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大怪獣シロラ 息子と挑むYouTuberへの道①

YouTuberになりたい!

小学生のなりたい職業ランキングで、4年連続一位を占めるのはYouTuber。
特に男の子からの人気が高いようです。私の小さいころには存在しなかった職業なので、改めて聞くと不思議な感じがします。
うちの息子も他の子と同じく、小さい時からYouTubeが大好きで、小学校3年生くらいから「YouTuberになりたい」と言い出しました。

息子は興味のないことには全く手をつけない性格です。
親としては、YouTuberになることの難しさを考えると、挫折するのが不安でした。
また、インターネットには炎上などの危険があるので、リテラシーの面でも心配がありました。
とはいえ、本人がやる気を見せているので、最近は一緒に勉強を始めました。

実は息子は保育園の時から「映画を撮りたい」と言っていました。YouTubeでレゴやマインクラフトの動画を見ているうちに、自分でもやってみたいと思ったようです。
特にインパクトを受けたのが、レゴで作られた「ゴジラ」の動画、「レゴジラ」です。
この動画は、本当にレゴで作ったのかと驚くほど良くできています。

息子は自分でも作ってみたいと思い、親のスマホを借りて、おもちゃを少しずつ動かしながら撮影を試みました。コマ撮りで動画にしたかったのです。

しかし、撮影した後はお約束の「編集はお願い」。

できませんよ、そんなこと。
私も編集なんてしたことがないので、結局数十枚の画像はお蔵入りとなりました。

「大怪獣シロラ」

コマ撮り編集はうまくいかなかったものの、息子は諦めません。
小学校1年生の時に映画「シン・ゴジラ」に出会い、何度も観て「よし、自分も作ろう」と決意したようです。

怪獣役はうちのペットのフェレット「しろちゃん」です。
可愛いしろちゃん扮する「大怪獣シロラ」が町を破壊するシーンから撮りたいと思った息子は、ふと気づきました。

「破壊する町のセットがない」

「なければ、作ればいいじゃん」ということで、家にあった小さめの積み木を使って建物を作り始めました。
父親(アルパカ)、母親(しゃけこ)も制作にかりだされ、家族総出でのセット制作がはじまりました。

私も子供のころ、ゴジラを観て特撮に興味を持っていたので、映画撮影の現場での大変な努力については知っていましたが、実際に作ると本当に大変だと感じました。
細かい作業が得意な家族は誰もいない中、ビルの窓を一つ一つマジックで描く地道な作業に、両親は発狂寸前(笑)
途中からやっつけ仕事になり、母のしゃけこが描く窓はどんどん大きくなっていきました。父のアルパカも次第にイライラしてきて、建物数個で家族全員が力尽きました。

そして完成したセットをサムネに載せています。
ちなみに真ん中右手に青い塔がありますが、これは近所の商店街にあるスーパーの看板です。文字までは再現できませんでした。商店街の入り口には商店街のマークも付いています。わが子ながら、意外と細かいところにこだわっています。
でも、そういうことをしているから、数が作るのが難しかったです。
アルパカ自身もいつかジオラマを作ってみたいと思っているのですが、大きなジオラマ作る人は本当にすごいと思います。

いざ、動画撮影開始!

とりあえず、セットがある程度完成したので、動画撮影を開始しました。
「しろちゃん、いい感じで町を破壊して」とケージから解き放ったものの、町のセットを一瞥したしろちゃんは別の方向へ行ってしまいました。
しろちゃんの好きなおもちゃで気を引きながら誘導しても、うまく動いてくれません。
何度か試みましたが、息子監督の理想とする映像は撮れず、その日は時間切れとなりました。
息子の理想は「海から出現して町を破壊し、去っていくシロラ」ですが、
冷静に考えると、そりゃ難しいわ~

それが2年以上前のことです。
今振り返ると、この動画が原点だったと思います。
実際のセットを作ることの難しさを体感した経験も良かったと思います。
そして、建物が作れるゲームソフト、マインクラフトとの出会いが息子の動画制作に新たな可能性を与えました。

息子は夢に向かって一歩一歩進んでいます。
YouTuberへの道は簡単ではないと思いますが、この経験が未来に繋がることを願っています。

(参考)息子が影響を受けたYouTube動画「レゴジラの逆襲」


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