって思っていらっしゃるんだなぁ、と感心した。

ライブは最初から落ち着いた雰囲気でゆったりと聴ける感じだった。速弾きみたいなのとか、超絶テクみたいな派手なパフォーマンスは無いのだけど、ウクレレの美しい音色がスーッと胸の中に届いてくる。ふんわりと良い気分になった。

半分観たところで時間が来たので一旦止めた。続きはまた次の機会にしよう。

「少し昔のJakeが好き」。
ほんの少しだけど、その言葉がちょっと分かりそうな気がした。

残りのDVDも楽しみ。これからじっくりとJake体験を始めようと思う。

Jakeさん、遅ればせながらあなたのウクレレを聴かせてもらいます。よろしくお願いしまぶくろっ!

これが言いたいことでした。

また書きます。

Jake Shimabukuro ライブDVD「一期一会」
https://amzn.to/33IaPML

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