レッグウェアを買う時のルール
今までに買って体に合わなくて捨てたタイツの数を合計すると何十本にもなる。
一足1500円とすれば、10足で15000円。これまで数万円をムダにしてきたと思う。
脚にコンプレックスがあるからこそ、レッグウェアにこだわって色々試してしまう。
買う時は、「これなら、ちょっとは脚が良く見えるだろう」と思って買うのだけどそれは幻想で、私の脚のような代物は、ダークな色味、基本は黒、が妥当であることを、十年くらいかけて納得、受容した。
たまに黒以外も履きたくなるので、他にダークブルー、チャコールグレー、臙脂、メランジブラウンを持っている。冬にロングスカートかガウチョパンツに合わせてはいている。
脚がキレイだったら柄ものも楽しみたいけれど、それはもう、今回の人生では諦めている。出先で入ったトイレで見苦しい自分の姿を再確認する方が落ち込むので。
靴下の方は、無地の黒、グレー、紺の、コットン素材がメインのハイソックス、ショートソックス、タイツを揃えて着まわしている。
今は、靴下は靴下屋のもの、タイツはFALKEとピエールマントゥーを愛用している。
タイツのこの二ブランドは高いといえば高いけど、耐久性と着心地の良さを考えると値段のもとはとれる。それに、私は背が高いのでタイツは、日本のものが合わないことが多い。
靴遍歴のところで25cmの靴がなかなか見つからなかったと書いたけど、それはタイツも同じで、私が10代の頃、2000年代はこれを書いている2010年代後半~2020年代に比べてもっとトールサイズのものが少なかった。
日本のサイズ表記でLのものってだいたい165cmまで。私はそれでは小さい。
地方だからLLって仕入れが極少なのか、全く無かったのだと思う。
Lを買って、普通に履くと股下が太ももの途中にくるから、そこからさらにつま先からちょっとずつ生地を伸ばして合わせていた。
私と同じ身長でも華奢で脚が細い人ならLでも履けるのかも。でも、残念ながら、私は、太ってなくても、脚は細くないのだ。悲しい。
靴下屋でいっぱい靴下を買ってきて、今も買っているが、靴下屋は足が大きい人用のものは色数が限られていたりするので、そこが嫌い。
たとえば、上に上げた、「つま先五本指靴下」は、足が小さい人用のものはミントグリーンとかライラックがあったのに(2019年時点)、大きい人用のものにはその色の選択肢がない。
でも、靴下の質はいいので買っている。
靴下屋では、タイツは、私が欲しいと思い描くようなものはこれを書いてる時点では売ってない。
レッグウェアに関しても靴と同じく、15年間ほど自分なりに色々試したおかげで20代後半からは新奇なものを欲しいと思わなくなった。
欠点があるからこそ、自分の欠点を嫌というほど知って、自分の着るものが固まったのだと思う。
一周回ってごく普通のレッグウェアワードローブに落ち着いた。