何者にもなれなかった私へ

 2023年12月31日 エピローグ。

 

 社会人という、つまらない生き物になってはや半年と2か月。毎日同じように生き同じように時間を流す。私は良くも悪くも自分を殺した。
 
 まず、昼夜逆転をしなくなった。毎朝5時30に起きては22時30に寝るという憎たらしくとも健康的と呼べる生活をしている。嫌なこととか逃げ出したいことひっくるめて真っ黒な夜に投げ出すことなんて出来なくなった。私にとって”そんな夜もある”という言葉はまるで「桃源郷」のような魔法の言葉へと移り変わってしまった。
 
 当たり前な話だが、みんな移り変わるし自分自身が馴染める形に溶け込んでいく。LINEのトーク履歴は1年前と全く違う面々だし、Twitterなんて名前自体がxとかいう1文字に変わってしまった。
 当たり前に移り変わる世界という存在自体が生きていく上で前提にあり、全ての事象の過程として紐付いている。

 生きるという形がある程度可視化された自分自身は一体どんな風に生きてくんだろうか。
 指標なんて崇高な物は掲げちゃいない。ただ中心にある自分とその周りにある、ちゃんと大事な物や人を少しでもカバーできる人でありたいかな。

 少し話は変わりますが、この檸檬のnoteは今日で、2023年度で幕閉じです。
 いつか終わりにしよう、こんな歪な形の落書きはと思っていたからタイミング的にもまあちょうどいいんじゃない?
 
 約1年と半年も続いたんだってこのnote。記事数は大した事ないけど長かったなぁ。写真アルバムとは別に、大学生で苦悩してる自分を見返せるいいアルバムになってると思う。
 

 「何者にもなれなかった私へ」

 希望なんて未来に見出せず、過去にしか縋れない私だけどそんな君が好きだ。お酒飲んでゲームしたり本読んだりしてる君が好きだ。独りの時間を蔑ろに出来ない君が好きだ。いつだって、自分自身であり続けたい君が好きだ。
 だから、どうか。
 

 いつか、また思い出したらログインしてこのnoteに足を踏み入れてほしい。間違いなく刻んだ時間はその時を司る大事なページの1つであるから。

 書いてる途中に年始開けちゃったけどここでこの落書きはここで閉まいです。
 きっとこれからまた一緒にお酒飲む人も、2度と会う事ない人も、1度も会わないで終わる人もいるだろうけど、最良の日々が続くといいっすね。


明けましておめでとうございました、良い物語を!


 

  



 
 
 
 
 
 
 

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