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料理でPM2.5が結構ヤバイ量発生するって知ってた?

今年始めに携帯型の空気質測定器を買って以来いろんなところを測定しているが、その中で気がついたのが自宅で料理後のPM2.5濃度。

いつだったか測定器のPM2.5の数値がカンストしたことがあった。
こんな感じ。

Hazardous(危険な、有害な)

これを見た直後は『ぶっ壊れたのか…結構高かったのに…』と思って気にしなかったが、実際に室内は『Hazardous』になっており、やけに鼻が詰まることを実感するのと共にさすがに気がついた。(本当にヤバイんだ!ヤバイ!!!)

ということで、料理をするとPM2.5がヤバくなる。
結論としては『換気をしよう!』でしかないが、関連情報をまとめる。


◆記事引用

海外の関連記事を引用する。
リンクは以下。

料理は家庭を汚染し、健康リスクを高めるが、換気を良くすることで改善される、と研究者たち
APRIL 24, 2023
by Asit Kumar Mishra and Marie Coggins, The Conversation

私たちの多くは、人生の3分の2以上を自宅で過ごすことになる。しかし、たとえ屋内であっても、多くの人は危険なレベルの大気汚染にさらされることになる。

調理中に焦がしたり、炙ったり、煮込んだりした食品は、粒子状物質(PM2.5)と呼ばれる微粒子を発生させる。オーブンやコンロにたまった食べ物の残りかすも、燃やすと微粒子を発生させる。調査によると、ローストディナーを作っている間に、インドの汚染された首都ニューデリーを歩くよりも約3倍多くの微粒子にさらされる可能性があるという。

これらの微粒子を吸い込むと、心臓や肺に影響を及ぼし、喘息の症状を悪化させ、肺機能の低下や気道の炎症につながり、心臓発作のリスクを高める。2019年には、家庭の大気汚染に長期間さらされたことが原因で、世界でおよそ230万人が死亡している。

Cooking pollutes your home and increases your health risks, but better ventilation will help, say researchers
[2023.12.15 引用]
www.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。
https://medicalxpress.com/news/2023-04-cooking-pollutes-home-health-ventilation.html

◆所感

『インドの汚染された首都ニューデリーを歩くよりも約3倍多くの微粒子』とのことで定量的ではないが、インドの大気汚染については最近のものだと以下のような情報があった。

インド首都はスモッグの季節 PM2.5の値は5日連続で400(AP通信) - Yahoo!ニュース
[2023.12.15 引用]
https://news.yahoo.co.jp/articles/8da2f1af53f068cb1f6efbeaeed4147c392727d9

記事中の『400』は単位が無いが、おそらく『μg/m3』だろう。
だとすると、たしかに私の実績は3倍以上になっていたかもしれない。

◇◇◇

なお、『cooking PM2.5』で論文を検索したところ理論的な情報がめっちゃ出てきたが、それらによると微粒子の発生量は調理方法や油の種類・温度などにより結構変わるっぽい。直火やら固形燃料は特にヤバそうだ。

私の場合、ガスコンロでコメ油を使って野菜炒めをしていたときだったと思うが、だからと言ってガスコンロや油を使わないわけにもいかない。

◇◇◇

対策としてはやはり換気。

割と料理が終わったと同時に切ってしまいがちだが、15分くらいはまわしておいたほうがよさそうだ。

特に油を使った場合は強め、長めをオススメする。


◆おわりに

しかしまあ、私が子どもの頃はキッチンと食卓がほぼ同一空間で換気も普通の換気扇1個だったように思う。

そんな環境で揚げ物ガンガンやってたようにも思うので、もしかしたらあまり気にする必要はないかもしれない。

とはいえ、換気扇を回すくらいなら大きなデメリットは無い。
そして、室内でも鼻詰まり気味とかになるようであれば、そのような影響を疑ってみてもいいだろう。

皆さんもお気をつけて!

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