退職を切り出す、ということ

2年くらい前から退職を意識し始め、1年前には退職一択で考えるようになりました。しかしまだ退職を会社へ切り出せず現在に至ります。

母親が年を取り、まだ歩けるもののそれほど長い距離を歩けなくなり、自分も独り身で今後の事を考えると、これまでしてこなかった家族への寄り添いをしていかなければ、が最大の理由です。
その為、1年前に実家に近い現在地へ引っ越しましたが逆に職場が遠くなりました。
電車と徒歩で片道1時間は越え、最近は毎日のように帰りの電車が遅れ、帰りは1時間半かかることもザラです。
職場はコロナ禍でリモートできる流れが広がったものの、まだまだ出勤が正義の風潮で、設備管理等仕事柄「出てきてナンボ」の自分はリモートは暗黙のうちに許されない状況にあります。配置転換しても結局一定頻度遠くへ出勤しなくてはならず、53歳という年齢もあり職場から遠い実家周辺に値を下ろして暮らしていきたいと考えるようになりました。
親の年齢と自分の年齢と考えた時、定年までここで働くという選択肢が全く浮かばず、逆に今この数年間を逃すと一生後悔する!と思い、定年まで数年残して退職する事には何の躊躇もありません。
退職金は?となりますが、これまで独り身での蓄財もあり、また自分は34歳での中途入社だしで金額的にアテにはしていないです。
こうなれば退職一択だろ、となり自分の気持は1年前から全く動いていませんが、ただ「退職の切り出し」ができずにいます。
途中で辞めるという事が「逃げ」「悪」「落伍者」「迷惑」などの感情が押し寄せまた「引き止めにあった時の対応の面倒さ」などもひとりで考えては堂々巡りの毎日です。
自分の中では「社会人として30年働いたし、今の会社の世界でも25年働いたからもういいだろう」なのですが、それに対して周りに「そうだねお疲れさん、これからは好きなように生きてね」という人など、一人もいない事も切り出しを遅らせる原因です。
今日はこの辺にしたいと思いますが、追記は次の記事にて。自分の気持ちの整理がてら書かせて頂きました。

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