第14回 名古屋リスナー会 非紹介曲
※トップ画像は、すんさん「Flare Blue / 初音ミク」(イラストはまふゆさん)からスクショをお借りしました。問題があればご指摘ください。
第14回名古屋リスナー会での自選曲は、上記noteで紹介しています。
候補だったものの未紹介の作品は、こちらで紹介していきます。やはり、7月の新曲が多くなりますね。
ちなみに、「偶像崇拝」(saiBさん&Andedさん)、「 Secret Sleuth」(蜂屋ななしさん)、「とりあえずアナタがいなくなるまえに」(原曲:椎名もたさん、アレンジ:KTGさん)、「Glory Glory」(ryuryuさん)「この夏が終わる前に」(深海夢望(みみみみ)さん)、「ウィスパーミント」(椎谷ユウさん)、は他の方が選曲して下さったので、ここでは割愛します。
どれも素晴らしい作品なので、未見の方にはぜひ見てほしい……
では、今回のリスナー会で流せなかった作品をば。
1.Flare Blue / 初音ミク(すんさん)
もしも ひとつだけ 願いが叶うのならば
フレアブルー溶けては流る 雲になりたい
ヒトリ進むことを 決めた瞬間から
吹き抜ける風 メロディーになるの
2019年7月15日投稿。すんさんの曲は初聴きだったのですが、爽やかで一途なメロディー、瑞々しくも切ない青春の歌詞に、一瞬で惹き込まれました。鮮やかな夏の想い出を切り取り、写真に収めたような素晴らしさ。AメロからBメロ、そしてBからサビへ移行して景色が切り替わる瞬間がとても好き。さらにラスサビの晴れやかなこと。良い王道。もっと評価されてほしい!
なお、8月3日には新作を投稿されてますね。こちらもオススメ!
2.【GUMI】「スキャットオノマトペ」 あめのむらくもP(あめのむらくもPさん)
あいあいあー ふざけた顔で
すっからかんの言葉を 吐いちゃえよ
べろべろばー おどけた顔で
舌出し笑うが はい、正解
2019年7月1日投稿。あめのむらくもPさん、勢いが衰える気配なし。お洒落センスって、何を食べたら身に付くんですか……リズムの洗練されっぷりと歌詞の言葉遊びがヤバいほどぴったり。スキャット・オノマトペのタイトルに偽りなし。この人がいればGUMIちゃんは安泰だ。
あと、ボカロハウスタグが付いてますが、ハウスと言うより、ジャジィというかVOCASKA味を感じる……でもジャンルはよくわからないや。
あめのむらくもPさんも、7月25日に新作投稿。聴き入る名作がまた一つ。
3.【UTAUオリジナル曲】Lily【逆音セシル】(SunnyBeansさん)
「耳を澄まして。聴こえるでしょう?」
2019年7月19日投稿。SunnyBeans(曲・ミックス・動画:はるとさん、詞:おまめさん)新作です。UTAUの逆音セシル(中の人は霧島さん)、素敵な声だなあ。3分弱と短いのに、次第に盛り上がっていくさまが力強いロックバラードです。去ってしまった者を追い、時を経ても、なお自らの心を肯定する強さなのでしょう。
SunnyBeansさんの「Amelia」も力強さに惹かれるロック。よろしければ、ぜひお聴きあれ。
4.初音ミク - a l m o s t b u t n o t(kingyoさん&zeさん)
2019年6月9日投稿。kingyo (@kingyo_p)さん、是(ze) (@senidakuten)さんの合作です。のっけから、耳が幸せな響き。ミクさんと、あと誰が歌ってるんでしょうね? 盛り上がっていき、間奏のノイズ部に入り、一、二拍ためて、子供たちのざわめきを流すあたりが、大好きです。美しすぎませんか。奇跡的な構成でしょう。実際に歌われている日本語詞の意味を、動画中の英文で描くスタイル。実写PVのラストで、曇り空にかざされた傷だらけのガラス片。透過して見える景色に、あなたは何を感じ取りますか。
kingyoさんは、4月20日に初投稿された「159」も好き。
是(ze)さんも良作いろいろありますが、「贅沢病」を紹介しておきます。
5.ヨルシカ - 心に穴が空いた (Music Video)(曲:n-bunaさん、歌:suisさん )
今ならわかるよ
「君だけが僕の音楽」なんだよ、エイミー
2019年6月24日投稿。「だから僕は音楽を辞めた」に続く、ヨルシカの新作です。聴く人を惹き込む、流麗なバンドサウンドはいつも通り。丁寧に、繊細に紡がれた世界へと導いてくれます。失われた彼女を想って苦しみさまよい、眠り、それでも変わらない現実に打ちのめされ。彼女も、音楽も、どれほど大切だったのか突き詰めない限り、空いた穴も癒されません。まだ旅は続いていきます。
6.【紲星あかり】Days(ADVANCE Musicさん)
それじゃ 手始めに
このリズムに
のって踊ってみよぉよ!
2019年7月18日投稿。ADVANCE Musicさん新作。かわり映えしない日常を楽しくしたい、その思いが飛び跳ねる間奏のメロディに表れています。思わず体が動いてしまうリズム。当たり前の風景も、見直してみたら意外に良い感じだったりして。そんなことを考えさせてくれる、良ポップス。
7.エンジェル / 雪歌ユフ(八月マボロシ号さん)
夢で泳いだ空は 虹色
2019年7月4日投稿。八月マボロシ号さん新作。絵は、さいなかもなかさん。イントロからするりと入れる可愛いメロディ、だけど、どこか寂しいユフノポップです。夢の中をふわふわ泳ぐような曲想に、ユフさんのウィスパーボイスが調和して、抜群の聴き心地。歌詞をずっと読みこんでいくと、青春の焦燥も感じるのですが、それ以上に哀しい恋歌なのだなあ、と。
八月マボロシ号さんの作品、「真夏と追想」も好きだったんですが、以前の作品はニコ動では投稿者削除済みなんですよね……作者さんのポリシーなのでしょうけど、紹介できないのが何とも残念なのです。
(追記)
「真夏と追想」を取り上げた、約1年前のvocanoteを貼っておきます。
八月マボロシ号さん、PIAPROでは作品が残っていました。こっちは消さないでおいてくれると嬉しいなあ……
夏の夢を駆ける僕らは
誰かの背中追いかけていた
変わらない町 この毎日が
永遠にある そう信じていた
日が暮れても 笑いあってた
夕日の色を好きだと言えた
もう戻れない 幼い影が
無邪気に走り抜けていく
**
いかがでしたか?
琴線に触れる作品が、一つでも紹介出来ていれば幸いです。投稿者の皆様には尽きせぬ感謝を……他の紹介候補作も並べておきます。
それでは、今日はこの辺で失礼します。
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