青春コンプレックスとはなんなのか
非モテからモテるようになろうと努力していると必ず言われる言葉がある。
それが「青春コンプレックス」だ。
青春コンプレックスとは、学生時代に彼女ができず制服デートや一緒にお祭り行くといった所謂「青春」を体験できなかった男がそれらを引きずることを指す。
人によってはこの「青春コンプレックス」は根深い問題で、大人になっても学生時代に恋愛できなかったことを引きずってしまう人は意外と多い。
そして大人になってから、学生時代にモテなかった悔しさを晴らすかの如くナンパやアプリで女を抱きまくっている男も多く存在する。
事実こうした「学生時代モテなかったけどそれをエネルギーにしてモテるようになった男」はたくさんいるし、僕もその部類に入る。
モテ男になったとまでは言えないけど、25歳まで童貞→経験人数26人になって何人か彼女もできたので少なくとも非モテは脱したと言っていいだろう。
しかし晴れて非モテを脱して女にモテるようになったのに、なぜかこんな心ない言葉を投げかけられる。
僕と同じく非モテ出身から成り上がってモテ男になった人もほぼ必ずと言っていいほどこの言葉をかけられている。
もしあなたが学生時代に非モテで過ごしていて、一念発起して見事モテる男になったとしてもほぼ確でこの言葉をかけられるだろう。
それほどまでに「青春コンプレックス」と「学生時代モテなかったこと」は、日本人の恋愛観に想像以上に深く根差している。
今回はそんな「青春コンプレックスとはなんなのか?」について書いていこうと思う。
非モテと青春コンプレックス
残念ながら非モテと青春コンプレックスには、切っても切り離せない関係にある。学生時代恋愛ができず大人になった今現在も恋愛経験がないなら尚更だ。
異性に興味を持ち出す学生時代の話題は恋愛が鉄板トークになるし、誰かを好きになったり片想いしたり失恋したりと一通りこれらを経験する。
かく言う僕も非モテ時代は青春コンプレックスを否が応にも感じていて、社会人になっても引きずっていた。
中学高校大学と全部共学だったのに彼女どころか浮いた話すら出てこなかったくらいだから、僕がどのくらい「ガチ」だったかわかるだろう。
は?泣いてねぇし。うるせぇよ。
けれど前述の通り学生時代に恋愛ができず青春コンプレックスを抱えていたとしても、それをエネルギーに変えてモテる男に進化した男は一定数存在する。
特にXでは恋愛やモテに特化したナンパ界隈や恋愛界隈ではそうした学生時代に青春コンプレックスを抱く非モテ出身から成り上がった人は多い。
そうした前例を見ればもし仮にあなたが学生時代にモテずに青春コンプレックスを抱いていたとしても、いくらでも巻き返すことができる。
その事実は多くの非モテ男性にとって希望溢れる話ではないだろうか。
そういった視点で考えれば、青春コンプレックスを抱くのも悪くないかもしれない。過去の悔しかった出来事がその人を飛躍的に進化させるのはよくある話だ。
こうした「人生逆転エピソード」は多くの人に人気があるし、実際にこうした背景を持つ人は数多く存在する。
こういった人たちは「すごい!よく頑張った!」と見られるのに、なぜか「非モテから成り上がってモテるようになった男」はバカにされる。
しかも努力してモテるようになった現在の姿なんか全く評価せず「そんなんだから学生時代非モテだったんだろww」とどう足掻いても変えようのない昔の話をほじくり返される。
これは一体なぜなのだろうか?
それはひとえに日本人のほとんどが「学生時代にまともに恋愛ができなかった人は何かしら欠陥がある」とナチュラルに思っているところに原因がある。
学生時代、まともな恋愛ができなかった男は人間性に問題がある?
ここまでで青春コンプレックスを抱える人は多いことと、その悔しさをバネにしてモテ男に進化する男が多いことを書いた。
しかし青春コンプレックスには一つだけ大きな疑問点が存在する。
それは「学生時代、まともな恋愛をできなかった人は拗らせる」という意見を通り越して、「学生時代まともな恋愛をできなかった人は人間性に問題がある」という考え方だ。
人間性に問題がある→だから学生時代モテなかったという意見は一見正しい因果関係に見える。
しかし、現実を見ればこれは大きな誤りだ(詳しくは有料部分にて)
↑の男磨き界隈のインフルエンサーは「学生時代恋愛ができなかったヤツは体育会系のノリができない」とまで言っている。
更には利害関係のないリスペクトし合える関係も、学生時代に恋愛経験のない男は作ることができないと。
言うまでもないが流石にこれはこじつけだ。あまりにも論理が飛躍し過ぎている。
そもそも学生時代モテなかったことと、体育会系のノリがわからないことに何の関係がある?
それに学生時代に恋愛できたことと利害関係なしのリスペクトがし合える関係を築くことだって全然別ベクトルの話だ。
学生時代に彼女がいても体育会系のノリが苦手だった人もいるだろうし、非モテだからリスペクトし合える人間関係を作れないなんてこともない。
パッと読んでこの文章に違和感を感じる人も正直多いと思う。
しかしこんな風に「学生時代恋愛経験がなかった男は人間としても全然ダメ」みたいなレッテルを貼られるケースは非常に多い。
事実「学生時代に恋愛経験がなかった」というだけで、今現在モテる男になったという実績さえも「いつまで青春コンプレックス抱えてんの?w」という言葉で否定されてしまう。
脱非モテしてモテる男になったというサクセスストーリーは否定するが、昔非モテだったという過去ばかり指摘されてしまうのだ。流石にこれは納得がいかない。どう考えてもおかしいだろう。
脱非モテしてモテる男に進化した人や、モテる男になろうと頑張っている人に対して「いつまで青春コンプレックス抱えてるの?w」とか言ってくる輩に対してストレートに言えることは
「いつまで青春コンプレックスなんて言ってんの?」ということだ。
仮に青春コンプレックスを抱えていたり、学生時代モテなかった悔しさを抱えていたとしても
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