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プレカリアート独裁と永続的革命敵包囲論

【プレカリアート独裁】

仮に革命が成功したとしよう。まだ安心は出来ない。敵であるÉcurieoisie(エキュリオワジー)つまり、莫大な資産保有者・国際金融資本・グローバリスト・新自由主義者 等 の21世紀の現代において、富を独占する者達は反革命分子として残存している。

プレカリアートは獲得した権力を用いて、また、その権力をエキュリオワジー残存勢力によって奪還されない為に、徹底的かつ破壊的に敵を追い詰め、根絶やしにしなければならない。

プレカリアート独裁とは、つまり、「如何なる権力の上に君臨し、如何なる権力の制約も受けない、暴力による統治。」である。プレカリアートこそが権力者であり、国家はプレカリアートのものである。

全てのエキュリオワジーをプレカリアートの下に落とし、抑圧し、支配しなければならない。敵であるエキュリオワジーはプレカリアートの奴隷としなければならず、エキュリオワジーは絶えず抑圧と差別に曝されなければならない。


【永続的革命敵包囲論】

一国で革命が成功しても、敵であるエキュリオワジーは他国への逃亡を図るだろう。また、彼らは革命を崩壊させるべく反革命軍を組織して、革命側に戦いを挑んでくる危険性がある。

そこで、他国、可能ならば世界中の国と地域において、革命に火を着け、それによって、敵であるエキュリオワジーの逃げ場を封じると共に反撃の隙を与えてはならないという事である。

エキュリオワジーを地の果てまで追い詰め、殲滅する必要がある。そして、生き残った者達をプレカリアートの権力の前に跪かせ、革命側の奴隷にしなければならない。

奴隷であるエキュリオワジーには人権など存在しない。彼らはただプレカリアートを支える為の人柱に過ぎない。そして、決して甘やかしてはならない。定期的に弾圧し、抑圧しなければならない。

エキュリオワジーをプレカリアートの家畜にするのだ。家畜は必要に応じて使役し、必要に応じて屠殺される運命にある。

この様にして、プレカリアートは獲得した権力を最大限に活用して、エキュリオワジーを追い詰め、包囲殲滅し、捕らえたものを隷属下に置く事によって、しかも、そうした一連の政策を止める事なく、永続的に、連続して行う事で、プレカリアート政権を盤石なものにする事が出来るのである。

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