1959 Cadillac Futura duplex作ってみた
Blenderで1959年式 Cadillac miller-meteor futura duplex(ゴーストバスターズのECTO-1のベースになったモデル)を作ってみた。
(チュートリアルではなく個人的な反省点とメモです)
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/20540162/picture_pc_0ff8b41d261948c51a67eaa13b787724.png?width=1200)
旧車は現行型と違って実物を見ることは難しいが、運が良いとレストア中の様子が紹介されているページがありパーツの分け方などのヒントになる。さらにレストア用のパーツが海外通販サイトにあるのでパーツ事の写真が手に入りやすい。(国内に多い個体ならヤフオクに写真あり)
フロントグリル
![画像2](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/20540919/picture_pc_ed9687982d2327cbf241b4a32c8c0237.png?width=1200)
単なる網目ではなく装飾があるため少し手間がかかった。
シリンダーをベースに1つ作り、Arrayモディファイアーで縦横に並べて配置、少し大きめに設定して、適用したら必要ない部分を削除。サイドに回り込んでいるので、その長さも考慮。中心部分が張り出すように斜めになっている形状はArrayではうまく並べられないので適用後に手動でずらした。
ピボットポイントを3Dカーソルやアクティブ要素などに変更しながら回転させていく。左半分を作ったら中心より右を消してミラーモディファイを追加。
フロントフェンダー ヘッドライト周り
![画像3](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/20541485/picture_pc_fe2b86c4863c65193302ba6cbbf18a5d.png?width=1200)
本来ならヘッドライトの丸い形状を残したままフロントフェンダーに流れていくラインになっているが、ヘッドライトの大きさ(バンパーやグリル、ライトフィニッシャーの幅の比率もNG)が実物と異なったため再現できなかった。逆に言うと用意した三面図通りならこのままだが、最初に実物との違いに気づいておくべきだった点。
(実物の画像は拾い画像なので貼れない)
ヘッドライトはシールドランプ(レンズ、リフレクター)、周りのメッキフレーム、さらに周りのフィニッシャー(ボディ色の部分)に分かれている。
フェンダーのメッキモール
これを書いているときに存在に気づいた。
フィン その1
![画像4](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/20541719/picture_pc_5b5802c40a12a39218775706c2ccbedf.png?width=1200)
ハッチドアからフィンの終わりまで、単純に長すぎ。ここは三面図と写真を見比べている時点では気づきにくかった。特にこの局面が多く後から直すのに手間のかかる形状は、最初に当たりを付けてずれ具合を確認修正しておくことが重要。後からだと治せない。同様にリアバンパーも無理やり長さを合わせているため不自然。
リアテールの丸い部分(ジェットエンジンみたいな部分)は、本来はもう少し角があるが、フィンの外と内側で面の数が違ったため四角にできず。ここは完全に計画性の無さが原因。
フィン2
![画像5](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/20542119/picture_pc_d20cb05e5934623e95e5625b08c95c3e.png?width=1200)
サイドから後ろに大きく伸びるフィンの付け根、写真でも三面図でも細かく確認できなかったため何となく作ってしまったが、リアドアのすぐ後ろくらいから生えるように作らないと、フィンの上にメッキモールを乗せたときに綺麗にボディラインに繋がらない。よって、このモデルではフィンの上にモールが乗せられなかった。このように2つに分かれていく形状は綺麗なトポロジーにするためにも計画性必須。
フロントカウルとウィンドウモール
![画像6](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/20590561/picture_pc_ef2ea4b5ddb707333ec14a2460770508.png?width=1200)
ウィンドウモールのエンジン側、三面図通りに作ったら幅が幅が太すぎ。よって本来ならメッシュのカウルに取り付けるべきワイパーをモール部分に取り付けることになった。これに関しても実物の観察や三面図との比較が不足。さらに実物はモールとカウルの間にボディ色のパーツが1つ挟まれている(これ書いているときに気づいた)。
サイドウィンドウのモール
![画像7](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/20592450/picture_pc_5594000bfe4a68ad3731ebc427e0565b.png?width=1200)
サイドのメッキモールは、実物がどうなっているのか不明。最初はドアやボディとメッシュを分けずに、マテリアル設定の時点で分けるつもりでいたが、メッキモールを別オブジェクトで作る形に変更。ドアのメッシュの上にメッキを貼る形で作った(ドアの表面を複製、オブジェクト分離、ソリッド化)が、単に枠になる部分を別にしてマテリアルをメッキにするだけでよかったかも。
ボディに沿ったラインはパネルで作ってシュリンクラップ、サブディビジョンサーフェス、ソリッドの順でモディファイアを追加してボディー沿わせて、ボディのメッシュに打埋もれてしまわないように細分化する。(右側は、ボディーをミラーボディファイアで作っている場合は、モールにミラーをかけてもシュリンクラップが誤作動する)
大まかなパーツ分け
(フロント部分から、簡単なメモ)
フロントバンパー
実物同様に中央と両サイドの3つに分けてモデリング。
さらに上限2段なので合計6つ。
この分け方は現在の車では見られない。
フロントグリル
大きく作りいらない部分は消した。
中が見えないようにグリルの奥は板を貼っただけ。
ヘッドライト
シールドランプ(レンズ、リフレクター)、周りのメッキフレーム、さらに周りのフィニッシャー(ボディ色の部分)に分かれている。
フェンダー
エンジンフード
グリルの上の部分は実物はフードについている。
フロントドア
リアドア
サイドシルのメッキの装飾
これもフェイスを複製しソリッド化
リアフェンダーとルーフ
窓
モール
リアバンパー
実物は中央と両端に分かれている。
フィンの後ろのメッキパーツ
上部の細い部分から下の丸い部分まで一体でモデリングしたが、実物は丸い部分は別になっている。実際その方が作りやすい。
ライトレンズとレンズ周りの飾りも別パーツ。リフレクターはメッキマテリアルがそのまま代わりになっている(実物もそう)。
ミラー
台座、アーム、丸い枠、ミラー部分と4つに分けている。
キーホール
ホール外周と回る部分と蓋の3つに分かれてモデリングしているがオブジェクトは分離していない。
リアハッチ
リアハッチのダクト
給油口
忘れてた
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