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「自分にとって大切な時間は、何ですか?」#8月31日の夜に

今日のことについて書こうと思う。日の光が輝き、家の中では扇風機が回る。何不自由のない生活だ。私の心も安定している。最近はフランク・シナトラのアルバムが好きだ。私に好みは、中学3年の時から、だいぶ変わった。

中学三年生。私にはとても、重要な時に思える。思えば、私は中学3年のころは、孤独だった。

友達はいた。そして、私はいじめられていた。中学3年の時、私の心のバランスは大きく崩れた。

だから、いじめられている人の気持ちは、痛いほどわかると思う。辛いよね。それだけじゃ、足りないくらいの辛くて苦しい、悲しいこと。

日野原重明さんの本に書いてあった詩で、いじめについて、こんなことが書いてあった。

「いじめは、友だちのもつ大切な時間を奪うもの」

私の中学の頃の後輩も、私が中学3年の部活の引退の時に、手紙に書いてくれた。

「私に全部悩みを話してくださいとは言いません。けれど、話すと、先輩の好きなことに、その分、集中できると思うんです」

彼女も、困っていた時、友達の存在に救われたと言っていた。だから、先輩の私に、さりげなく、手を差し伸べてくれたのだ。

時間というのは有限だ。いじめられて悩んでいる時間。傷ついている時間。長いこと、そういう時間に苦しめられているのは、もったいなくはないですか?

今、いじめられていることに悩んでいるのなら、自分の人生の時間のことを考えてほしい。

私は、中学3年生の時、人間関係に悩んで、心のバランスを崩して、それでも、無理して学校に行っていた。けれど、一番大切な心を、大切にしていなかった。

いじめられていることに悩んでいる子どもたちに、伝えたい。

心を苦しませては、いけないよ。心が喜ぶ、楽しくて、心地よくて、幸せな時間を、過ごそうよ。大切な自分を、守ってあげて。

いじめに苦しむことは、命にかかわることだから。助けを求めていいんだよ。

思えば、中学3年から、高校、そして大人になった今にかけて、私の好みは変化した。

付き合う友達の種類も変わった。性格も、ファッションも、好きな音楽も。今が本当の私だと思っている。思えば、中学生のときは、自分を隠してたのかも。

10代は、大切なアイデンティティ、自我の形成の時期だ。今が一番大切だ。いつだって。

そんな自分を支えてくれているのは、お母さん、お父さん、兄弟、愛犬、友達、後輩、近所の人、親戚・・・。誰か一人だけでもいい。

私は、後輩の彼女の存在と、言葉を再び思い出し、あの時、あの苦しいとき、とても純粋な優しさをくれたんだ、と感謝したい。

いじめだけがすべてじゃない。今がすべてじゃないし、今にも、未来にも、楽しいこと、幸せなこと、美しいもの、光はたくさんある。環境を変えてもいい。自分が一番大事だよ。

生きて、幸せになろう。


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