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【祝ホークス優勝!】振り返るホークス選手のベストプレー

9月23日、福岡ソフトバンクホークスは2020年以来4年ぶりの優勝を果たした。一昨年は、優勝目前で連敗しオリックスに逆転優勝を献上し、去年は54年ぶりの12連敗を喫するなど不満の残るシーズンだったが、今年は小久保新監督のもと序盤から快進撃を続け、危なげなく優勝した。本当におめでとうごさいます。

ホークス優勝の瞬間(TOKYO MX)

ポストシーズンの前に、今シーズンで印象に残ったプレーを振り返ろうと思う。


第3位 柳田選手の逆転サヨナラホームラン(vs.西武6回戦)

ホークスは4月と9月に7連勝。まず、ホークスの独走の足がかりにもなった4月の試合をとりあげたい。

このカードは接戦で3試合連続のサヨナラ勝ちで接戦をものにした。
この日は西武先発の高橋光成投手が7回2失点と好投し、9回表終了後で2-4と西武にリードを許していた。そして新守護神のアブレイユ投手。2アウト1,2塁。あと1アウトで敗戦という状況。

初球のボール球を見逃したあとの2球目、甘めの球を見逃さず、打った瞬間入ったと感じるホームラン。

この試合は、テレビでみていたがかなり痺れる展開だった。(今思うと、この試合に高橋光成投手に勝ちがついてれば、本人も西武も今のような成績にはならなかったかもしれない)

第2位 近藤選手の先制&サヨナラホームラン(vs.広島3回戦)

交流戦前の対ロッテ同一カード3連敗、交流戦最初のカードの巨人戦も負け越し。5月末には日ハム、ロッテに4ゲーム差にまで迫られていた。そして、広島戦の初戦。柳田選手が肉離れでレギュラーシーズン中の復帰が厳しい状況という最悪な状況だった。

広島に連勝した後の3戦目、相手先発はアドゥワ投手。5月までに5勝を挙げていた。対するホークスは和田投手。
2回近藤選手は、アドゥワ投手の甘めのストレートをホームランで先制。
和田投手もピンチを凌ぎながら5回を無失点。8回終了で3-0とホークスがリードし、9回はヘルナンデス投手に託す。

ところが、あと1アウトのところで広島・田中広輔選手に同点3ランホームランを献上してしまう。

流れが広島へ向かっていた10回裏、2アウトから緒方選手が粘って四球を選び、近藤選手。広島・島内投手のチェンジアップをライトホームランテラスへサヨナラ2ランホームラン!!

この試合のヒーローインタビューで近藤選手に柳田選手の離脱について聞かれた時の答えが感動的だった。

「本当に一番くやしいのはギーさんだと思いますし、帰ってきた時に本当にいい順位にいて、また暴れてもらえるような舞台を整えながら待っていたいなと思います」

6月2日近藤選手ヒーローインタビューより

第1位 周東選手の右中間の飛球スーパーキャッチ(vs.ロッテ15回戦)

今シーズン周東選手が走塁で魅せたシーンは幾度とあったが、攻撃はともかく、守備で活きたシーンというのも結構あった。

8月21日の楽天戦のフランコ選手のあわやホームランの飛球をキャッチだったり、9月4日の日ハム戦、マルティネス選手のセンター前飛球のキャッチなどあったが、このシーンを選んだ。

7月上旬のホークスは近藤選手の調子が若干悪かったのと、他球団が「ホークスには左投手を先発にすれば勝機がある」という見立てのもと、苦戦を強いられていた。前半15日までの月間勝敗は3勝8敗。もしや、「10ゲーム差からのV逸」もよぎっていた。2戦目は有原投手の好投で迎えた第3戦。

ロッテに1点を先制され、続く岡大海選手の打席。打球は右中間の深いところ。落ちていれば、さらに1点を追加され、得点圏にランナーを置くことになる。

そこで周東選手の足が光った。打った瞬間「抜けた」と思った打球に対してみるみるうちに近づいていく、そしてスライディングキャッチ!

このプレーにより流れがロッテにいくことなく、5回に同点に追いつき、6回に逆転。このカードを勝ち越したことにより、7月後半は8勝2敗。守備が窮地を救ったといっても過言ではないプレーだった。

【番外編】山川選手のホームラン(オールスターゲーム第2戦)

番外編としてオールスターゲームの山川選手のホームランを挙げる。

山川選手は交流戦に入ったあたりから不振を極めており、交流戦前12本塁打を放っていたものの、交流戦からオールスター前までの約2ヶ月で本塁打2本、打率も1割台と低迷していた。

実はこのオールスター期間中に小久保監督から技術的な指導があったとのこと。

山川は「昨日、小久保監督とご飯に行って、すごいいいアドバイスをもらったので、それを実現できてやっぱりいいなと思いました。バットが走るような意識の部分。シーズン中にあまりそういうアドバイスをもらったことはなかったけど、昨日、食事で初めて教えてもらって、実際にやってみたらすぐに結果が出て良かったです。今日すごくいいバッティングできたので、シーズン中にもできれば後半巻き返していってチームにも貢献できると思うので頑張りたいです」と話した。

西スポweb OTTO!より引用

このオールスターでバッティングのコツを取り戻したのか7月末までの5試合で4本塁打。現在も32本塁打とホームランダービーを独走している。

【今後のキーマン】中村晃選手

今年は山川選手の加入があり、代打での起用が主だった。そのため、たまにある先発起用でも自分のバッティングが出来ていないようにみえた。ファンとしてもなんともいえない気持ちだった。

9月に入り先発起用が増えてきたことにより、23日現在、今月2回の猛打賞。昨日の試合も今日の試合も大事なところで打ってくれる。いつもの晃選手の持ち味が発揮されているように感じる。

柳田選手、近藤選手がポストシーズンでどのような起用になるかで中村晃選手の起用方法も変わってくると思うが、CSそして日本シリーズで活躍してほしい!

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