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『梅毒』が増加傾向。自治体によっては無料検査が受けられるそうです。

最近『サル痘』について調べたりしてますが、症例の類似から『梅毒』がちょっと気になりました。

『梅毒』について調べた結果、全国的に増加傾向という情報が見られます。
また、最近特に各自治体から注意喚起の情報が出ています。

まったく危機を煽るつもりはないんですが、今回の記事では梅毒の増加について軽くまとめておきます。

ちなみに、個人的な見解としては『特別意識する必要はないが、思い当たる人は気をつけましょう。』という感じです。


◆『梅毒』とは

『東京都性感染症ナビ』から梅毒の概要を抜粋します。

梅毒は梅毒トレポネーマという細菌が感染することで起こる感染症です。性行為で粘膜や皮膚の小さな傷から感染します。感染すると、性器や肛門、口にしこりができたり、全身に発疹(ほっしん)が現れたりしますが、一旦症状が消えるため治ったと間違われることがあり、発見が遅れる危険があります。
検査や治療が遅れたり、治療せずに放置したりすると脳や心臓に重大な合併症を起こすことがあります。
なお、梅毒はHIVの感染リスクを高める可能性があります。

梅毒|東京都性感染症ナビ [2022.06.28]
https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/seikansensho/knowledge/syphilis/index.html

◆最近の傾向(全国)

東洋経済オンラインの記事から年次推移を抜粋します。
お時間のある方は元記事もどうぞ。

性感染症「梅毒」がコロナ禍の日本で広がるなぜ | 健康 | 東洋経済オンライン | 社会をよくする経済ニュース [2022.06.28 引用]
https://toyokeizai.net/articles/-/503215

注釈で20,21年は集計の元データが変わったっぽいことが書いてありますので注意。

これを見ると2021年はコロナ前の水準に戻っただけですが、元データが変わっているなら比較できません。


◆最近の傾向(東京都)

東京都では最近(おおむね今年の前半)までのデータがグラフ化されていました。以下です。

東京都感染症情報センター » 梅毒の流行状況(東京都 2022年)[2022.06.28 引用]
https://idsc.tmiph.metro.tokyo.lg.jp/diseases/syphilis/syphilis/

東京都で見ると、たしかに2020年比で2021年は1.5倍、今年は2倍くらいになりそうです。

年齢、性別報告数を見ると、20代の女性20~60くらいの男性全般が多いですね。


◆増加理由について

専門機関による増加理由の分析は見つかりませんでした。

その他のサイトでは『SNS利用による不特定多数との性的接触機会の増加』やら『パパ活』などが見られました。
増加率で見た場合に若い女性の割合が増えていることからの分析です。

性風俗店ではそれなりに性病検査を定期で行っているはず、という前提はあるのでしょう。

何かと『コロナ』と関連付けしてしまいがちですが、まあ、ここ最近の世相に応じて妥当に増えているということなのでしょうか。

ちなみに、梅毒はアメリカでも増加しているようです。


◆『梅毒』と『サル痘』の関連

そういえば、CDCは『サル痘』の症例定義の中で以下のように『梅毒』との関連に触れています。

*サル痘に特徴的な発疹は、深在性で境界が鮮明な病変、しばしば中心臍を伴う病変、斑点、丘疹、小水疱、膿疱、かさぶたの順で進行することで、臨床でよりよく遭遇する他の疾患(二次梅毒、ヘルペス、水痘帯状疱疹など)と時に混乱することがあります。歴史的に、猿痘ウイルスと他の感染症(水痘帯状疱疹、梅毒など)の併発患者が散見されるため、他の検査が陽性であっても、特徴的な発疹を有する患者は検査を考慮する必要があります。

Case Definitions† for Use in the 2022 Monkeypox Response [2022.06.28]
自動翻訳(deepL無料版)
https://www.cdc.gov/poxvirus/monkeypox/clinicians/case-definition.html

上記からすると『梅毒』患者であっても『サル痘』についてのPCR検査が行われそうな感じがありますが、どうなんでしょうか。怪しい。


◆おわりに

経路不明で感染が拡がっているわけではなさそうなので、まったく思い当たるフシが無い方は特に意識する必要もない感じ。

思い当たる人は初期症状等を調べたうえで、状況に応じて検査を受けたほうがいいでしょう。
自治体によっては無料・匿名で検査を受けることができるようですよ。

◇◇◇

昔は、男性の多い職場であれば『会社の付き合いという名目』で、そのようなお店に同僚やら上司と行くという悪習が当たり前にあったと思います。

時代の変化もあるのでしょうが、コロナ後、特に性風俗産業は厳しいことになっていそうですね。
倫理的にどうこうというのは置いといて『パパ活』なんてのはそのしわ寄せかもしれません。

色々と変わるものですね。

ちなみに私がゲイバーやらキャバクラやらその他に行ったのは昔のことで、今はまったく思い当たるフシがありません!
(いいやらわるいやら)

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