見出し画像

映画とボカロ曲 10選


※トップ画像は、みんなのフォトギャラリーからお借りしました。


1月11日は、「塩の日」

「敵に塩を送る」という言葉の語源となった戦国時代の武将、上杉謙信と武田信玄の故事に由来する。1569年1月11日(旧暦)、上杉謙信の助けにより武田信玄のもとに塩が届いたという。(1月11日 - Wikipedia

ただ、このネタは去年にもうやっちゃってるんですよね。

一方、赤月ゆにちゃんの紹介は……

イラストと言われても範囲広いしなあ……印象的なサムネの作品を、などでもいいのだろうけど……

今回は、積み残していた宿題をやっていきましょうかね。


**


12月28日は、「シネマトグラフの日」。

1895年のこの日、パリでリュミエール兄弟が発明した世界初の映画であるシネマトグラフの初の商業公開が行われた。(12月28日 - Wikipedia
シネマトグラフ(フランス語: cinématographe)とは、世界初の撮影と映写の機能を持つ複合映写機である。世界初の実写映画の作成と映画を商業公開することで映画史に名を残した。1890年代に発明された。……(中略)……シネマトグラフを用いて、1894年に世界初の実写映画『工場の出口』(フランス語原題:La Sortie de l'usine Lumière à Lyon)が作成された。製作・監督はルイ・リュミエール、フランスのリヨンで撮影された、50秒ほどのモノクロ無声ドキュメンタリー映画である。(シネマトグラフ - Wikipedia

年末進行でやりそこなってたお題「映画」を回収に行きます。

ところが……映画関連のワードが多いのもありますが、調べてみると名曲が多くてですね。とても5選では収まらない……よし、今回は映画に関わるタイトルでボカロ10選、行ってみましょう。


**


1.重音テト / レイトショーの悪魔(物煎餅さん)

2019/10/10

物煎餅さん、テトの日2019作品にして現時点での最新作。トップに持ってこざるを得ませんでした。軽快で風の中を駆け抜けていくピアノポップ。レイトショーを巡る物語を語りながらハイレベルでまとめる、さすがは熟練のテトマスターです。


2.【鏡音リン】助手席ロードムービー【オリジナル曲】(OSTER projectさん)

2019/12/24

OSTER projectさん現時点での最新作は、可愛さを詰め込んだ渋谷系ポップメロディ。クリスマス百合曲……とはいってもミクさんが出てくるMVを観なければ、助手席に彼女を乗せてる普通のドライブソングなのですが。切ない気持ちに悶えるリンちゃんを見守っちゃいますね。


3.【初音ミク】キリトリシネマ【オリジナル曲】(綴。さん)

2019/8/19

綴。(てつ)さん、GUMI・ささらさんをメインで使われてるようですが、ミクさんやUTAU曲もありますね。紹介作のサムネは不気味にゆがんだテレビですが、哀愁を滲ませるもののノリが良いエレキポップです。クラップやアコギも良い味。300再生台では収まらないクオリティですよ……


4.carmine cinema - 雨歌エル(鯰畝さん)

2019/6/1

鯰畝(なまずうね)さん、雨歌エルちゃんで落ち着く曲調のポップスですが、不穏なMVと考え合わせると歌詞は暗喩的ながら物騒ですね……タイトルからして「紅色の映画」ですから。ナイフで切ったのは本当にテープなのか、駅で無くした花柄の傘とは何を意味するのか。否応なく想像を掻き立てられつつ、メロディが軽快に終わってしまうのを聴き届けるのです。


5.水音ラル - 映画(Consloさん)

2019/9/13

Consloさん、直球のタイトルですね。2分と短いながらセンスを凝縮したUTAUトロニカ。水音ラルさんの掠れ声も良い味出してます。丹念に組み立てられた構成をくりかえし味わってほしい作品。


6.僕のシネマ/雨月(空中るささん)

2016/6/1

空中るささん、聴く人を不思議な世界に招き入れてくれます。イノセンス界隈では良く名前が挙げられる方。台詞のように重ねられた詞曲の雰囲気も素晴らしい……未見の人はぜひ聴いてみてください。

2016~2017年にかけての投稿作のみですが、違う名義でも曲を作っておられると小耳に挟んだことがあります。


7.cinema / 初音ミクDark(risouさん)

雑音に混じって消えた雨音
まだ消えない昨日の残り香
排気ガスの色 暮れの空き地
『どれもこれもが大切ね』

2014/1/15

risou(ちんまりP)さん、綺麗で聴き入るポストロックバラードです。初音ミクDarkはこういう曲調にはぴったりですよね……今はもう隣にいない人を回想している歌詞ですが、まるで映画のような情景が次々と浮かぶ様が素晴らしい。


8.【IA】Short Film【オリジナル】(鈴木将太さん)

別れを告げられたあとに目の前の景色が走馬灯のようにうわーってなっている感じを想像しながら作りました。(投稿者コメントより)

2015/4/17

鈴木将太(Shaun the Sloth / Aquarel Studio)さん、こちらも別れ際に二人の情景を思い出している歌ですね。IAちゃんロックバラードも良い……しっとり聴き入るなあ。タイトル"Short Film"は、30分程度の短編映画の意です。


9.シネマチック・フィクション / 初音ミク(快晴Pさん)

独り言さえも響かない空に
憂鬱ごとぶん投げたらきっと清々
青春キネマ・レコード

2018/7/28

快晴Pさん。2008年からの古参Pさんですが、どちらかと言えば他の方の有名作品のmix/masteringや調声などで知られていますね。紹介作はオリジナル曲で、2015年のNew world以来約3年ぶりのオリジナル曲投稿。隠れた実力派であり、もっと評価されてほしいVOCAROCKです。ミニアルバム「シネマチック・フィクションズ」には、Eveさん歌唱verを収録。


10.MV - バッドエンドの映画は嫌いなんだ / *Luna feat.初音ミク(*Lunaさん)

2019/12/7

ラストは、*Lunaさんの新作。持ち味を存分に生かした爽やかなVOCAROCKです。これまで*Lunaさんの作品に登場したキャラクターたちが何人も登場しており、彼ら彼女らとの別れを描いている……のではありません。描かれた物語内での終着地点は、未だ見ぬゴールへの遥か手前でしかないと。旅を共に続けていきたいと歌っている作品です。


**


紹介したい作品はたくさんあるのですが、エンドロールが止まらなくなってしまいそうですので、この辺にしときます。

それでは、また。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?