自分のスタイルが固まって、20代半ばからファッション誌を読まなくなった

服屋に行かなくなったのと時を同じくして、ファッション誌もあまり読まなくなっていった。
自分に何が似合って何が似合わないのかが判断できるようになって、自分のスタイルが確立されてくると、雑誌を参考にすることがなくなったからである。

20代半ばからは、ファッション誌を買うとしても年に数回、コレクション誌しか買わなくなった。
これは、自分の参考にするというよりも、自分の好みのモード出てるかな~という気持ちで買っている。
ファッション誌というものは基本カタログだけど、コレクション誌は「買えないカタログ」。手の届かない世界だから今も夢が描けるのでたまに買っている。
コレクションはネットでもチェックできるけれどネットだと自分の好みのブランドとかデザイナーだけ見ることになってしまう。
雑誌だとひととおり網羅しているので紙媒体の方が良い。
興味がないブランドでも、一応紙面でチェックするし、気に入ったルックを切り取って自分のスクラップブックに貼れるし。

ファッション誌を見て、「こういう格好がしたいなあ」と思い描けるのは、それが自分に似合うか似合わないかはっきり分からない状態だったからこそだと今にして思う。
誌面を見てすぐに「これは自分には似合わない」と分かるようになってしまうと、夢は描けない。だから、ファッション誌が参考にならなくなってしまった。

私は、ファッション誌は大人のための絵本みたいだと思ったりする。夢を与えるためのビジュアル本だから。
蛇足ながらファッションよりもお金がかかる美的趣味がインテリアだと思う。規模が服とは比較にならない。だからインテリア誌の方がファッション誌よりも高いのかな!


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