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友達には重い話。

写真は、筆者が生まれる前に亡くなった最愛の姉の、小さなかわいいおてて。

友達とチャットをしていて、ふと。
姉さんの話題が出た。
軽口の範囲で終わらせるつもりだったのに、友は、真剣なトーンで聞いてくるのだ。
「あなたはお姉さんの何になりたいの?」「お姉さんの分まで生きたいってこと?」
おれは幸いなことに、それに答える言葉を持っている。というより、ずっと育んできた。だから、等身大の答えをぶつける。
「生きて、死んだ証明になりたい」「一緒に生きたい」と。

友は、真剣に考えているようだった。
愛とはなにか。
私の、姉に対する全身全霊の「愛してる」の重さを引き受けてくれる。
愛がわからないと彼女は言う。
わからないなりに、考えてくれて、本気になってくれて、否定しないでくれた。それが何よりありがたかった。

ただやっぱり、重かったかなぁと、思うのだ。
定期試験直前の深夜にするような話ではない。少なくとも。
こんな夜は起きていてもいいことはない。
さっさと寝てしまったほうがいいのは重々承知の上で、最後に数文だけ綴ろうと思う。

姉さんへの愛は、ほとんど執着で、理解はいらない。
そんな生だからこそ、共に考え抜き、歩いてくれる友の存在は、かけがえのないものだと思う。
姉さんに会いたくて、どうしようもない夜。いつか、まるごと愛おしいと思えますように。

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