財閥当主がマネージャー 過去4 真実
八神:彼はここまで読んでいた
全員:!!!
スタッフ:どういううことですか
八神:皆さんは青羽〇〇という男を知っているようで知らない
もちろん 俺には見せない姿をみんなに見せているかもしれないが
君たちと同じくらい俺は彼と一緒に時を過ごした
設楽:〇〇と八神様はどういうご関係が?
八神:俺と〇〇は昔 同じ学び舎で苦楽をともにした親友だ
あやめ:八神さまと〇〇が親友、、、
史緒里:やっぱ 〇〇ってすごい人なんだ、、、
秘書:八神様、一人称がまた俺になっておられますよ
八神:あっ (〇〇に怒られるなw)
八神:〇〇は決して自分を棚に上げて話をしないし自慢話もほぼしない男だ
これはみんなの前でもそうでしょう
祐希:たしかに聞いたことないかもしれない、、、
八神:だから他人から自分の話をされるのもあまり好まないし
彼は自分の能力を皆にかくしている
能ある鷹が爪を隠しすぎている
飛鳥:(〇〇について私達何も知らなかったのかな、、、)
八神:でも 皆さんには知る権利がある
なのでこれから〇〇についてお話しますが私が話したことは決して彼に伝わらないようにお願いします (まあ すぐバレるだろうけど、、、)
ここから少し私が一人で話すことになることをご容赦ください
まず今このような事態となったこと深くお詫び申し上げます
私は軽く頭を下げた
これについては今回〇〇が唯一予測できなかった不測の事態と言えるでしょう
〇〇はさっきまでずっとあなた達を巻き込んでしまったことをずっと後悔していました そこはぜひ許してやってほしい 彼がいなければ世界平和が保たれなかったことは間違いない
日村:(〇〇やべえな、、、)
〇〇はここに本部を設置するとともに詳細は送らずに私をここに呼んだ
時間がなかったのでしょう
そして私がここに着き作業を始めると彼は私にこういった
”僕を狙って誰か刺客が来るだろう 正体は不明だが”
この時私はすべてを悟った ”もしそうなればはここにいる人達を頼む” そういうことだと 私はそれ以上何も聞かなかった もう彼の中で最善の策はすでに立っていると思ったから
そして案の定 正体不明の武装集団が現れた 今回のシナリオはすべて私達の予想の範疇にあった そして 一番誰にも危害が加わらない方法が私を残し〇〇が拉致される方法だと
真夏:そんな、、、
設楽:〇〇はどうなるんですか
八神:まったく心配はいりません 奴らの部隊を一掃して涼しい顔して帰ってくるでしょう
スタッフ:い 一掃?!
八神:彼の戦闘能力、頭の回転の速さについてくることのできる人間はそういない
つまり さっき 武装集団の男が言っていた 演技 という言葉はあながち間違いではなかった
〇〇が本気を出せばあの瞬間 部隊一掃も可能だった でも それでは根本解決にならないと考え奴らの元凶から排除し今後 全員に危険が及ばないようにしようとしたのです
飛鳥:でも 一人だったら流石に、、、
八神:彼は一人ではない きちんと他の組織に連絡を取り対策は練っていた
ここまで来たらほぼ確実に奴らは負ける
〇〇は国外の組織からの信頼も厚いしコミュニケーション能力にも長けているから必ずと言っていいほど負ける心配はいらない
彼は能力があるくせに独りよがりなことは絶対にしないから
表面的に見れば完璧な人間だと言われても誰も反論することができないくらいには完璧だと思う、、、
設楽:(やべえなw)
スタッフ:強すぎじゃん、、、
飛鳥:〇〇はいつ返ってくるんですか?
史緒里:(飛鳥さん必死、、、)
梅:(〇〇のこと大好きなんだな、、、)
八神:数週間はかかると言っていた まだ相手の組織の規模感がわからないし なんせ今はまだ拘束中だから
飛鳥:そうですか、、、
八神:君は齋藤飛鳥さん?
飛鳥:えっ あ はい
八神:あと 遠藤さくらさん
さくら:えっ! わたし?
八神:〇〇から預かっているものがあります
美月:(なんだろう?)
そうして私は二人に指輪とネックレスを渡した
飛鳥:(これっ!)
さくら:(あっ 私があげたやつ)
八神:一緒に持っていって壊れたら嫌だから二人に持っててもらいたいって
飛鳥:でもいつこれを、、、
さくら:ついさっきまでつけてましたよ?
八神:奴らに拘束され僕達の前を歩いていた時私に渡してきたんです
飛鳥:全然わからなかった、、、
八神:まあ 魔法だねw
設楽:(急に非現実的w)
八神:あ ついでだから〇〇と乃木坂についても話しておこうか
真夏:私達ですか?
八神:なんで〇〇が乃木坂のマネージャーになってしかも正体を隠してたかしらないでしょ?
あやめ:たしかに、、、
梅:全然それだけは教えてくれなかった、、、
八神:実は最初に乃木坂について教えたのは私なんだ
全員::えぇ!!!
美月:乃木坂について知っていらっしゃったんですか?
八神:まあ 秋元先生と少し繋がりがあって約十何年前くらいに「乃木坂46」ってアイドルグループをつくるって話を聞いててそれで〇〇を誘って「乃木どこ」の第一回放送を見に行ったんだ
全員:えぇ!!!
設楽:あの時〇〇と八神様もいらっしゃってたんですか?
日村:おいおい まじかよ!
八神:その時話の流れで私が マネージャーやってみたらどうだって軽くきいてみたら「やってみるか」と返されたんです
飛鳥:あの時見てたんだ、、、
八神:申し訳ないが正直私はAKBのライバルとしてできたアイドルグループに勝ち目があるとはその時思っていなかった
でも〇〇はその時から乃木坂の可能性に気づいていたらしい
私も〇〇もアイドルに興味があったわけではなかったけれど〇〇にとっては彼女たちを日本一のアイドルにして輝かせてあげたいって思ったらしい
まあ 一目惚れだったな
真夏、飛鳥:(一目惚れ、、、)
八神:あそこまでまっすぐに透き通った目の〇〇は久しぶりだったから 本気なのだとすぐに分かった
そこで収録から数日後に秋元先生や今野さんと話したんだ
史緒里:えっ それじゃあ その二人は〇〇が財閥当主だって知ってたんですか?
八神:伏せてもらってたけどね
祐希:(そうだったんだ)
八神:そしてマネージャーになる条件を〇〇自身から提案した
蓮加:提案?
八神:それは財閥当主ということを明かさず、運営について一切口出しはしない そして 給料はいらないというものだった
全員:えっ!!
設楽:無給?!
日村:それ大丈夫なんですか?!
八神:まあ 大丈夫ではあんまりなかったから一旦給料を受け取ってメンバーの給料に山分けするようなシステムにしたんです
史緒里:嘘、、、
梅:ってことは今もですか?
八神:そうだね でも〇〇がわざわざ給料を受け取る必要もないし自分が運営に口出ししたら自分の会社と変わりなくなって日本一までサポートするってのと意味合いが変わってくるってのもわかってたんだろうな、、、
あと財閥当主って知られていたら今の関係を作るのは難しいし
蓮加::マジか、、、
八神:でもそれ以上に乃木坂の仕事をしている〇〇はいつも楽しそうだった
なんか今までなかった何かが埋められたみたいでとてもいきいきしてた
日村:(そうだったのか、、、)
八神:でも〇〇も悩んでいた時期があった
真夏::え?
八神:いくら〇〇でも相手は年頃の女の子達ばかり今まであまり関わってきたことがなかったから声のかけ方とか支え方ってのが難しかったんだろうな
飛鳥:〇〇も苦労してたんだ、、、
八神:ま いま私から皆さんに伝えられることはこれくらいです
これ以上話すと私が〇〇に抹殺されかねないので
すると私のもとに秘書がやってきた
秘書:八神様これを
そう言って秘書が私にタブレットを見せてきた そこにはここにいる人達の家族の安否情報だった
八神:皆さんの家族には危害が一切なかったとのことなのでご心配なく
これから〇〇が帰るまで皆さんの安全は私が責任をもって確保しますのでご安心ください
今日このようなことがあり少なからず精神的ダメージを全員か感じていると思います
私の手配で3日間ここにいる全員の休暇を確保したのでよく体を休めてください
そういってその場は 解散となった
好評であれば続編書こうと思います。
コメントなどぜひお願いします!
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