人生初フォビオン
使ってみました。夢のような2日間。1日目は屋外・屋内撮影、2日目は物撮りでした。結論を言うと「欲しいっ、いつかお金を貯めて必ず買う」。F3、D300、8000Dと乗り換えてきて、初めてシグマのカメラを触りました。
ネット上で見ていた情報と、自分が使った上での感想がけっこうずれていたので、以下にまとめます。まとめますけど今は興奮しているので少々冷静さに欠けているような気もします。熱が冷めた頃合いに、少しずつ書き直し・書き足しますのでご了承を。画像と文章は連動していませんのでご容赦を。
モニター:ネット上の意見と反して、見やすいです。たしかに一見、粗いのですが、ピントを合わせやすいと言いますか、ユーチューバー風に表現するなら「ピントの山がつかみやすい」のだと思います。老眼でも見やすいです。十分です。
画角:dp3はほぼ75ミリ換算だそうです。普段使っているアートはほぼ50ミリですので、少し異なります。これがまた抜群に使いやすい。以前、タムロンの90ミリを使っていましたけど、90ミリほど被写体を選ばず、オールラウンドだと思いました。
バッテリーの持ち:フォビオンの諸先輩方が言うほど悪くはありませんでした(自分の中でメリルに対する意見とごっちゃになっているだけかもしれませんが)。仕事なら3個持ちですけど、日常使いなら1本でいけると思います。こういうのはやっぱり使ってみないと分からないものだと思いました。人によって求めるところが違いますので。
オートフォーカス:このスピードで諸先輩方は「遅い」と言っているのか‥‥と思いました。自分には十分です。たしかに最新機種の多くより遅いのかもしれませんけど、自分の撮影では問題ありませんでした。スピードの前にまず正確さです。とても正確でした。これに勝るものはありません。
表現:素晴らしい。モノクロ写真の良さを分かる方全員がフォビオンの良さを分かるはずです。ただ「フォビオンポイント」をつかめていたかどうかは分かりません。自分のアガリを見たら全部ホームランだと思ってしまいました。自分の判別基準が甘いのかもしれません。
ノイズ:出るっておっしゃっている方が多いのですが、個人的にはこれってノイズではないのでは?と思いました。たしかにスカッとクリアではありませんけど、まったく気にならないというか、むしろ味というか。「ノイズって何」という定義の話になってしまうのかもしれません。よく分かりません。
解像感:少し自分の中で噛み締めてから書きます。
熱:バッテリー持ちとつながっている話ですが、勢いよく撮影しているとボディが熱を持ちますね。仕事の撮影ペースだと、かなり熱くなりました。屋外で撮影している時に警告マークがモニターに表示されました。ま、さりとて報道やファッションのカメラマンのようにバシャバシャ撮る仕事ではありませんし、熱くなったら休めばよいのだと思います。
使いやすさ:説明書を読まなくとも問題なく使えました。一応、使う前に目を通しましたけど、読まなくても難なく使えます。こういうところのストレスがない点って特筆すべきだと思います。
液晶モニターのピント拡大:できました。じつはネット上でどれだけ探してもできるかどうかわからなかったのですが、できました。今や、標準装備なので触れるまでもないのかもしれません。老眼の自分にはここが一番大事なのですけど……とにかく問題ありませんでした。
cmykに変換:パソコンの画面上で2点ほどチェックしたかぎりですが、緑色が褪せなかったように見えました。これは驚きました。初めてのことです。えっ、えっ、えええっという感じです。もし緑が褪せないのであれば緑マニアとしては快哉を叫ぶところです。印刷しないとなんとも言えませんけど。なぜ、ここに誰も言及していなのだろう…思い違いなのかもしれません。
その他:尖ったデザインのおかげで自分の手には親指のひっかかりが良いです。「そこまで寄れない」と聞いていましたけど十分寄れました。
とにかく興奮しています。色味に関しては昔のフィルムの良さを久しぶりに思い出しました。欲しいです。妻に許しを得るためにアガリを見せたところ「う〜ん、この写真なら誰でも撮れると思うけど」だそうです。妻の目に英雄なし……以下の写真を見せてもう一度、交渉します。欲しい。薄給編集者でなかったなら、すぐに購入するのですけど……
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