炊飯の記憶 その2
炊飯は野営の基本…と思う
炊飯の記憶その2です。まずは山での自炊初期の定番、Optimus00を熱源にスノーピーク焚を使用しての炊飯。無洗米が一般的ではなかった頃、麓で洗米し水を切った状態で登山開始。山頂で水を注ぎ炊飯。仲間はガスバーナーを使用して、さっさと食事を始める一方、プレヒートからの着火ポンピングして炊飯。完全にお荷物状態ですね。写真の様に付属のカップをポットに乗せ、湯沸かしと重石を兼ねています。そのほかにも焼き鳥の缶詰を乗せて温め、焼き鳥丼なども作りました。最近この組み合わせは使っていませんが、昔を思い出してやってみたいと思います。写真では五徳をつけていますが、Optimus00の三脚の間隔は意外に広く、焚のポットを乗せると不安定になるため三脚にパイプを挿し延長すると良いです。(Optimus00で遊ぶ参照)
蒸気炊飯を知る
ネットにて戦闘飯盒2型での蒸気炊飯に興味をそそられ、エバニューの山岳飯盒弐型を購入しました。飯盒の中子に米と水を入れ、飯盒自体には蒸気の元となる水とレトルトカレーをセット。中子を入れて蓋をして炊飯+カレーの加熱を一つの飯盒の中で行います。蒸気を作るため、ひたすら加熱。中子は蒸気で加熱するため米は焦げない。炊き上がれば温まったカレーをかけてカレーライスの出来上がり。注意すべき点は何も考えないでカレーをかけると、蒸気の通り道であるスリッドからカレーがこぼれます。まずはカレーが収まるように、ご飯を寄せるなどしてポケットを作ってからかけましょう。
アルミ炊飯鍋
炊飯用のアルミ鍋。全体テフロン加工でお手入れが楽です。板厚が、それなりにあり堅牢かつ安定感があります。家のガスコンロの炊飯モードで使うために購入しましたが、屋外での炊飯も問題ありません。底板が厚いせいか灯油バーナーなど炎が一極集中するタイプでも全体的に熱が伝わる感じがします。ただ取手が大きく取られており、外に持ち出す際のスタッキングでデットスペースが大きくなってしまいます。取手のパーツがネジ止めなので、外してホームセンターで購入したアルミフラットバーに変え幅を4cm程度短くしました。日常の使い勝手と、キャンプでのスタッキング性は相反するところがあり悩ましいところです。
燃料現地調達での炊飯
トレッキングで山に入るとき、河原ならば流木を燃料にすることができます。ザックの中にネイチャーストーブを忍び込ませておけば、宴の焚火はもちろん、調理、炊飯も可能です。当日は灯油ストーブの他に、当時発売されてから間もないネイチャーストーブラージサイズを持ち込みました。河原で流木が手に入ったので、昼食の炊飯はネイチャーストーブを使用します。鍋はトレック1400。ストーブは底面が網になっているので下から空気が入り燃焼はとても良く燃え残りは、ほぼないです。
スタッキング
車で行くキャンプといえどもスタッキング性は大切です。軽自動車キャンプなので、荷物スペースは潤沢にありません。その点、スノーピークのトレック1400+トレック900+焚のスタッキッング性は素晴らしく、加えて焚の中に米や計量カップなどを入れておけます。写真は息子とトレッキングキャンプに行った時だと思います。芸がないですが、1400で炊飯(2合だったような?)900でカレーを温めるでした。本来であれば料理にもこだわりたいところですが、次こそはと意気込むも進化せずでした。