ヘンな科学よりおすすめ10選

猫は液体である(キリッ)じゃないだろーと思う僕ですが。

イグノーベル賞研究の紹介という、
選んだ題材で「勝ち確」決定の本を見つけたのでご紹介。

その名も
五十嵐安南作「ヘンな科学」。
また歳下だし、これがデビュー作だし。
若者の躍進がオジサンには眩しい。
選んだ題材もさることながら、
選んだ賞や紹介の仕方、表現もとても面白い。素敵。

………

さて、「イグノーベル賞」とは。
1991年に創設された、人々を笑わせ、考えさせた研究に与えられる賞のこと。

人々を笑わせる研究である以上、目次を紹介するだけでもう面白い。
今回はキャッチーな表層をいくつかご紹介するが、研究の背景や動機を探れば思わずうならされること必至。
興味を持ったら是非手に取ってほしい。

こちらのサンプルから目次が読めます。
それだけで興味深い。

正直備忘録的に全ての目次を載せたいけれど、
それはもう活字の敗北なので、
唇から血を流しながら10個に絞りました。


………

1.ガスマスクになるブラジャー
これはもう見た方が早い。

災害時、ガスマスクさえあれば…。
そんな時に、携帯できる(?)ガスマスクのアイデアとして候補に挙がったのが、
ブラジャーだったそう。
しかも、おっぱいって二つもある。
故にガスマスクも二つ。
自分と他の誰かを救うことが出来る!!
これからはシェアハピの代名詞はパピコではなくブラジャー。

やはりおっぱいは人類に平和をもたらすね!!

このブラの画像を探すために僕の検索履歴はブラジャーにまみれ、広告の肌色率が高くなりました。

2.花粉症にはキスが効果的
しかも、深いやつな。
これは、笑うと免疫細胞が活性化するとかと似た話だと思われる。
セッ!!でも効果があるらしいので、新しいナンパ術として使えるんじゃないかと思った次第。
「僕と契約して、花粉症状軽減しようよっ!(にっちゃあぁ)」

3.胎教~膣の中から~
胎教やるなら膣の中から直接聞かせるべきやろ。
っと、開発したのが「音楽タンポン」
何このパワーワードの羅列。
因みに、胎児の反応が最もよかったのは「アイネクライネナハトムジーク」
そして「ボヘミアンラプソディー」。
名曲は本能に訴えるということで。

4.わさびを使った火災報知器
火災警報と同時にわさび汁ぶっしゃー!!
これで耳が聞こえない人にも警報が伝わる(キャッチ―だけど背景はいたって真面目)

5.お尻から飲む糞便シェイク
詳細は以前のnote記事

6.ピーターの法則
意識高い記事でよく見かける法則。
従業員は自分が使えなくなるポジションまで出世するから、
最終的に全員無能になるってやつ。
なら、ランダムに出世させたらいいんじゃないって研究。

7.ヤギになったデザイナー(ゆっくり解説)

8.マグネットでカエルを浮かせた(映像は多分受賞者のものではありません)

9.クジラの鼻水採取(映像は受賞者のものではありません)

10.話長い人を黙らせる機械

………

終盤はもう、
映像で見た方が早い!!(活字の敗北)
を地で行くスタイルになったし、
選んだ記事の偏りから僕の人間性が垣間見えますが。。。

研究者の熱意や変態性が十二分に伝わってくるお薦め本です。
やっぱり、研究者って面白い。

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