制限が生み出すもの

今日とある現場のお手伝いをしていて感じたこと。

ものすごく制限がある中で作っていかなければならない、という現場だった。その状況で生み出されていくものに、完全な自由こそないものの、その作品「らしさ」が形作られていくのを目の当たりにした。

制限といっても色々あるが、例えば一つの仕事に対して期限があったり、顧客の要望があったり。

もっと大きく捉えると、人生においては時間やお金が制限になってくる。限られた中でどう使うかを考えて考えて、その限られたものの使い方が自分らしさとかそんなものになるのかとふと思った。

ここまでくると、

自分が置かれた環境こそがオリジナリティであり、個性。

私は自分の道っていうのは完全に自分の意志だけで決められるものではないと思っていて、それはどれだけ自分の意志があろうとその意志を形作るものはそれまで辿ってきたその人の人生だから。

自分らしさとか個性とか、自分で無理やり作っていかなければならないものだと思っていたけれど、そうではなくて、その部分は環境に任せて、置かれた場所でどうするか、それに必死になったら勝手に個性なんてものを身に纏えているのでは、そんなことを考えていた。

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