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秋空とボカロ曲 5選


※トップ画像は、いらすとやさんから。


9月20日は、「空の日」

1910年に徳川好敏、日野熊蔵両陸軍大尉が代々木練兵場において日本初の動力飛行に成功した「航空日」にその起源を持つとのこと。なお実際には初飛行は12月で、時期を秋晴れの特異日にしたそうです。1992年に運輸省(現在の国土交通省)航空局が「空の日」へ改称。(9月20日 - Wikipedia

空といえば、約1年前にマイリスコンピさんの企画で、空サムネ10選をボカロ曲で選んだことがありました。

今回はどうしようかな。ちなみに、赤月ゆにちゃんの記念日紹介では「子どもの成長啓発デー」を宣伝してましたね……えらい。

そうですね……タイトルに空が入っている縛りだけでは、名曲が多すぎてとても選べないので、季節にちなんで「秋空」をテーマにしてみます。これで5選行ってみましょう。


1.【初音ミク】オリジナル曲「秋空」(yakohnePさん)

2008/1/11投稿。yakohnePさんは黎明期からの作者さん。ミクさんが歌う幼い恋心と別れの歌で、優しいメロディに聴き入ってしまう珠玉のピアノバラード。他の作品では、最初期のVOCALOID民族調曲「虹と花滴」も素晴らしく、ぜひ聴いてほしいところ。寡作な方でボカロ曲は2012年、クロスフェードは2015年で投稿が止まっていましたが、今年「虹と花滴」のセルフカバーを投稿されています……古参Pさんの消息が分かるのは嬉しいものです。


2.【IA】秋茜空に鳴く【オリジナル】(harukanaさん)

2017/1/15投稿。harukanaさん7作目にして代表作。サビ終わりから間奏でテンポを変えてくるのがテクニカルで、ピアノの旋律も美しくと、凝った技巧もまた好印象です。ボカロック好きなら聴いておくのが吉ですよ。


3.【鏡音レンオリジナル】秋夕と梟【四季四鳥シリーズ】(fukashiさん)

2017/10/20投稿。fukashiさんの四季四鳥シリーズ、第三弾。紅葉の美しい秋、燃える夕日に照らされた森に舞う梟を描いています。民族調風メロディですが、ドラマチックな迫力が感じられる作品。このシリーズをはじめとして、fukashiさんはもっと評価されてほしいです……


4.仕様の秋空 / 朝音ボウ(耳ロボPさん)

2017/5/22投稿。nwp8861(耳ロボP)さんのUTAUトロニカです。御伽囃子を思わせる朝音ボウちゃんの歌に、じわじわとノスタルジックな未来風景が浮かび上がってくるのが実に耳ロボPさんらしい構築。プログラム様式の呪文めいた歌声の反復が、遠くへ溶けるように終わっていきます。

耳ロボPさんも10年以上マイペースで、UTAU中心に楽曲を投稿されてます。もちろん代表作は「耳のあるロボットの唄」。曲名タグは500件以上と愛されています。


5.【緋惺】再会の秋空へ【UTAUオリジナル】(Leisureldさん)

2018/11/29投稿。Leisureldさんは、2016年3月デビューの緋惺(あけさと)マスターです。IAちゃんの作品もありますね。紹介作はとても優しく美しいバラードで、穏やかな夕暮れの空気の中で、あっという間に過ぎていく秋を想う曲になっています。緋惺(あけさと)の吐息のような歌い方が、じんわりと沁みて印象に残りました。


つい先日まで夏真っ盛りだったし、昼の暑さはなお厳しいものの、もう秋の色へと踏み入っていく時節になっています。うっとうしかった夏ですが、過ぎてしまえば懐かしくなるのも勝手なものですね……

マイリスコンピさんの10選も長いことやってないし、余裕があれば手を付けていきたいですが、さてはて。今日はこの辺にしておきます。

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