誰彼問わず

僕の障がいや、姉さんのことを話したくなってしまうモード。
姉さんの誕生日が近いからだろうか。この前までひどく気持ちが病んでいたことも関係しているかもしれない。
知ってほしい、気付いてほしい。俺は優秀なようで、飄々と、楽しく生きているようで、自分や姉が「透明人間」―――いなかったことにされないように、戦っているのだと。
毎日を楽しんでいることも嘘ではないけども、周囲が思うより、ずっといろいろなことを考えて、その上で道化であることを選んでいる。
それが僕の戦い方。
けれど、それなら、気づかれないほうがかっこいいと言うのもまた一理ある話だ。
底抜けに陽気なまま、酸い生を(あるいは性を)生き抜いていきたい。
そういう生き物でありたい。

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