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アイのない恋人たち4話 感想

3話のラストシーンは稲葉愛(佐々木希)の一人ぼっちの絵でした。

久米真和(福士蒼汰)が今村絵里香(岡崎紗絵)と親しげに電話で話すところを、待ち伏せしていた愛が察して見送り、嫉妬を内包して一人、夜道でビールを飲むのがラスト。

この時の愛の表情がすごく良かったけど、探しても画像が落ちていませんでした。

✨✨✨

4話のラストシーンは一人ぼっちの絵里香の絵でした。

「私、真和がそばにいないとダメみたいだよ。」と真和に抱きつく愛とのツーショットを、
絵里香が離れた場所から一人で見つめるシーンがラスト。

3話ラストが一人ぼっちの愛

4話ラストが一人ぼっちの絵里香

ときたら、

5話ラストは絵里香と愛、女二人を見つめる一人ぼっちの真和

でも面白いと思います。

あ、俺の本心はどっちの女が好きなんだろう?と自分に問いかけるような絵。

それぞれの心理が深く描かれた純文学的なドラマなので、そういう構図が視覚に刺さるような気がします。

✨✨✨✨✨

このドラマの登場人物たちは渕上多聞(本郷奏多)のように童貞であることを「言えない」ということはあっても、
自分の気持ちを皆、正直に伝えているところが印象的です。

嘘を言わないんです。

絵里香は愛に嫉妬して混乱していることを真和に伝えるし、
真和も「愛に付き合ってと言われたらどうする?」と絵里香に聞かれ、「その時にならないとわからない」と答え、
マッチングアプリの登録もまだ消してないと答えます。

適当に嘘をついてやり過ごさずに、たとえ相手の望む答えじゃなくても伝え、真摯に向き合おうとするのてす。

そういうところが心にじんわりと刺さります。

✨✨✨

男性経験が無いのに難しい恋に突入して、
抱かれる寸前に質問して自制する絵里香や、
取り繕って嘘言って追いかけたりしない真和の心が
純粋で深く染みてきます。


「私と仕事、どっちが大切ですか?」と聞いてしまう絵里香。

ほぼ全視聴者があー、これ言っちゃダメなやつじゃん!ってツッコんだと思います。

マッチングアプリを退会してください!なら対処しようがあるけど、
仕事と恋人との比較を求めるなんて。

なぜ絵里香のような読書家がこんな馬鹿げたことを聞いてしまうのか?

絵里香の嫉妬の根源は稲葉愛に向かっているから、マッチングアプリの女性なんかはそれに比べればどうでも良くて。

稲葉愛がブックカフェに押しかけて放った呪いの言葉の出だし。

「あなたとは無理だと思う。真和と付き合うの。真和は仕事が一番大切で自分を絶対変えないことくらい、あなただって薄々気づいてるんじゃない?」
が頭の中にあって、吐き出してしまったのかなと思います。
 
わざわざブックカフェに来た愛の企みとも言えますね。

マッチングアプリを退会してないことも推理して伝えてきます。

「あなたに真和を受け入れるのは絶対無理。自分が傷つくだけだし。」

これを言い放った時の愛の表情。

目が独特の光を放って、美しく狂気的な凄みがあります。

✨✨✨✨✨

ブックカフェで近藤奈美(深川麻衣)と富田栞(成海璃子)が愛の前に立ちはだかり、
「絵里香さんの邪魔しないでくれますか!」
「あなた、高校の時、生態系を壊す女って言われてたんですって? クラスの女子が男子に告っても、みんなあなたを好きだから振られてたって!」

笑ってしまう愛。

「高校の時もこんな感じのことあったなって」

✨✨✨

友達思いぶって理不尽な詰め寄り方をする女子たちの集団の行動。

ちょっと思い出されました。

私は愛みたいにモテた経験は無いですが、
こんなことがありました。

Aちゃんという女子がTくんを好きだと公言していて、でもTくんは私(筆者)を好きらしいと聞くと、
女子数人が私のところに来て
「Aちゃんが先に好きだと言ったんだから、絶対にTくんを取らないでね」と圧をかけてきたのです。

二人が恋人同士なら「取らないでね」と言うのもわかりますが、
単に先に「好きだ」と言った片思いなだけで、
そこまでの優先権があると思うのか?
それを本人じゃなくて友達が数人で言ってくる理不尽さに呆れ、
女子のこういうふうな感情論や、つるんでいる世界は嫌だなと思いました。

私程度でこんなふうに嫌な思いをしたので、

美女の愛はさぞかし女子たちから目をつけられ、理不尽なことを言われ続けてきたんだろうなと思います。

✨✨✨✨♥️

娘を「なんの取り柄も無い」などとディスる奈美(深川麻衣)の母親に「俺のことは何言ってくれても良いけど」と、
奈美の良いところをまくしたてて奈美を連れて帰る郷雄馬(前田公輝)がとても素敵でした。♥️


大好きでチュー♥️と雄馬にキスする奈美。

この二人は癒やされますね。


婚姻届けを持ってはしゃぐ奈美。
ちょっと暴走ぎみですが。

✨♥️✨♥️✨♥️✨

家族のことで傷ついている渕上多聞(本郷奏多)に「私たち、付き合いませんか?」
と精神的な結びつきを求める提案をする富田栞(成海璃子)

その提案は多聞の心に響き、「付き合ってください。富田栞さん」と返事をしました。

童貞であるコンプレックスをどうしても伝えることができず、
部屋に来た栞をいきなり押し倒し、
「怖いです、顔が。鼻息も荒いし」
と拒否されてしまいます。

栞を帰らせる多聞。

「さっきはごめんなさい」と栞からラインが来て、
「俺は童貞なんだ。」と文字を打ったが、
結局「もう謝らないでくれるかな?」と返してしまう。

✨✨✨✨✨♥️

「俺達に未来をコントロールできるとしたら、せいぜい酔っ払って嫌なことを忘れるくらいなもんだ。」と真和のN

このドラマの登場人物たちはけっこう飲みますね。
そして本音を言います。
自分の心を見つめて、相手の心を知ろうとあがきます。
うまくいかなくてまた飲んで。

✨♥️✨♥️✨♥️✨

読んでくださり、ありがとうございます。

次回もまた楽しみに視聴して感想を書きたいと思います。



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