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黒猫とボカロ曲 5選


※トップ画像は、コメリPさんの「【初音ミク】クロネコ知ラズ@詠ミ人知ラズ」sm1703684)作中のPVよりお借りしました。問題があればご指摘ください。


8月17日は「黒猫の日」だそうです。

【猫雑学】8月17日は「黒ネコ感謝の日」 | キジとら

8月17日は「黒ネコ感謝」の日です。英語表記は「Black Cat Appreciation Day」。主にアメリカの黒猫行事。世界的に見ると、黒猫に関する記念日は「黒猫感謝の日」の他にイギリスでは全英黒猫の日(10月27日)。イタリアでは黒猫の日(11月17日)がある。

今日が黒猫の日だったとは、初めて知りました。せっかくですので、黒猫にちなんだボカロ曲を選んでみましょう。



1.【GUMI】 黒猫 【オリジナル_PV】(赤髪さん)

通りすぎないで お願い ボクはここにいるよ
キミに出逢う その為に生まれたよ
願いの星が流れた宇宙(ソラ)で

赤髪さんのGUMIバラード、2013年。切ない名調声のバラードを書かせたら、この方はトップクラスですね……あまりに名曲すぎて言葉も出ません。かのcilliaさんも2015年にUTAUカバーの名作を作られている名曲です。いずれも1:27の衝撃は凄まじいもので、ぜひ聴き比べてみて下さい。

(参照)【戯白メリー】黒猫【UTAUカバー】(cilliaさんによるカバー)



2.【歌愛ユキ&鏡音リン】月祭り【オリジナル曲】(Dongさん)

十年前の月祭りは、
人生最低の日。
 
その日私はお母さんの指輪をなくし
ケンカに驚いてリリは逃げ出し、 
帰ることはありませんでした。

Dongさん、架空言語の民族調曲、2012年。空想童話曲リンクタグが示す通り、月祭りの日に猫を探しに行った少女の物語を描いています。PVから、少女が探すリリは黒猫と分かるので、ここに取り上げました。美しく幻想的なメロディで綴られていくのは、哀しく切ないお話。



3.【初音ミク】idiolect【オリジナル】(鼻そうめんPさん)

何度も塗り堅めて
触れるたびに剥がれた
瑕(きず)から綴(つづ)り落ちて 言う
知らない声が微笑(わら)う

鼻そうめんP=Hiroyuki_ODA=かんざきひろさん、2013年。伝説のミクトランスマスターの手になるミクトランスです。ガチプロですね、うん。

名前が幾つもある理由はこちらを参照して下さい。

プロイラストレーターとしては「かんざきひろ」、プロアニメーターとしては「織田広之」、プロミュージシャンとしては「Hiroyuki ODA」、ニコニコ動画では「鼻そうめんP(HSP)」の4つの名義を使い分けて活動している非常に多才なアーティストである。(鼻そうめんP - ニコニコ大百科

というわけで、俺妹キャラから黒猫つながりという。まあ、サムネイルに黒猫ミクさんがいるしいいかな……白猫ミクさんもいるけど。



4.【初音ミク】ヒンミィ -hinmiih-(ハヤシライスPさん)

ヒンミィ 小さな 僕は黒猫
ヒンミィ そろそろ ここにおいで
冷えた手のひらを 暖めにおいで

良調声に定評のあるoov(ハヤシライスP)さん、2008年。2ちゃんねるの「作曲できる奴ちょっとこい」スレ出身の作者さん。夜のうたで、ほっこりと心が温まる優しいリズムとメロディは、一度は聴いてほしい逸品ですね。なお、歌詞中のヒンミィは、猫なのか女の子なのか、あえて分からないような構造になっているそうです。

今ではCeVIO方面に進出されてます。

なかでもオススメするなら、黄咲愛里オリジナル曲タグで再生数4桁のうちマイリスト率が最高の作品である、こちらを。

(参照)月の交点と彼女の海 / 黄咲愛里(CeVIO) / オリジナル曲



5.【初音ミク】クロネコ知ラズ@詠ミ人知ラズ(コメリPさんによるカバー)

くろねこ くろねこ かいたいの
くろねこが ほしいのに
でもきみがくれたのは
みどりのめの しろいこねこ

コメリPさん、2007年。曲は音楽サイト「Antique Shop!!」の「詠ミ人知ラズ」、歌詞は「黒猫のタンゴ」原詩訳からコメリPさんが借りたものだそうです(クロネコ知ラズ@詠ミ人知ラズ - 初音ミクWikiも参照しました)。

ボカロ童謡、みんなのミクうたタグもついており、そのまま「みんなのうた」でも流せそうなクオリティです。「いろいろなプレゼントと引き換えにして黒い子猫を欲しかったのに、実際にもらったのは白い子猫だった……(´・ω・`)ショボーン」という歌詞なのですが、PVでは白い子猫を見つめるミクさんの優しいまなざしに癒されます。ぜひ一度見てみて下さいな。



他にも黒猫がタイトルに入ったり、何かの形で関わってくる(PVに出たり、作者名に黒猫が入ってたり、黒猫にまつわるゲームコラボとか)作品は数多くありますが、個人的な思い出深い作品ということで上記5つを選んでみました。そりゃあ昔の作品になるわ……それでは、またvocanoteで。

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