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コロナ・私的まとめ(あとがき)

最近ようやく夏の終わりを感じられる気候となってきました。

いつの間にやら日が暮れるのが早くなり、住宅街であってもどこからか虫の音が聞こえたりします。

ほぼ気温40度という地獄のような暑さも当面感じることはないのだと思うと、どこか名残惜しいような気持ちがなくもないですね。

◇◇◇

さて。

最近の記事で個人的なコロナ関連まとめをいくつか書きました。

書きながらそれぞれのテーマに含まれない雑感のようなものがありましたので、あとがき的な感覚でまとめてみたいと思います。


私はプロフィールにも書いているとおり『3年経ってもコロナがわからない人』で、それは意図的にそうしていることでもあります。

『煮え切らない男だねっ!』と思う人もいるかもしれませんが、わからないを中心に据える、というのは今回の騒動における私のテーマのようになっています。

◇◇◇

私はマスク関連の情報をよく見るんですが、たかがマスク程度のことで人を嘲笑したり奴隷と言ったり憎んだりする姿が見られます。

問題視される部分はマスク単体でもなく関連するイデオロギーだと理解しますが、それでもアホらしいです。

その確信の根拠は、専門家でない限り誰かの受け売りか思い込みか勘違いでしかない、と私は考えます。

これは、肯定否定どちらにせよです。

◇◇◇

『今の時期ノーマスクのやつとは絶縁する』
『マスクを着けているやつとは絶対にわかりあえない』

そんな言葉を見ました。

そういう人同士のほうが通じ合うナニカがあるんじゃ、などと私なんかは思うんですけどね。

◇◇◇

分断、という言葉をたびたび見ます。

『わからない』という状況に曝され続けると案外そのようになるのかな、とか思います。

マスク、ワクチンはどちらかの行動が要求されるので、なおさらでしょうか。

ただ、その決断の理由については『あんまりわかんないんだけどね』であってもいいはずです。

◇◇◇

SNSでは両極端の意見が見られます。

意見の弱い人は情報発信しないので、結果的に世論は分断されているように見えます。

何らかの意見なり主義が無いのは間違っている、劣っている、という感覚を持つかもしれません。

そして、自らの不安を解消するために、同じ方向性の情報を積極的に見てその考えを強くしていくかもしれません。

◇◇◇

で、両極端に属さない真ん中の人は結構そういうのを醒めた目で見てるんだと思います。そもそも見てない人が多いでしょうけど。

そのような人たちは多くが世間の雰囲気に従いワクチンを打ち、マスクを着けたりするんですが、それに確信があるわけでもないでしょう。

だから自己判断でワクチンを止めた人は多いし、マスクだってほとんどの人がテキトーに着け空気感で外したりします。

◇◇◇

よく『羊』『奴隷』などと揶揄されていますが、個人的には普通のバランス感覚のある普通の人々だと思います。私もそんな人間です。(ただし、マスクについては違うかも。)

むしろ、今くらいのいわゆる『反ワクチン』の総合したイメージと拡散情報の内容で全体の3,4割が『反ワクチン』に傾倒するのだとしたら、そっちのほうがヤバイ社会だと思えます。私は打っていませんが。

これは、ワクチンの危険性について情報発信している方々には不満でしょうが、客観的にはそうでしょう。

◇◇◇

精査せずにSNSで拡散された情報(胡散臭いラキンタコルムナやよく知らない海外の研究者、思想の強いブラウンストーン研究所、等々)を見て『反ワクチン、反マスク』になるのであれば、それは単に思い込みが強いだけのように私には思えます。

誠実に情報発信している方やそのようなガチの専門家の方はいますが、それでもSNSで見る『反ワクチン』の総合したイメージが悪すぎます。

なので、現状で真ん中の多数が動かないことは、結構健全な社会だと私には思えます。

◇◇◇

『分断』というのがキーワードのように見られるようになったのはコロナ以後という印象ですが、以下の『岸田ビジョン』ではその是正の実現を掲げています。

岸田ビジョン【分断から協調へ】「公正でやさしい」、「芯の通った」政治 – 岸田文雄 公式サイト
[2023.10.02 引用]
https://kishida.gr.jp/activity/1182

岸田ビジョン…。
こうやって字面で見ると『岸田ビジョンさん』という名前の人のように思えてきますね。私のセンスの問題でしょうか。

それはともかく。

わざわざ分断なんて概念を意識させるということは、やはり分断させたいんだろうな、とか私は思ってしまいます。国民皆保険の維持、というのも同じ効果を狙ってでしょうか。

結局、両極端の争いが注目されることで分断は進む、というか既成事実化され実際にそれに近づくのだと思いますが、少なくともそれに荷担しないように注意したいところですね。


直近で書いたいくつかのまとめ記事は『コロナがよくわからない人』のひとりとして、普通の感覚でおかしいんじゃないかと思える内容を意識しました。

もし私たちに敵のような何かがいるなら、それは意見の対立する者ではなく、『よくわからないという状況』それ自体だと考えます。

なので、正しさを主張するというよりも、わからないを前提に謎の解明を目指す姿勢を意識したいところです。まあ、実際にわかんないですし。

ということで、私は今後も『コロナがわからない人』を続けまーす。

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