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ゲームプランナー入門講座#2-企画書の作り方基本編②

前回は「手法+目的」で組み合わせればゲームのコンセプトになるのをお伝えしました。

今回はそこから一歩進んで、企画の基本形となる「タイトル+3行見出し」をお伝えします。

企画の基本形「タイトル+3行見出し」

「手法+目的」でゲームを一言で表すことができたら、
さらにそれをより深めるために、コンセプトを達成するための手段を3つ考えていきます。

企画の出し方(タイトル+3行見出し).001


これは加藤 昌治さんの「考具 ―考えるための道具、持っていますか?」で記載された
アイデアスケッチです。
これをベースに手法+目的に置き換えると次のようになります。

コンセプトを達成するための手法を3つで表現

企画の出し方(タイトル+3行見出し).002

手法+目的で考えたコンセプトを達成するために
必要な手法(仕様・機能)を3行(3つに)まとめるものとなります。
具体的にイメージしやすいように
実際にリリースされているゲームを「タイトル+3行見出し」にまとめてみます。
今回は「ウマ娘 プリティーダービー」で行いたいと思います。
ちなみに僕はウマ娘とはまったく関わりはございません。

僕なりに解釈すると下記のようになります。

企画の出し方(タイトル+3行見出し).003
【コンセプト】
ウマ娘を育成して=手法

レースで勝つ=目的

このコンセプトを達成するために必要な手段が以下の3つとなります。

【手段】
手段①カードで育成方針を決める

手段②適正に合わせてトレーニングをする
手段③スキルを発動させてレースを有利に


今回はゲームサイクルとどのようにプレイすれば勝つことができるのか?
をメインに「タイトル+3行見出し」でまとめてみました。
ウマ娘には上記以外にもストーリーやガチャ、フレンドなどさまざまな要素がありますが
ここでは記載していません。
実際の企画書では書かないといけない要素ですが、企画の出発点としてはこのくらいミニマムなところからスタートして行きます。

企画の基本形「タイトル+3行見出し」でまとめる

この段階で自分の頭の中で面白そう思えることが大事です。
この段階で自分でもピンと来ないものは、現段階では面白い企画になるのは難しいので一旦、横においておきましょう。

まずはこの形まで企画を持っていけるようにしましょう。
そのためには、遊んだゲームを「手法+目的」で一言にまとめてそれを達成するために必要な手段を3つ出してみましょう。

企画の基本形「タイトル+3行見出し」で遊んだゲームをまとめることで
自分中にアイディアの要素が蓄積されていきます。

次回は、蓄積した要素を元に企画の基本形「タイトル+3行見出し」までをどうやって作るのか?
実演形式でお伝えしたいと思います。


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