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Goryoクラガンサイドボード論 第0回
~はじめに~
2023年6月、野球界では大谷翔平選手が大活躍を見せている。高校まで野球をやっていた私は、日々の試合やニュースを本当に楽しみにしている。
ところで、みなさんはMTG界でもスーパースターが誕生したのをご存じだろうか。
そう、超大型新人のグル谷選手である。
![](https://assets.st-note.com/img/1687229472312-1hmTnhXTJ4.png)
正直に言ってしまうと、私はこの大型新人にそこまで大きな期待は寄せていなかった。間違いなくテンションはすごく上がったが「パワーが2上がったくらいでクラガンが超強化されるとは言えないだろう」という感想だった。
結論から言うと、この2点は大きかった。また、《動じない大ワーム/Impervious Greatwurm》と違って伝説クリーチャーだったことから『御霊クラガン』という新しいアーキタイプを生み出すまでに至ったのである。
『御霊クラガン』は私が発案したデッキではないが、諸事情で時間がたっぷりある私は、元デッキを魔改造していき、モダンリーグで過去最高の成績をあげている。(当社比)
※パイオニア禁止前の青黒インバーターよりも勝率が良いってヤバいでしょ。
Preliminary や Challenge には参加していないカジュアル村人の私だが、およそ200戦ほど『御霊クラガン』を調整し、さらにデッキが固まった後に300戦のデータをとってみた。
この記事で『御霊クラガン』の戦い方やサイドボード論をまとめることで、みなさんに『御霊クラガン』の魅力を伝えたり、プレイングやサイドボーディングに意見を頂いたりできればと思っている。
それでは、本記事では簡単なデッキ紹介を行い、次記事からはアーキタイプごとの対戦考察をしていくことにする。
デッキ紹介
某讃美歌店の「クラガンウィックシュート」でアーキタイプ検索をすると、初めて《御霊の復讐/Goryo's Vengeance》が《クラガンウィックの死体焼却者/Cragganwick Cremator》と同居したのは以下のリスト(https://www.hareruyamtg.com/ja/deck/522574/show/)である。
![](https://assets.st-note.com/img/1687230594634-zokXL82yqU.png?width=800)
そして、次のリスト(https://www.hareruyamtg.com/ja/deck/527581/show/)が Preliminary や Challenge で結果を出していったリストとなる。
![](https://assets.st-note.com/img/1687230834148-SmQbIlFjfZ.png?width=800)
簡単に動きを説明すると
①エムラを御霊で釣る(たまにグル谷)
②クラガンでグル谷を投げる(15点以下ならエムラも可)
③上記の作戦をちらつかせながらサーガのトークンで盤面制圧
という3種類の動きができるデッキだ。
机上の空論のように聞こえるが《不敬な教示者/Profane Tutor》によって、必要なパーツを揃えにいくことができる。
特に、2t目に《ウルザの物語/Urza's Saga》から《不敬な教示者/Profane Tutor》を待機させると、同じ4tに《ウルザの物語/Urza's Saga》から《地獄料理書/The Underworld Cookbook》+《不敬な教示者/Profane Tutor》から他のパーツをサーチできるという状況ができあがるのは圧巻の一言である。
※解決順はアップキープに教示者→第1メインにサーガ
![](https://assets.st-note.com/img/1687231112201-l4WlykOB74.png)
最初はクラガンがネタ枠に見えていたので、私はジャンドクラガンという正統派(?)なクラガンを回していたが、『御霊クラガン』が Challenge で2位となったところで、いよいよ回してみようと思った。
…すると、驚くことにやたらと強い上にクラガンがネタでもサブプランでもなく、光り輝くデッキであることに気づかされたのである。
そんなこんなで、私は『御霊クラガン』の虜になり、気になる点を魔改造していくことになった。特に大胆な変更はアスモパッケージを抜いたことだった。もともとアスモは賛否両論だったが、私の結論は「アスモパッケージの6~8枚は環境次第で変化しうる自由枠」である。
現状、『御霊クラガン』で一番避けたいパターンが「1tラガバンを止められない」なので、私は《稲妻/Lightning Bolt》を採用して以下のような形にしている。
![](https://assets.st-note.com/img/1687231667610-4qb5hbhi0V.png?width=800)
![](https://assets.st-note.com/img/1687232423183-ZYjD8Sojxb.png?width=800)
勝率はほとんど変わらなかったが、どちらかと鏡割り入りの後者の方が好みだったので、次記事以降は後者のリスト(https://www.hareruyamtg.com/decks/545682)を基にサイドボード論を展開していく。
※300戦のデータの中で対戦が多かった順に更新予定で、第1回は『赤黒想起』(通称:赤黒不快、赤黒愉快)を予定している。
つづく
次回予告
![](https://assets.st-note.com/img/1687232548208-J7Bl3LVGoz.png?width=800)
次→(https://note.com/lelougelion09/n/nc7f2447c5ded)
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