卵巣のう腫入院の記録①

固形物が卵巣の中にできてしまったタイプの卵巣嚢腫が発覚し、手術したときの記録です。手術・入院自体が初めてでかなり不安だったため、体験記が読めたら…と自身が思ったため記録を残しました。しかし記録部分がいくらか冗長になってしまったので、有効な情報があればそれでいいよ!という方はまとめへジャンプしてください。

入院記録

手術-1日
お昼過ぎに病院へ行き、病室へ。特にすることはなく少し手続きをしながら、夕ご飯を待つ。普通の夕ご飯のち、下剤をのむ。(もっとご飯に感謝しておくんだった…)
栄養補給の液体パックを受け取っていたので、それを飲みながら眠りにつく。ぐっすり寝るつもりだったが、暖房ががっつりかかっており、暑くて暑くて何度も起きてしまった…(手術当日はぐっすりとは寝られないのでよく寝ることをおすすめします。必要に応じて睡眠導入剤をもらうのもよいと思います)

手術当日
手術室へ向かい、ヘアキャップをつけ、手術台に横になり、血圧計をまかれ、脳波センサーをつけられ、酸素マスクの下で深呼吸していたら、すぐに麻酔が効いて眠りの国へ…
私の入院先は手術当日のみ付き添い1名が認められていたので、家族と言葉を交わしていたところ、震えが止まらず。私が目覚めたことによりそばに来てくれた看護婦さんにそのことを訴えると、電気毛布登場。ポカポカになったことにより、また眠りにおちました。
手術後は観察室にいたため、ナースステーションに近く、カタカタカタカタ…とずっとキーボード音がうっすら聞こえていました。看護師さん、大変。。
電気毛布にくるまっているのが厚くなりすぎて、起きて、少しすると病室へ。
麻酔が弱くなっていくと、痛み止めの点滴はあるものの、だんだん痛みをはっきり認識し始めます。痛みは2日目朝までが一番辛いです。
足は血栓などを防ぐためマッサージ機につながれ、片手は点滴につながれ、寝たままなので動ける範囲は限りなく狭く、身体が痛くなります。身体用まくらが借りられる場合は借りて、体勢を少しずつ変えることをおすすめします。
そしてようやく夜にお水を飲んでよいと許可が…!口がガサガサだったので、本当に恵みの水。
ひとつ不快が解消されると別のことに気づくもので、水を飲めるようになると、点滴の針が痛いことと、尿管が痛いことに気づき始めました。人間、不快が解消したことに感謝できるのは束の間なものなのですね…
昼間もとぎれとぎれで寝てはいましたが、消灯されて就寝時間へ。と思ったのですが、何回か激痛で起き、満足に睡眠がとれたわけではありませんでした。(一応何かあったらと思いナースコールしましたが、点滴は4時間ごとと言われ、泣きそうでした)

手術後2日目
朝一に採血。入院前は少し緊張感があった採血ですが、点滴の針ほどではないのでだいぶ慣れました。傷の様子を見ますと言われて、初めて自分の傷の処置を認知(遅い)。ガーゼだけではなく、吸水パッドまで巻かれていました。今日からは一般食です。そして、ついに尿管を抜いてもらえます!これは痛かったのでかなり嬉しい。午後になって、起こしたベットから立ち上がれるようになり、ついに点滴スタンドを補助で使いながらも自力でトイレへ。。人間生活に戻りつつあるなという感じです。
一般食を食べてエネルギーがたまってきたのか、2日目から3日目にかけてぐんと回復しました。さらに、点滴も2日目中に抜いてもらえるので、傷以外の痛みの原因がかなり薄まりました。

手術後3日目
手術の際はおへそ、真ん中下腹部、手術する側と反対側の脇腹あたりの3か所に穴をあけましたが、うち脇腹の穴にはドレーンが入っていたので、3日目に外し、抜糸もしました。ずっと脇腹の傷が痛いと思っていたのですが、このドレーンを抜いたらかなり痛みが静まりました。
脱手術着をしたので、快適な上下別のパジャマに替えたのですが、おへそ辺りにあたると痛かったです。おへそあたりでひっかけてはくようなボトムスには注意しましょう。
お腹になるべく力を入れずに立ち上がったり画面を見たりしているうちに、背中がかなりの筋肉痛に…

手術後4日目
傷口のガーゼをはがしてもらい、保護シールのみに。3日目からシャワー可能と説明はあったものの、1日おきに男女で分けて入浴スケジュールが組まれている病棟だったため、ようやく4日目にしてシャワーを浴びることができました。手術前日以来だったので、シャワー後はかなりの爽快感でした。1階の売店に行ったりフロアを徘徊(?)したり、なるべく動くことを心がけたおかげか、だいぶ筋肉痛も解消してきました。

手術後5日目
ついに退院の日。病院内を移動する分には健康体のような気がしている状態で退院しました。重いものは持てないですが、キャリーバックを5分くらいひいて、タクシーで帰宅することは可能でした。点滴が終わってからも飲み薬の痛み止めが手放せないような気分が続いていたものの、5日目となると、痛み止めがなくてもなんとかやり過ごせる程度の痛みになりました。

まとめ

  • お腹の痛みにより、睡眠不足と食べたいほど食べられない状態がしばらく続くので、入院前にしっかり寝ること、おいしいものをお腹いっぱい食べておくことをおすすめします

  • 退院時に可能であれば迎えに来てもらえることが望ましいですが、難しい場合はキャリーケースに荷物を入れていったほうがよいです。重いものは退院時にはまだ持てません。

  • 便秘になりやすい方は退院時に酸化マグネシウムを処方してもらうとよいかもしれません

手術後記


あってよかったもの、あってもよかったもの

  • 前開きの長い丈の寝巻
    私はレンタルで借り、汚れ等を気にしなくてよかったのでそれはそれでよかったのですが、冬には少し寒さもあるので、長袖の暖かめの生地のものを用意するのもよいかもしれません。ただし、血が付く可能性もありえるので、その点は留意してください。

  • ストローがさせるふたつきコップ
    ベットからフルで起きられない期間もあるので、かなり役にたちました。

  • タングルティーザー
    ずっとベットでごろごろしているため、髪がからまりまくりました。からまりがほどけるブラシがあるとストレスがかなり解消されます

②では、「退院後1~2週間で通常の生活に戻れる」と言われて、では退院後1週間ってどんなかんじ?と思っていたので、退院後を書いてみたいと思います。



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